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三章 入学旅行三日目
3-09a 異世界市場の買い物を終えて 1
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二人のショッピングタイムは、短いながらとても楽しいひと時だった。
まるで仲の良い姉妹のようにチェカへの贈り物を探す二人は、ある店で赤と白のティーセットを見つける。
それは「再会の約束」という商品名の、5客揃いのティーセット。
5枚のカップソーサーがパズルのピースみたいになっていて、すべてをきっちり合わせると、完全な円形になる。それが象徴するものは、終わりなき輪の巡り。
このティーセットでお茶をすると、その5人は必ずまた再会を果たし、再び和やかで幸せなひと時を共有できるという、不思議な効果付きの商品ということだった。
ソーサーが赤でカップが白。色も探し求めていた雰囲気に、ぴったりだ。
すっかり気に入った様子のアデルは、カップを持ち上げながら呟く。
「いいな、これ」
「うん、いいよね。配色と形が、すごく可愛い。でも、5客セットだよ? 多過ぎない?」
「いいの。これでいい。お父さんが帰ってきたら、お父さんと私、それにリール叔母さん、リューエスト……それから、キリと一緒にお茶を飲む。みんなで、再会を祝して」
「えっ、あたし、入れてくれるの?!」
霧は感激して目を潤ませた。再会を喜ぶ家族の輪の中に入れてもらえるとは、霧にとってそれ以上幸福なことはない。
本気で喜びの涙を流している霧に、アデルはツンとして言った。
「な、なによ、大げさね! あなたはお父さんの姪っ子なんだから、当然でしょ! お父さん、眠っていたキリのこと、すごく心配してたって、リューエストが言ってたし。それに、今回のプレゼント選び、手伝ってもらったし。お父さんが帰ってきたら、お茶とお菓子、ご馳走してあげる。私、借りた恩は返す主義なの! そ、それだけだからね!」
「うん……うん、ツンなデレありがとう、アデル、ありがとう。ああ、尊い……もう最高に胸アツで気絶しそう……」
感動で目を潤ませている霧を、アデルはチラッと見てからすぐに目をそらす。その大きな瞳には、この風変わりな従姉への信頼が、確かに宿っていた。
チェカは必ず戻ってくる――霧のその言葉を信じたアデルは、来るべき再会の日を楽しみに待てるように、このティーセットをチェカへのプレゼントとして、購入することにした。
そうして課題8を済ませた二人は、揃って『市場迷宮』のエントランス階に戻ってきた。
学園標準時間は、24班が集合時間として設定した12時を、10分ほど過ぎたところだ。
既に他の面々はエントランス階で霧たちを待っていて、リューエストは戻ってきた二人に半べそをかいて突進してきた。どうやらひどく気を揉んでいたらしい。
リューエストをなだめるために、霧はさっそくプレゼントのヘアゴムを渡すことにする。
「リューエスト、その異常なほど奇麗な長い髪、これで縛って輝きをまとめてちゃってよ。もう眩しくてたまらないからさ」
「え、何、これ、あれじゃない、純度の高い幸運付きのグッズ!! やったぁ!!」
「あれ、知ってたのか。もしかして、これ売ってた店、有名店なの?」
霧の疑問に、リリエンヌが答えてくれた。
「『高純度幸運グッズ店/一条の光』は、3年ごとに現れるレギュラー店ですわ。『市場迷宮』でレギュラー入りするお店はとても珍しく、レギュラー店も常時開店ではなく一定の年数ごとに入れ替わるので、出会えたらラッキーですのよ。あら……リューエスト、素敵ですわ」
さっそく後ろで髪を縛ったリューエストに、リリエンヌがにっこり微笑む。
リューエストはリリエンヌに微笑み返すと、霧に向かって言った。
「ありがとう、キリ! 今日はどんな幸運が来るのかなぁ! まあ、キリからプレゼントをもらった僕は最高に幸せだからもうこれ以上幸運きたら困っちゃうんだけど、ぐふふふふ」
「幸運効果、やっぱ本当にあるんだ? よし、あたしもさっそく付けてみよっと」
