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三章 入学旅行三日目
3-02 届けられることのないチェカへの手紙
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目覚めた霧が部屋で身支度をしている頃。
アデルもまた、コテージの一室で身支度を整えながら、考え事をしていた。
(『存在そのものが呪い』……あれは、どういう意味だったんだろう……)
入学旅行3日目のその朝、アデルはキリのことを考えていた。昨晩の、出来事を。
昨晩、コテージの部屋でアデルは、チェカへの手紙を書いていた。それは習慣化した日記のようなもので、余程疲れていなければ、寝る前に毎晩便箋にしたためている。書いた後は封筒に入れ、「お父さんへ」と宛名を記してきっちり封をする。出す宛も無く、届くことも無いと知りながら。
5歳の子供だったアデルを引き取って、大切に育ててくれた養父チェカは、今はそばにいない。会えなくなってから、もう3年以上経つ。
チェカが突然行方不明になったとき、アデルは13歳だった。
きっとすぐ帰ってくる――すがるような気持ちでそう願い、父の帰りを待ち続けるアデルは、茫然自失の毎日から抜け出すために、また、日々の虚ろを慰めるため、出す宛の無いチェカへの手紙を書き始めたのだ。
その内容は、その日に体験した新しいこと、素晴らしいこと、嬉しいことが中心で、ときには悲しいこと、悔しいこと、理不尽なことへの怒りも含まれる。
それらは元々、アデルが5歳の時にチェカに引き取られた時から始まった習慣だった。チェカは毎晩、アデルと夕飯を食べながら、今日あったことを報告し合う時間を設けていた。最初の頃はふさぎがちで無口だったアデルはいつも黙っていたが、毎日の喜びや発見を生き生きと話すチェカに次第に心を開き、自分も徐々に、その日あった、ちょっとした良いことや悲しいこと、その他何でも話すようになっていった。
――お父さんに、このこと教えてあげよう!
アデルはいつも、良いことがあれば一番にそう思った。
――お父さんに、聞いてもらうんだ、ひどいもん!
悲しいことがあったときも、一番にそう思った。
チェカはいつも、熱心にアデルの言葉に耳を傾けて、笑い、褒め、共感し、ときには助言をくれた。
チェカが行方不明になってしばらく経ってから、アデルは寂しさのあまり、その習慣をチェカへの手紙という形で再開させ、今に至る。
アデルは小さな声でぼそぼそと内容を呟きながら、奇麗な花模様の便箋に、文字を綴っていった。
「お父さん、今日は入学旅行2日目です。とても濃い一日でした。順番に書いていくから、しっかり読んでね……と。……朝、あの素敵なリーヴズホテルを元気よく出発した私たちは、『人々の困りごとを解決する』という内容の課題に取り組むため、競技場周辺の町を歩き始めましたが、あいにく毒ガス野郎の妨害に……あ、毒ガス野郎じゃ、わからないかな……ううん、でもこの、キリが考えたあだ名、あいつにぴったりだし、気に入ったから書いておこ。きっとお父さん、すぐ理解して笑ってくれる……。うん……それで……『繋がりの塔』に行くことになって、その途中で……キリがすごくて……」
アデルはチェカへの手紙をしたためながら、昨日に引き続き今日の驚きのほとんどが、キリに関することだと気付く。
まず、『繋がりの塔』に行く途中で出会った、可哀相な男の子の一件。
そして、初めて作ったとは思えない、キリの素晴らしいストーリードーム。
極めつけに、キリの発案で試した、辞典重ねの協力技。
「そうだ、キリのあのふざけたネーミング、忘れないうちにちゃんと書いておこ。確か……『みんなの力を合わせてさあ行くぞ、ウルトラEXハイパー超重畳技』だよね。うん、さすが私、記憶力いい! ぷっ……それにしても、こうやって紙に書いてもバカみたいな名称で笑っちゃう。子供っぽい部分と重畳なんていう難しい言葉が合体してて……絶対お父さんも気に入ると思うな、これ。ね、そうでしょ、お父さん」
――うん、さすが俺の姪っ子。センスいい!
