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3話
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腹に苦い思いを抱えた人々が、道の先を見つめている。
この嫌な雰囲気を吹っ切るためか、誰かが思いついたように、
「さて、そろそろ夕飯の支度をしないと、暗くなっちまう」
と言ったのをきっかけに、集まった人々は解散しようとしていた。
ある中年女は、
「徳次さん、泊るところあるかい?良かったらうちに来る?」
「ありがたい、この後、探そうとしてたところなんですよ、じゃあ、お言葉に甘えて」
と声を掛け、見事、徳次を獲得。
集まった人々を眺めた庄屋は、ため息をついて家に戻ろうとしていたところ、「姉」が声をかける。
「あの庄屋様、今年はいい芋ができましたので、よかったら食べてください」
そういうと、背負っていた籠の中身を見せた。
大きな親芋が何個も入っている籠を見た庄屋は、先程までとは打って変わって柔らかく微笑み、
「ああ、大きさもよくていい芋だ、よく頑張ったものだ、さっそくいただこうかね」
といい、「姉」を家の庭まで案内し、乾燥させるために芋を転がしておいてほしいという。
え?あのたくさんの親芋を庄屋にやるって?育てたのは「姉」だろう?
野郎は何一つ手伝っていないじゃないか!
ちょっと待てよ!そんなに取り出すんじゃない!
「姉」がゴロゴロと親芋を籠から出していると、今帰ろうとしていた中年女たちも興味を持ったのか、集まってくる。
「ときちゃん、これはよくできた芋だね、いい腕してるよ」
「ありがとうございます、よかったら皆さんも食べてください」
「姉」からおすそ分けの許可が出た途端、中年女たちははしゃぎながら芋を選び、それぞれ抱えて帰っていった。
残った親芋は、籠の中にある三個のみ。
籠いっぱいにあった親芋が、たったの三個。
おい、アタイ等の取り分がほとんどないじゃないか!なんてことしてくれやがる!
アタイが唖然としていると、姉はアタイの手を引き、
「それじゃ庄屋様、今日はこれで」
「ああ、気を付けてお帰り」
「はい、徳次さん、明日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、お父さんによろしく」
と、庄屋を後にした。
アタイは、今起きたことが飲み込めないまま、「姉」に手を引かれ家へと帰る。
こちらの様子を知ってか知らずか、「姉」はえらく上機嫌だ。
「良かったね、皆喜んでくれたよ!しのも食べたいでしょ?すぐに煮ようね」
「姉」の浮かれた声に苛立ち、つないだ手を払いのけて大声で詰め寄る。
「なんてことしたんだ?!あんなに良い芋なら売り物になるし、何より、自分たちが冬の間に食べるために育てたものを人にあげちまうなんて、こっちが飢え死にしちまうだろうが!!」
アタイの怒声にキョトンとする「姉」。
「しの、そんなに食べたかったの?」
「そうじゃねぇ!!」
村の中でしか生きてこなかったせいか?ずいぶん考えが軽い。
こんなんじゃ、周りがしなくていい苦労をするだろうがよ!
何も考えていないような言動に、イライラが止まらない。
「アタイ等は田んぼや畑で採れたもので生活してるんだろ、行商で得た金はいざというときに貯めておくもので、普段使うものじゃねぇ。だから、食いっぱぐれないよう、なるべく多くの種類の作物を育てて、戦だ、天災だってときに飢えないように備えるんじゃねぇか!」
「姉」はアタイの目線まで跪き、目線を合わせる。
「特に、芋なんて日持ちもするし、冬の備えに欠かせない。それを分かっていて、同じ村の奴だから、世話になってるからって、ほとんどあげちまうのはお人好しにもほどがあるぜ!他人はいざというときに何もしてくれないのに、そんなにいい顔したいってぇのか?!」
「あんた、そんなこと考えてたの?」
「なんだよ、悪いかよ!食えなくなるってのはとんでもない地獄だ、誰もが経験したくない。だから飢えないように日々努力するんだろ。その努力の結果を、簡単に他人に渡すだと?!呆れてものも言えないぜ、今頃、芋をもらった連中はバカにして笑っている頃さ」
