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19話
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その日、しのは朝から不機嫌だった。
不機嫌な表情のまま姉と一緒に田んぼに向かい、不機嫌な表情のまま他の村人と一緒に稲刈りに参加し、不機嫌な表情のまま姉から渡された稲の束を干す。
空は雲一つない秋晴れ、気持ち良さそうに飛ぶ無数のトンボを見るのが心地いい。
だが、秋の空は気まぐれだ。
一昨日は雨が降り、稲刈りを中止しなければならなかった。
しかも、朝夕と冷える日が続いてきたので、間もなく霜が降りる頃だろう。
この晴天を逃しては、いい米を収穫できない。
それならばと、村人総出で稲刈りを終わらすために、姉に連れられ働きに出ているのだ。
姉のときは、もう大人と同じくらいの体格で、日頃の農作業の成果もあり十分な働きが期待できる。
しのは子供だが、稲の束を運んだり脱穀くらいならできる。
というわけで、しのは朝から姉に叩き起こされ、朝食の雑炊は一杯しか食べられなかった。
そのため、ずっと不機嫌なままなのだ。
「せめてもうちょっと寝てたかった・・・」
人さらいの騒動が終わり、しのは大事を取って何日か畑仕事をせずにブラブラしながら生活していたが、姉のときがそれではいけないと思い、今朝しのを叩き起こした。
「ほら起きて!今日はたくさんやることがあるんだから!」
手のひらで体をバンバン叩かれ、うまそうな雑炊の匂いをかがされては起きるしかなかった。
だるそうに体を起こし、目の前に突きつけられた椀に入った雑炊をすすり、眠い目をこすりながら姉に急かされ家を出たしのは、騙された!と思った。
「ねえちゃん、せめてなにか言えよ!こんなの詐欺だろ!」
「詐欺なもんですか、ここ数日は食っちゃ寝食っちゃ寝ばかり。食べた分働く、それが家の家訓です」
「ならアタイの働く場所はここじゃねぇ、薪割りのほうが好きだから帰るわ」
「それにね、しのがそばで頑張ってくれたら、私いくらでも頑張れる気がするの」
澄まし顔の姉が憎い。
しのの使い方を覚えたときは、こうやってしのにお願いすることがある。
その顔を見るたび、しのは自分がなんとかせねば、という謎の使命感に駆られてしまい、姉の思う通りに動かざるを得ないのだ。
もっとも、そんなことはごくごく稀で、しののために他の村人と交流を持たせたいと考えただけなので、知らないのはしのだけだ。
というわけで、ブスッとしたまま、しのは律儀に稲の束を運んだ。
稲は刈り取った直後、すぐに脱穀はできない。
竹竿のように横に固定した木や竹に稲の束を掛けて、しばらく乾燥させる。
そうすることで簡単に脱穀でき、長期保存できるようにもなる。
この、必ず乾燥させるという手間が必要で、空の気まぐれで雨が降ることもある今の時期は、まさに時間との勝負。
今日のように天気がいいときは、できるだけ収穫を進めなければいけない。
もしも稲が雨で濡れてしまうと、収穫は数日お預けを食らう。
なので、大人たちは刈り取りを、体の小さな子どもたちは稲の束を干す作業に専念している。
もちろん、黙々と作業しているのではなく、山向こうから雉の鳴き声が聞こえると、
「おお、鳴いてるなぁ、今日は雉鍋かなぁ」
「それはいいなぁ」
「雉よりネズミの方が捕りやすいぞ」
「ばぁか、あんなの小さくて骨ばっかりで食べにくいだけだ」
などと、呑気な会話をすることもある。
雉鍋が食えるならさっさと食わせてくれや、こちとらもう足が棒になりそうだ。
黙々と稲の束を運んでいたしのは、そろそろ疲れて悪態をつきたい頃合いだった。
まだ昼にもなっていなかったが、休憩することなく稲の束を運んでいたのでクタクタ。
ここ数日、まともに動いていなかったのもあるかもしれないが、このまま動き続けては力尽きると思い、隙を見て田んぼの端に腰を下ろす。
汗ばんだ手は稲やら草の残骸が引っ付いていて、着物でゴシゴシ擦る。
胸元は汗が垂れている感触があるので、襟元を少し開けて涼しい風をあてる。
腰掛けた場所から見える田んぼ全てに、村人がいる。
こんなにいたのか、と思うと同時に田んぼが広すぎるので、本当に終わるのかよ、とも思ってしまう。
それでも、村全体の3分の2の刈り取りは終わったように見える。
「大したもんだよな・・・」
前世では町で生まれ育ったし、結婚してからはじいさんとに農作業を任せていたので、米をどうやって作るのか知らなかった。
こんな手間がかかっていると初めて知ったし、米が高級品なのもなんとなくわかる気がした。
それにしても、姉を含め村の大人たちはまだ休憩する気配がない。
「百姓って丈夫なんだな・・・」
これくらい毎年できなければ、百姓としては生きていけないのだろう。
しのは子どもの体なので、まだまだ大人と同じように比べられないが、今日やった作業だけで心が諦めそうになっている。
「この米だって、アタイらが全部食べるんじゃないのに・・・」
これだけ働いても米は年貢として納められ、ほとんど口にすることができないなら、百姓以外の働き方を考えてもいいんじゃないか?と考えてしまう。
なら何をすればいいか・・・?