チェカの返事が、聞こえたような気がした。その途端、アデルの鼻がツンとして、涙の気配で目が熱くなる。
「お父さん……会いたいな……。会って、話がしたい。どこにいるの……?」
ひたすらに、会いたいと、そればかりが心にこだまする。
(会いたい。会いたい、会いたい、会いたいよ、お父さん!)
抑えきれない感情が、堰を切ったようにあふれ出す。
入学旅行中の怒涛の出来事で神経が高ぶっているのか、いつもなら容易く鎮められる感情が、制御できない。
アデルはチェカへの手紙を中断すると、自分を落ち着かせるためにバルコニーに出た。
夜の海は心地よい波の音を響かせ、空には美しい星々が、アデルを慰めるようにキラキラと輝いている。
次第に落ち着いてきたアデルが部屋に戻ろうとした時、隣の部屋から物音がして、誰かがバルコニーに出てくる気配がした。仕切り板があるので姿は見えないが、音の出どころからしてキリだということは明白だった。アデルはとっさに、息をひそめて気配を消す。少し前までチェカを思い出して泣きべそをかいていたアデルは、キリに声をかける気分でもなく、そのまま固まっていた。
(どうしよう。部屋に戻るために動いたらきっと、音をたてちゃう。少し待つしかないかな……)
そう思いながらアデルがじっとしていると、キリの独り言が、途切れ途切れに聞こえてきた。
「あたしは……迎えに来てほしかったのか……。あんな、……でも……、愛して……ほしか……か……。あたしを捨て……、二度と帰ってこなかっ……に。はは……あほらし……」
(え……? どういう、意味だろう? キリを捨てて、二度と帰ってこなかったって言った? ……誰が? 半年前に目覚めたばかりのキリが……そんな風に言うってことは、寝ていた間に見てた夢の中のこと?)
キリの泣いている気配が、アデルに伝わってくる。
アデルもまた、コテージの一室で身支度を整えながら、考え事をしていた。
(『存在そのものが呪い』……あれは、どういう意味だったんだろう……)
入学旅行3日目のその朝、アデルはキリのことを考えていた。昨晩の、出来事を。
昨晩、コテージの部屋でアデルは、チェカへの手紙を書いていた。それは習慣化した日記のようなもので、余程疲れていなければ、寝る前に毎晩便箋にしたためている。書いた後は封筒に入れ、「お父さんへ」と宛名を記してきっちり封をする。出す宛も無く、届くことも無いと知りながら。
5歳の子供だったアデルを引き取って、大切に育ててくれた養父チェカは、今はそばにいない。会えなくなってから、もう3年以上経つ。
チェカが突然行方不明になったとき、アデルは13歳だった。
きっとすぐ帰ってくる――すがるような気持ちでそう願い、父の帰りを待ち続けるアデルは、茫然自失の毎日から抜け出すために、また、日々の虚ろを慰めるため、出す宛の無いチェカへの手紙を書き始めたのだ。
その内容は、その日に体験した新しいこと、素晴らしいこと、嬉しいことが中心で、ときには悲しいこと、悔しいこと、理不尽なことへの怒りも含まれる。
それらは元々、アデルが5歳の時にチェカに引き取られた時から始まった習慣だった。チェカは毎晩、アデルと夕飯を食べながら、今日あったことを報告し合う時間を設けていた。最初の頃はふさぎがちで無口だったアデルはいつも黙っていたが、毎日の喜びや発見を生き生きと話すチェカに次第に心を開き、自分も徐々に、その日あった、ちょっとした良いことや悲しいこと、その他何でも話すようになっていった。
――お父さんに、このこと教えてあげよう!
アデルはいつも、良いことがあれば一番にそう思った。
――お父さんに、聞いてもらうんだ、ひどいもん!