「しの!よく聞きなさい」
言いたいことぶつけたと思ったら、「姉」が怖い顔をして睨んでいた。
この姉ちゃん、こんな顔できたんだと、ビビッて見つめてしまう。
「姉」はアタイの肩に手を置き、ゆっくり話し始めた。
「あの芋が採れた畑はね、私のものでも、おっとうのものでも、ウチの一族のものでもない、庄屋様のものなの」
「・・・は?庄屋がタダ働きさせて、アタイ等の取り分を奪い取ってるって訳かい?」
「あんたには今まで教えなかったけど、今、話しておくわね。おっかぁが死んだ頃、あんたはまだ歩き始めたばかりだったし、働き手はおっとう一人だけ。ウチが持ってる畑は小さくて、親子三人で食べていくことはできなかった。けど、私はそこそこ大きくなってたから、庄屋様が持っている畑を使っていい、そこで育ったものは自分たちで食べるなり、売るなり自由にしていいと言って貸してくれたの。それも、タダでね」
年頃の娘に似つかわしくない、苦労の跡だらけの手に、力が込められる。
「それだけじゃなく、庄屋様は村中の大人たちに頼み込んで、私に畑の耕し方や作物の作り方、豆や野菜の種まで分けてくれたの。私は畑を耕してそれらを育てて、その間、村の人達はしのの面倒まで見てくれて・・・そのおかげで、収穫した作物を食べさせることができたから、しの、あなたはここまで大きくなれたのよ」
突然の「姉」の話を聞き、なぜか視界に入る村人の姿を見たくなくて、うつむいてしまう。
「村の全員が余裕のある暮らしをしているわけじゃないし、タダで使っていることに不満を持っている人がいるかもしれない、私達のことだって、見てみぬふりをすることもできた。でも、誰一人そんなことしないでくれた。私達がここまで育つことができたのは、村の皆の好意のおかげ。決して、自分一人で育ったわけじゃない」
「だからって、アタイ等が食べる分が少なくなっていいわけ無いだろ・・・」
「そうだね、自分たちが作ったんだから、自分たちだけでお腹いっぱい食べてもいいかもしれない。でもね、美味しいものを独り占めしても、美味しくないんだよ」
「何それ、どういう意味?」
「私が初めて畑を耕す時、皆、これが一番美味しいからって種を分けてくれたの。最初は私もよくわからなかったけど、初めて収穫したものを食べたとき、ああ、美味しいものを食べて、一緒に喜びたかったんだって分かった」
美味しいものを食べて、喜びたい?そんなの初めて聞いた。
この女は何を言ってるんだ?
「それがないと、人ってどれだけお腹いっぱい食べることができても美味しくないのよね。多分、一人で畑を耕して、一人でご飯を作って食べてたら気づけなかった。庄屋様や村の皆に教えてもらったから、私も喜んで欲しくて、もらったものを返してる。だから、できた作物を皆にあげてるの」
アタイのほっぺたをなでながら、「姉」は微笑む。
「しの、今は分からないかもしれないけど、あなたが大きくなったとき、そのありがたさに気づく時が来る。だから、今言ったことは絶対に忘れないでね」
全然わからない、人は自分が一番大事で、何かあった時のために備えなきゃいけないのに、誰かと喜びたいから分け与えるって、村中狂ってんのか?
他人が、いざというとき何をしてくれるって言うんだ!
胸の奥に変なしこりが残ったまま、アタイは「姉」を睨みあげる。
「村の連中が裏切って、金になるからってアタイ等を人さらいに売り飛ばすかもしれない、その時のために育ててるかもしれないってのに、なんでそんなにお気楽に考えられるんだ?」
「姉」は困ったように首を傾げる。
「裏切る、裏切らないっていうのはよくわからないけど、そんなことがあったらその時考えればいいわ。それに、人は困った時助けてくれるんだから、そんなに悪く言うもんじゃありません」
ピシャリと「姉」に叱られ、またうつむきたい気持ちになった。
なんでアタイばかり嫌な気持ちにさせられるんだ、こっちは正しいことを言っているんだぞ。
困ったときに助けてくれる?そんな保証がどこにある!