しのが思案していると、一人の子供が近づいてきた。
「サボるなよ、しの、刈り取ったものは今日中に干さなきゃいけないんだから」
こいつは与四郎。
しのと同い年の男の子で、一緒に稲の束を運ぶ子どもたちのまとめ役みたいなことをしている。
与四郎は、最近しのが変わったような気がして落ち着かなかった。
前は、村の子どもたちと一緒になって遊んでいたのに、姉の騒動があってからは一人で行動するようになった。
与四郎はそれが気に入らない。
自分たちが蔑ろにされている気がするし、置いてけぼりにされている気もする。
しのへ直接会いに行こうかとも思ったが、母親からしばらくそっとしておけ、とも言われていたので、自分から声を掛けたのは今日が久しぶりだった。
久々に見たしのは、今まで見たことがないようなブスッとした表情で作業に参加していた。
仕事はちゃんとしていたので、与四郎自身、しのにどうやって声をかけたらいいか、分からない。
しのが自分たちから離れ、ひとり座っているのを見つけて、やっと話しかけられた。
それが小言のようになってしまい、やっちまったかも、と与四郎はビビっていたが、
「ちょっと休んでいただけさ、ずっと動きっぱなしだったんだから、ちょっとくらいいいだろ」
そこまで不機嫌そうではない様子だったので、ホッと胸をなでおろした。
だが、最近のしのの変わりようが不満だったので、思わずその気持ちをぶつけてしまう。
「疲れているのはみんな同じだろ、自分だけ休もうなんてずるいぞ」
「あぁ?」
与四郎の言葉を聞いたしのは、思わず眉間にシワを寄せる。
「ちょっとだけって言ったろ!こっちは水も飲んでないんだぞ!」
「俺だって飲んでない!そうやってときねえちゃんにばっかり働かせて、今みたいにサボる気だったんだろ!」
「てめぇに関係あんのかよ!」
思わず言い争いになってしまったが、手を止めて腰を伸ばしていた大人たちから、
「あれまぁ、またしのと与四がケンカしてら」
「お前らほんとうに飽きねぇなぁ」
「ちいせぇ頃は、鼻くそ交換し合ってたからなぁ。そら仲いいべ」
アハハハハと笑われ、言い争いを中止する。
与四郎は自分たちの幼いケンカを見られ、恥ずかしくなって俯く。
一方しのは、
「鼻くその交換って、なんでそんなことしてたんだ」
と、過去の自分に絶望していた。
「戻ろうぜ」
「おう・・・」
二人とも、先程の威勢が吹き飛んでしまったので、大人しく作業に戻る。
お天道様がようやくてっぺんまで登ったところで、昼休憩になった。
それぞれ家に帰り、昼飯をかき込んでから稲刈りを再開することに。
再開後、しのは脱穀を手伝って欲しいと依頼された。
「最初に刈り取った分がちょうどいい頃合いなんだ。ときと離れて作業するが、いいか?」
「アタイは別にいいけど」
ときを見ると、こくりと頷く。
「そっちも人手が足りないんでしょ。こっちが終わったら迎えに行くから、行っておいで」
姉の承諾をもらい、脱穀している所へ向かう。
場所は、庄屋の庭先らしい。
この村では、収穫した米を庄屋の所へ集め、そこから年貢として納めている。
ならば、庄屋の所で脱穀以降の作業をしてしまった方が手っ取り早いので、この時期の庄屋の屋敷は大にぎわいだという。
「そういえば、あれ以来庄屋の所に行ってなかったな・・・」
それどころか、しのは庄屋に対して借りがある。
自分と姉を捜索してくれたという借りが。
しのは、借りを作ったままというのが嫌いだ。
相手からどんな要求をされるか、分からないからだ。
だが、今回は姉妹共々命を助けてもらったこともあるし、常識はずれなこと以外なら、何でもやるしかない。
「この村で、顔を合わせないで生きて行くなんてできないだろうしな・・・」
少し気が重いが、一歩踏ん張って庄屋の門をくぐった。
不機嫌な表情のまま姉と一緒に田んぼに向かい、不機嫌な表情のまま他の村人と一緒に稲刈りに参加し、不機嫌な表情のまま姉から渡された稲の束を干す。
空は雲一つない秋晴れ、気持ち良さそうに飛ぶ無数のトンボを見るのが心地いい。
だが、秋の空は気まぐれだ。
一昨日は雨が降り、稲刈りを中止しなければならなかった。
しかも、朝夕と冷える日が続いてきたので、間もなく霜が降りる頃だろう。
この晴天を逃しては、いい米を収穫できない。
それならばと、村人総出で稲刈りを終わらすために、姉に連れられ働きに出ているのだ。