悲しいことがあったときも、一番にそう思った。
チェカはいつも、熱心にアデルの言葉に耳を傾けて、笑い、褒め、共感し、ときには助言をくれた。
チェカが行方不明になってしばらく経ってから、アデルは寂しさのあまり、その習慣をチェカへの手紙という形で再開させ、今に至る。
アデルは小さな声でぼそぼそと内容を呟きながら、奇麗な花模様の便箋に、文字を綴っていった。
「お父さん、今日は入学旅行2日目です。とても濃い一日でした。順番に書いていくから、しっかり読んでね……と。……朝、あの素敵なリーヴズホテルを元気よく出発した私たちは、『人々の困りごとを解決する』という内容の課題に取り組むため、競技場周辺の町を歩き始めましたが、あいにく毒ガス野郎の妨害に……あ、毒ガス野郎じゃ、わからないかな……ううん、でもこの、キリが考えたあだ名、あいつにぴったりだし、気に入ったから書いておこ。きっとお父さん、すぐ理解して笑ってくれる……。うん……それで……『繋がりの塔』に行くことになって、その途中で……キリがすごくて……」
アデルはチェカへの手紙をしたためながら、昨日に引き続き今日の驚きのほとんどが、キリに関することだと気付く。
まず、『繋がりの塔』に行く途中で出会った、可哀相な男の子の一件。
そして、初めて作ったとは思えない、キリの素晴らしいストーリードーム。
極めつけに、キリの発案で試した、辞典重ねの協力技。
「そうだ、キリのあのふざけたネーミング、忘れないうちにちゃんと書いておこ。確か……『みんなの力を合わせてさあ行くぞ、ウルトラEXハイパー超重畳技』だよね。うん、さすが私、記憶力いい! ぷっ……それにしても、こうやって紙に書いてもバカみたいな名称で笑っちゃう。子供っぽい部分と重畳なんていう難しい言葉が合体してて……絶対お父さんも気に入ると思うな、これ。ね、そうでしょ、お父さん」
――うん、さすが俺の姪っ子。センスいい!
チェカの返事が、聞こえたような気がした。その途端、アデルの鼻がツンとして、涙の気配で目が熱くなる。
「お父さん……会いたいな……。会って、話がしたい。どこにいるの……?」
ひたすらに、会いたいと、そればかりが心にこだまする。
(会いたい。会いたい、会いたい、会いたいよ、お父さん!)
抑えきれない感情が、堰を切ったようにあふれ出す。
入学旅行中の怒涛の出来事で神経が高ぶっているのか、いつもなら容易く鎮められる感情が、制御できない。
アデルはチェカへの手紙を中断すると、自分を落ち着かせるためにバルコニーに出た。
夜の海は心地よい波の音を響かせ、空には美しい星々が、アデルを慰めるようにキラキラと輝いている。
次第に落ち着いてきたアデルが部屋に戻ろうとした時、隣の部屋から物音がして、誰かがバルコニーに出てくる気配がした。仕切り板があるので姿は見えないが、音の出どころからしてキリだということは明白だった。アデルはとっさに、息をひそめて気配を消す。少し前までチェカを思い出して泣きべそをかいていたアデルは、キリに声をかける気分でもなく、そのまま固まっていた。
(どうしよう。部屋に戻るために動いたらきっと、音をたてちゃう。少し待つしかないかな……)
そう思いながらアデルがじっとしていると、キリの独り言が、途切れ途切れに聞こえてきた。
「あたしは……迎えに来てほしかったのか……。あんな、……でも……、愛して……ほしか……か……。あたしを捨て……、二度と帰ってこなかっ……に。はは……あほらし……」
(え……? どういう、意味だろう? キリを捨てて、二度と帰ってこなかったって言った? ……誰が? 半年前に目覚めたばかりのキリが……そんな風に言うってことは、寝ていた間に見てた夢の中のこと?)
キリの泣いている気配が、アデルに伝わってくる。
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