そんなこと言えるような勢いはなくなり、口を尖らせモジモジするしかない。
立ち上がった「姉」は、さっきの機嫌のいい口調に戻っている。
「さあ、おっとうがお腹を空かせて待ってるだろうから、早く帰りましょ」
さっきと同じように「姉」が手を差し出すが、残ったモヤモヤのせいでどうしてもつなぐことができない。
また困った顔をした「姉」は前を向き、歩き出す。
その後を、少し距離をおいてアタイが歩く。
なんだか隠れてしまいたいような、誰にも見られたくないような居心地の悪さを引きずったまま家に着き、夕飯の支度をすることになった。
この嫌な雰囲気を吹っ切るためか、誰かが思いついたように、
「さて、そろそろ夕飯の支度をしないと、暗くなっちまう」
と言ったのをきっかけに、集まった人々は解散しようとしていた。
ある中年女は、
「徳次さん、泊るところあるかい?良かったらうちに来る?」
「ありがたい、この後、探そうとしてたところなんですよ、じゃあ、お言葉に甘えて」
と声を掛け、見事、徳次を獲得。
集まった人々を眺めた庄屋は、ため息をついて家に戻ろうとしていたところ、「姉」が声をかける。
「あの庄屋様、今年はいい芋ができましたので、よかったら食べてください」
そういうと、背負っていた籠の中身を見せた。
大きな親芋が何個も入っている籠を見た庄屋は、先程までとは打って変わって柔らかく微笑み、
「ああ、大きさもよくていい芋だ、よく頑張ったものだ、さっそくいただこうかね」
といい、「姉」を家の庭まで案内し、乾燥させるために芋を転がしておいてほしいという。
え?あのたくさんの親芋を庄屋にやるって?育てたのは「姉」だろう?
野郎は何一つ手伝っていないじゃないか!
ちょっと待てよ!そんなに取り出すんじゃない!
「姉」がゴロゴロと親芋を籠から出していると、今帰ろうとしていた中年女たちも興味を持ったのか、集まってくる。
「ときちゃん、これはよくできた芋だね、いい腕してるよ」
「ありがとうございます、よかったら皆さんも食べてください」
「姉」からおすそ分けの許可が出た途端、中年女たちははしゃぎながら芋を選び、それぞれ抱えて帰っていった。
残った親芋は、籠の中にある三個のみ。
籠いっぱいにあった親芋が、たったの三個。
おい、アタイ等の取り分がほとんどないじゃないか!なんてことしてくれやがる!
アタイが唖然としていると、姉はアタイの手を引き、
「それじゃ庄屋様、今日はこれで」
「ああ、気を付けてお帰り」
「はい、徳次さん、明日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、お父さんによろしく」
と、庄屋を後にした。
アタイは、今起きたことが飲み込めないまま、「姉」に手を引かれ家へと帰る。
こちらの様子を知ってか知らずか、「姉」はえらく上機嫌だ。
「良かったね、皆喜んでくれたよ!しのも食べたいでしょ?すぐに煮ようね」
「姉」の浮かれた声に苛立ち、つないだ手を払いのけて大声で詰め寄る。
「なんてことしたんだ?!あんなに良い芋なら売り物になるし、何より、自分たちが冬の間に食べるために育てたものを人にあげちまうなんて、こっちが飢え死にしちまうだろうが!!」
アタイの怒声にキョトンとする「姉」。
「しの、そんなに食べたかったの?」
「そうじゃねぇ!!」
村の中でしか生きてこなかったせいか?ずいぶん考えが軽い。
こんなんじゃ、周りがしなくていい苦労をするだろうがよ!