姉のときは、もう大人と同じくらいの体格で、日頃の農作業の成果もあり十分な働きが期待できる。
しのは子供だが、稲の束を運んだり脱穀くらいならできる。
というわけで、しのは朝から姉に叩き起こされ、朝食の雑炊は一杯しか食べられなかった。
そのため、ずっと不機嫌なままなのだ。
「せめてもうちょっと寝てたかった・・・」
人さらいの騒動が終わり、しのは大事を取って何日か畑仕事をせずにブラブラしながら生活していたが、姉のときがそれではいけないと思い、今朝しのを叩き起こした。
「ほら起きて!今日はたくさんやることがあるんだから!」
手のひらで体をバンバン叩かれ、うまそうな雑炊の匂いをかがされては起きるしかなかった。
だるそうに体を起こし、目の前に突きつけられた椀に入った雑炊をすすり、眠い目をこすりながら姉に急かされ家を出たしのは、騙された!と思った。
「ねえちゃん、せめてなにか言えよ!こんなの詐欺だろ!」
「詐欺なもんですか、ここ数日は食っちゃ寝食っちゃ寝ばかり。食べた分働く、それが家の家訓です」
「ならアタイの働く場所はここじゃねぇ、薪割りのほうが好きだから帰るわ」
「それにね、しのがそばで頑張ってくれたら、私いくらでも頑張れる気がするの」
澄まし顔の姉が憎い。
しのの使い方を覚えたときは、こうやってしのにお願いすることがある。
その顔を見るたび、しのは自分がなんとかせねば、という謎の使命感に駆られてしまい、姉の思う通りに動かざるを得ないのだ。
もっとも、そんなことはごくごく稀で、しののために他の村人と交流を持たせたいと考えただけなので、知らないのはしのだけだ。
というわけで、ブスッとしたまま、しのは律儀に稲の束を運んだ。
稲は刈り取った直後、すぐに脱穀はできない。
竹竿のように横に固定した木や竹に稲の束を掛けて、しばらく乾燥させる。
そうすることで簡単に脱穀でき、長期保存できるようにもなる。
この、必ず乾燥させるという手間が必要で、空の気まぐれで雨が降ることもある今の時期は、まさに時間との勝負。
今日のように天気がいいときは、できるだけ収穫を進めなければいけない。
もしも稲が雨で濡れてしまうと、収穫は数日お預けを食らう。
なので、大人たちは刈り取りを、体の小さな子どもたちは稲の束を干す作業に専念している。
もちろん、黙々と作業しているのではなく、山向こうから雉の鳴き声が聞こえると、
「おお、鳴いてるなぁ、今日は雉鍋かなぁ」
「それはいいなぁ」
「雉よりネズミの方が捕りやすいぞ」
「ばぁか、あんなの小さくて骨ばっかりで食べにくいだけだ」
などと、呑気な会話をすることもある。
雉鍋が食えるならさっさと食わせてくれや、こちとらもう足が棒になりそうだ。
黙々と稲の束を運んでいたしのは、そろそろ疲れて悪態をつきたい頃合いだった。
まだ昼にもなっていなかったが、休憩することなく稲の束を運んでいたのでクタクタ。
ここ数日、まともに動いていなかったのもあるかもしれないが、このまま動き続けては力尽きると思い、隙を見て田んぼの端に腰を下ろす。
汗ばんだ手は稲やら草の残骸が引っ付いていて、着物でゴシゴシ擦る。
胸元は汗が垂れている感触があるので、襟元を少し開けて涼しい風をあてる。
腰掛けた場所から見える田んぼ全てに、村人がいる。
こんなにいたのか、と思うと同時に田んぼが広すぎるので、本当に終わるのかよ、とも思ってしまう。
それでも、村全体の3分の2の刈り取りは終わったように見える。
「大したもんだよな・・・」
前世では町で生まれ育ったし、結婚してからはじいさんとに農作業を任せていたので、米をどうやって作るのか知らなかった。
こんな手間がかかっていると初めて知ったし、米が高級品なのもなんとなくわかる気がした。
それにしても、姉を含め村の大人たちはまだ休憩する気配がない。
「百姓って丈夫なんだな・・・」
これくらい毎年できなければ、百姓としては生きていけないのだろう。
しのは子どもの体なので、まだまだ大人と同じように比べられないが、今日やった作業だけで心が諦めそうになっている。
「この米だって、アタイらが全部食べるんじゃないのに・・・」
これだけ働いても米は年貢として納められ、ほとんど口にすることができないなら、百姓以外の働き方を考えてもいいんじゃないか?と考えてしまう。
なら何をすればいいか・・・?