霧は紺色のヘアゴムをパッケージから取り出した。何やら心地よい音がして、いい香りに包まれる。どういう仕組みになっているのかは霧には謎だったが、一年間続く幸運効果がスタートしたらしい。霧がそれで髪をまとめ直していると、リューエストが嬉しそうに叫んだ。
「お、お揃い!! キリと色違いの、お揃いヘアゴム!! 愛する妹が、自ら僕とお揃いを!! つまり僕は、妹から愛されてる!! もう来た、幸運!! きゃーーーーーーっ!!」
幸福のあまり気絶しそうなリューエストを、霧は「いや、愛とか口に出すと恥ずかしいからやめて」と、照れながら言い、抱きつこうとするリューエストをかわす。逃げる霧を、追いかけるリューエスト。それらを呆れたように見ながら、アデルがリリエンヌに言った。
「ちょっとリリー、アホで幼稚なあの二人に、まだ挟まりたい?」
「挟まりたいですわぁ」
うっとりとそう言ったリリエンヌのそばで、アデルは「まあ……そうね、何となく、分かる気がする。今なら……」と、ごく小さな声で呟いた。
アホで幼稚かと思えば、厭世者のような雰囲気を漂わせ、掴みどころがなく、単純なくせに複雑な面を持ち――わかりやすいのに、意味不明。
アデルは霧のそんな人物像に、更に上書きをした。身内、という言葉を。
(助けに来てくれた。私を……あの恐ろしい暗い場所にいた私を見つけて、助けてくれた。お父さんとどこか似たところがある……私の新しい……従姉)
霧を眺めるアデルの胸に、温かいものが広がってゆく。
そんなアデルに、リリエンヌが声をかけてきた。
「アデル、何だかとっても嬉しそう。市場でいいもの、見つかって?」
「……うん。……すごくいいもの、見つけたんだ」
そう言って花が咲くように笑ったアデルを見て、リリエンヌもまた、嬉しそうに声を上げて笑う。そんな二人を見て、トリフォンもまた、「良かったのぉ。まこと楽しい入学旅行じゃ」と満足げに頬を緩めた。一方、霧とリューエストはまだ、追いかけっこをしている。
そんな中、アルビレオがしびれを切らしたように言った。
「次の課題に移りたい。各自、課題8を確かに完了したか確認してくれ」
まるで仲の良い姉妹のようにチェカへの贈り物を探す二人は、ある店で赤と白のティーセットを見つける。
それは「再会の約束」という商品名の、5客揃いのティーセット。
5枚のカップソーサーがパズルのピースみたいになっていて、すべてをきっちり合わせると、完全な円形になる。それが象徴するものは、終わりなき輪の巡り。
このティーセットでお茶をすると、その5人は必ずまた再会を果たし、再び和やかで幸せなひと時を共有できるという、不思議な効果付きの商品ということだった。
ソーサーが赤でカップが白。色も探し求めていた雰囲気に、ぴったりだ。
すっかり気に入った様子のアデルは、カップを持ち上げながら呟く。
「いいな、これ」
「うん、いいよね。配色と形が、すごく可愛い。でも、5客セットだよ? 多過ぎない?」
「いいの。これでいい。お父さんが帰ってきたら、お父さんと私、それにリール叔母さん、リューエスト……それから、キリと一緒にお茶を飲む。みんなで、再会を祝して」
「えっ、あたし、入れてくれるの?!」
霧は感激して目を潤ませた。再会を喜ぶ家族の輪の中に入れてもらえるとは、霧にとってそれ以上幸福なことはない。
本気で喜びの涙を流している霧に、アデルはツンとして言った。
「な、なによ、大げさね! あなたはお父さんの姪っ子なんだから、当然でしょ! お父さん、眠っていたキリのこと、すごく心配してたって、リューエストが言ってたし。それに、今回のプレゼント選び、手伝ってもらったし。お父さんが帰ってきたら、お茶とお菓子、ご馳走してあげる。私、借りた恩は返す主義なの! そ、それだけだからね!」
「うん……うん、ツンなデレありがとう、アデル、ありがとう。ああ、尊い……もう最高に胸アツで気絶しそう……」
感動で目を潤ませている霧を、アデルはチラッと見てからすぐに目をそらす。その大きな瞳には、この風変わりな従姉への信頼が、確かに宿っていた。