何も考えていないような言動に、イライラが止まらない。
「アタイ等は田んぼや畑で採れたもので生活してるんだろ、行商で得た金はいざというときに貯めておくもので、普段使うものじゃねぇ。だから、食いっぱぐれないよう、なるべく多くの種類の作物を育てて、戦だ、天災だってときに飢えないように備えるんじゃねぇか!」
「姉」はアタイの目線まで跪き、目線を合わせる。
「特に、芋なんて日持ちもするし、冬の備えに欠かせない。それを分かっていて、同じ村の奴だから、世話になってるからって、ほとんどあげちまうのはお人好しにもほどがあるぜ!他人はいざというときに何もしてくれないのに、そんなにいい顔したいってぇのか?!」
「あんた、そんなこと考えてたの?」
「なんだよ、悪いかよ!食えなくなるってのはとんでもない地獄だ、誰もが経験したくない。だから飢えないように日々努力するんだろ。その努力の結果を、簡単に他人に渡すだと?!呆れてものも言えないぜ、今頃、芋をもらった連中はバカにして笑っている頃さ」
「しの!よく聞きなさい」
言いたいことぶつけたと思ったら、「姉」が怖い顔をして睨んでいた。
この姉ちゃん、こんな顔できたんだと、ビビッて見つめてしまう。
「姉」はアタイの肩に手を置き、ゆっくり話し始めた。
「あの芋が採れた畑はね、私のものでも、おっとうのものでも、ウチの一族のものでもない、庄屋様のものなの」
「・・・は?庄屋がタダ働きさせて、アタイ等の取り分を奪い取ってるって訳かい?」
「あんたには今まで教えなかったけど、今、話しておくわね。おっかぁが死んだ頃、あんたはまだ歩き始めたばかりだったし、働き手はおっとう一人だけ。ウチが持ってる畑は小さくて、親子三人で食べていくことはできなかった。けど、私はそこそこ大きくなってたから、庄屋様が持っている畑を使っていい、そこで育ったものは自分たちで食べるなり、売るなり自由にしていいと言って貸してくれたの。それも、タダでね」
年頃の娘に似つかわしくない、苦労の跡だらけの手に、力が込められる。
「それだけじゃなく、庄屋様は村中の大人たちに頼み込んで、私に畑の耕し方や作物の作り方、豆や野菜の種まで分けてくれたの。私は畑を耕してそれらを育てて、その間、村の人達はしのの面倒まで見てくれて・・・そのおかげで、収穫した作物を食べさせることができたから、しの、あなたはここまで大きくなれたのよ」
突然の「姉」の話を聞き、なぜか視界に入る村人の姿を見たくなくて、うつむいてしまう。
「村の全員が余裕のある暮らしをしているわけじゃないし、タダで使っていることに不満を持っている人がいるかもしれない、私達のことだって、見てみぬふりをすることもできた。でも、誰一人そんなことしないでくれた。私達がここまで育つことができたのは、村の皆の好意のおかげ。決して、自分一人で育ったわけじゃない」
「だからって、アタイ等が食べる分が少なくなっていいわけ無いだろ・・・」
「そうだね、自分たちが作ったんだから、自分たちだけでお腹いっぱい食べてもいいかもしれない。でもね、美味しいものを独り占めしても、美味しくないんだよ」
「何それ、どういう意味?」
「私が初めて畑を耕す時、皆、これが一番美味しいからって種を分けてくれたの。最初は私もよくわからなかったけど、初めて収穫したものを食べたとき、ああ、美味しいものを食べて、一緒に喜びたかったんだって分かった」
美味しいものを食べて、喜びたい?そんなの初めて聞いた。
この女は何を言ってるんだ?
「それがないと、人ってどれだけお腹いっぱい食べることができても美味しくないのよね。多分、一人で畑を耕して、一人でご飯を作って食べてたら気づけなかった。庄屋様や村の皆に教えてもらったから、私も喜んで欲しくて、もらったものを返してる。だから、できた作物を皆にあげてるの」
アタイのほっぺたをなでながら、「姉」は微笑む。
「しの、今は分からないかもしれないけど、あなたが大きくなったとき、そのありがたさに気づく時が来る。だから、今言ったことは絶対に忘れないでね」
全然わからない、人は自分が一番大事で、何かあった時のために備えなきゃいけないのに、誰かと喜びたいから分け与えるって、村中狂ってんのか?
他人が、いざというとき何をしてくれるって言うんだ!
胸の奥に変なしこりが残ったまま、アタイは「姉」を睨みあげる。
「村の連中が裏切って、金になるからってアタイ等を人さらいに売り飛ばすかもしれない、その時のために育ててるかもしれないってのに、なんでそんなにお気楽に考えられるんだ?」
「姉」は困ったように首を傾げる。
「裏切る、裏切らないっていうのはよくわからないけど、そんなことがあったらその時考えればいいわ。それに、人は困った時助けてくれるんだから、そんなに悪く言うもんじゃありません」
ピシャリと「姉」に叱られ、またうつむきたい気持ちになった。
なんでアタイばかり嫌な気持ちにさせられるんだ、こっちは正しいことを言っているんだぞ。
困ったときに助けてくれる?そんな保証がどこにある!
そんなこと言えるような勢いはなくなり、口を尖らせモジモジするしかない。
立ち上がった「姉」は、さっきの機嫌のいい口調に戻っている。
「さあ、おっとうがお腹を空かせて待ってるだろうから、早く帰りましょ」
さっきと同じように「姉」が手を差し出すが、残ったモヤモヤのせいでどうしてもつなぐことができない。
また困った顔をした「姉」は前を向き、歩き出す。
その後を、少し距離をおいてアタイが歩く。
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