しのが思案していると、一人の子供が近づいてきた。
「サボるなよ、しの、刈り取ったものは今日中に干さなきゃいけないんだから」
こいつは与四郎。
しのと同い年の男の子で、一緒に稲の束を運ぶ子どもたちのまとめ役みたいなことをしている。
与四郎は、最近しのが変わったような気がして落ち着かなかった。
前は、村の子どもたちと一緒になって遊んでいたのに、姉の騒動があってからは一人で行動するようになった。
与四郎はそれが気に入らない。
自分たちが蔑ろにされている気がするし、置いてけぼりにされている気もする。
しのへ直接会いに行こうかとも思ったが、母親からしばらくそっとしておけ、とも言われていたので、自分から声を掛けたのは今日が久しぶりだった。
久々に見たしのは、今まで見たことがないようなブスッとした表情で作業に参加していた。
仕事はちゃんとしていたので、与四郎自身、しのにどうやって声をかけたらいいか、分からない。
しのが自分たちから離れ、ひとり座っているのを見つけて、やっと話しかけられた。
それが小言のようになってしまい、やっちまったかも、と与四郎はビビっていたが、
「ちょっと休んでいただけさ、ずっと動きっぱなしだったんだから、ちょっとくらいいいだろ」
そこまで不機嫌そうではない様子だったので、ホッと胸をなでおろした。
だが、最近のしのの変わりようが不満だったので、思わずその気持ちをぶつけてしまう。
「疲れているのはみんな同じだろ、自分だけ休もうなんてずるいぞ」
「あぁ?」
与四郎の言葉を聞いたしのは、思わず眉間にシワを寄せる。
「ちょっとだけって言ったろ!こっちは水も飲んでないんだぞ!」
「俺だって飲んでない!そうやってときねえちゃんにばっかり働かせて、今みたいにサボる気だったんだろ!」
「てめぇに関係あんのかよ!」
思わず言い争いになってしまったが、手を止めて腰を伸ばしていた大人たちから、
「あれまぁ、またしのと与四がケンカしてら」
「お前らほんとうに飽きねぇなぁ」
「ちいせぇ頃は、鼻くそ交換し合ってたからなぁ。そら仲いいべ」
アハハハハと笑われ、言い争いを中止する。
与四郎は自分たちの幼いケンカを見られ、恥ずかしくなって俯く。
一方しのは、
「鼻くその交換って、なんでそんなことしてたんだ」
と、過去の自分に絶望していた。
「戻ろうぜ」
「おう・・・」
二人とも、先程の威勢が吹き飛んでしまったので、大人しく作業に戻る。
お天道様がようやくてっぺんまで登ったところで、昼休憩になった。
それぞれ家に帰り、昼飯をかき込んでから稲刈りを再開することに。
再開後、しのは脱穀を手伝って欲しいと依頼された。
「最初に刈り取った分がちょうどいい頃合いなんだ。ときと離れて作業するが、いいか?」
「アタイは別にいいけど」
ときを見ると、こくりと頷く。
「そっちも人手が足りないんでしょ。こっちが終わったら迎えに行くから、行っておいで」
姉の承諾をもらい、脱穀している所へ向かう。
場所は、庄屋の庭先らしい。
この村では、収穫した米を庄屋の所へ集め、そこから年貢として納めている。
ならば、庄屋の所で脱穀以降の作業をしてしまった方が手っ取り早いので、この時期の庄屋の屋敷は大にぎわいだという。
「そういえば、あれ以来庄屋の所に行ってなかったな・・・」
それどころか、しのは庄屋に対して借りがある。
自分と姉を捜索してくれたという借りが。
しのは、借りを作ったままというのが嫌いだ。
相手からどんな要求をされるか、分からないからだ。
だが、今回は姉妹共々命を助けてもらったこともあるし、常識はずれなこと以外なら、何でもやるしかない。
「この村で、顔を合わせないで生きて行くなんてできないだろうしな・・・」
少し気が重いが、一歩踏ん張って庄屋の門をくぐった。
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