チェカは必ず戻ってくる――霧のその言葉を信じたアデルは、来るべき再会の日を楽しみに待てるように、このティーセットをチェカへのプレゼントとして、購入することにした。
そうして課題8を済ませた二人は、揃って『市場迷宮』のエントランス階に戻ってきた。
学園標準時間は、24班が集合時間として設定した12時を、10分ほど過ぎたところだ。
既に他の面々はエントランス階で霧たちを待っていて、リューエストは戻ってきた二人に半べそをかいて突進してきた。どうやらひどく気を揉んでいたらしい。
リューエストをなだめるために、霧はさっそくプレゼントのヘアゴムを渡すことにする。
「リューエスト、その異常なほど奇麗な長い髪、これで縛って輝きをまとめてちゃってよ。もう眩しくてたまらないからさ」
「え、何、これ、あれじゃない、純度の高い幸運付きのグッズ!! やったぁ!!」
「あれ、知ってたのか。もしかして、これ売ってた店、有名店なの?」
霧の疑問に、リリエンヌが答えてくれた。
「『高純度幸運グッズ店/一条の光』は、3年ごとに現れるレギュラー店ですわ。『市場迷宮』でレギュラー入りするお店はとても珍しく、レギュラー店も常時開店ではなく一定の年数ごとに入れ替わるので、出会えたらラッキーですのよ。あら……リューエスト、素敵ですわ」
さっそく後ろで髪を縛ったリューエストに、リリエンヌがにっこり微笑む。
リューエストはリリエンヌに微笑み返すと、霧に向かって言った。
「ありがとう、キリ! 今日はどんな幸運が来るのかなぁ! まあ、キリからプレゼントをもらった僕は最高に幸せだからもうこれ以上幸運きたら困っちゃうんだけど、ぐふふふふ」
「幸運効果、やっぱ本当にあるんだ? よし、あたしもさっそく付けてみよっと」
霧は紺色のヘアゴムをパッケージから取り出した。何やら心地よい音がして、いい香りに包まれる。どういう仕組みになっているのかは霧には謎だったが、一年間続く幸運効果がスタートしたらしい。霧がそれで髪をまとめ直していると、リューエストが嬉しそうに叫んだ。
「お、お揃い!! キリと色違いの、お揃いヘアゴム!! 愛する妹が、自ら僕とお揃いを!! つまり僕は、妹から愛されてる!! もう来た、幸運!! きゃーーーーーーっ!!」
幸福のあまり気絶しそうなリューエストを、霧は「いや、愛とか口に出すと恥ずかしいからやめて」と、照れながら言い、抱きつこうとするリューエストをかわす。逃げる霧を、追いかけるリューエスト。それらを呆れたように見ながら、アデルがリリエンヌに言った。
「ちょっとリリー、アホで幼稚なあの二人に、まだ挟まりたい?」
「挟まりたいですわぁ」
うっとりとそう言ったリリエンヌのそばで、アデルは「まあ……そうね、何となく、分かる気がする。今なら……」と、ごく小さな声で呟いた。
アホで幼稚かと思えば、厭世者のような雰囲気を漂わせ、掴みどころがなく、単純なくせに複雑な面を持ち――わかりやすいのに、意味不明。
アデルは霧のそんな人物像に、更に上書きをした。身内、という言葉を。
(助けに来てくれた。私を……あの恐ろしい暗い場所にいた私を見つけて、助けてくれた。お父さんとどこか似たところがある……私の新しい……従姉)
霧を眺めるアデルの胸に、温かいものが広がってゆく。
そんなアデルに、リリエンヌが声をかけてきた。
「アデル、何だかとっても嬉しそう。市場でいいもの、見つかって?」
「……うん。……すごくいいもの、見つけたんだ」
そう言って花が咲くように笑ったアデルを見て、リリエンヌもまた、嬉しそうに声を上げて笑う。そんな二人を見て、トリフォンもまた、「良かったのぉ。まこと楽しい入学旅行じゃ」と満足げに頬を緩めた。一方、霧とリューエストはまだ、追いかけっこをしている。
そんな中、アルビレオがしびれを切らしたように言った。
「次の課題に移りたい。各自、課題8を確かに完了したか確認してくれ」
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