81 / 175
二章 入学旅行二日目
2-15b 100万テラバイト天文学的高解像度スチルゲット
しおりを挟む
ルルシャンリニアン島の『繋がりの塔』は、岬に灯台のごとく建立されていて、キリたちが塔の玄関口から出て左右を見渡せば、どこまでも広がる静かな夜の海が見えた。そして少し行った先には、幻想的な森が、島を覆うようにこんもりと生い茂っている。森は所々ぼんやりと虹色の光で彩られていて、リューエストが言うにはこの森の植物は自ら発光しているのだという。
「はぁ……何というか、はぁ……。扉移動も最高にファンタジック&ミラクル&SFチックだったけど、この場所もまた何とまぁ……。ふぅ……。ほへぇ……。思わずボギャ貧になるわ。もうね、入学旅行万歳過ぎて、心の中の記憶容量がいっぱいいっぱいというか、エモすぎて溶けるというか、例えるなら今まさにあたしはマタタビの森に突っ込んだ猫というか」
「どんな例えよそれ。黒くてでっかい猫を想像しちゃったじゃない」
アデルのツッコミに、リリエンヌが吹き出す。
いつも唐突に始まるキリの意味不明な独り言を聞きながら、一行は森に向かって歩き始めた。先程までいたセセラム地方よりも、少し冷える。キリたちは辞典魔法で自分の周囲に暖気を纏いながら、進んだ。
『繋がりの塔』から伸びる道は、森の中へとまっすぐ続いている。
塔付近には小さな町が形成されていて、道沿いには商店が立ち並んでいるが、もう夜なのでどの店も閉まっていた。
霧は興味津々に閉まっている店を眺め、「これは八百屋さんかな。こっちはレストラン……うわぁ、看板のメニュー美味しそう。お、こっちは雑貨屋さんかぁ。ショーウィンドウに飾ってあるあれ、可愛い欲しい!」などと一人で大はしゃぎしている。
表通りから脇道に入った場所には、たくさんの民家が立ち並び、その窓からこぼれ落ちた明かりが、辺りをぼんやり照らしていた。
人々が寝静まる前の、優しい色どりに包まれた町の雰囲気に、キリは心が震えて泣きたくなってくる。
夜空に瞬く星座に、何一つ霧の知る配列は無い。道の先には見たことも無い幻想的な森。後方には今しがた出てきた、荘厳な塔の建つ岬。その周囲には、キラキラ光りながら、さざ波の寄せる夜の海。その海から聞こえてくる穏やかな波の音は、最高の癒し系BGMだ。霧は今自分が、このファンタジックな世界の中にいる奇跡に心震えた。
「何もかも……尊い……」
ポツリと呟いた霧を仰ぎ見たアデルが、びっくりして声を上げた。
「ちょっ……何泣いてんのよ、キリ! 泣くほど感動してるの?!」
霧は恥ずかしそうに涙をぬぐいながら、言い訳を口にする。
「な、泣いてないもん。ちょっと、じわっと来ただけ。だってこんな美しい生景色、見たことない。アデル、よく平気でいるね。リューエストはよく来るだろうから見慣れてるかもしれないけど、みんなも、ここ来たことあるの?!」
「え、だって、確かに美しいし感動はするけど……この世界には、美しい場所、いっぱいあるじゃない。泣くほど、とは……。あ、そうか、キリは今まで……」
アデルは続けて何かを言おうとしたが、ためらって口を閉ざした。それから小さな声で、もう一度話し出す。
「……キリが眠っていた間、見ていた……日本には、きれいな場所、出てこなかったの?」
「……。……あったよ。うん……あったけどね……」
霧はどう言えばいいのかわからず、その先を言い淀んだ。
日本での暮らしは苦しすぎて、霧の目に映り込む美しい景色は、どれもみな、彼女の孤独を浮き彫りにした。いつまで耐えなければいけないのか分からない、地下牢獄のような暗闇の中では、世界の色どりは飛び込んでこない。
それに比べてこの、ククリコ・アーキペラゴの美しいこと。
それはただ珍しいから、というだけじゃない。この世界が日本よりずっと、豊かな色彩であふれ、芸術的で高度な美を構築しているから、というだけじゃない。ここには絶対的な美しさがあり、相対的で感覚的な美しさもまた、存在している。霧はこの世界に、歓迎され、愛され、祝福されていることを、肌で感じるのだ。だからこそ、この世界は輝いている。
それを伝えるためには、霧の心の底にある、澱んだ汚泥をさらさなければならない。到底、できるものではない。
そんな葛藤を抱えて黙り込んだ霧の気配を、どうとらえたのか、リューエストが静かに言った。
「いいんだよ、キリ。何も言わなくても、いい。君はただ、この世界を楽しめばいい。この世界の息吹に触れ、この世界の美しさを、ただ受け取ればいい」
心に沁み込むような、優しい声だった。
リューエストはその言葉と共に、絶世の美貌を霧に向ける。その宝石のような瞳には、霧に対する限りない慈しみが込められていた。
霧はギュッと心臓を掴まれたような心地になり、慌てて目をそらす。
今までどうして、普通にリューエストと会話ができたのか、謎だった。
(え……嘘ぉ……。ちょ、待て。今のまるで、100万テラバイト天文学的高解像度の、ご褒美スチルでは? え、巻き戻して心のメモリーに保存しなければ! それでもってバックアップ取って永久保存のお宝入り決定だお、もちろんそうだお! くそぉ、全国のリュー様推しと語りつくしたい! 今すぐ! 高速で! ああ、滾る! ふごぉおおっ!)
霧はプルプル震えながら、下を向いてそんなことを思っていた。その様子と霧の沈黙を誤解したアデルが、そっと声をかけてくる。
「ごめん、キリ。私、無神経なこと、訊いた。許して」
霧はハッとして、アデルに向かって言った。
「え、なに、無神経? 何のこと?!」
「日本のこと……眠っていた間のこと……訊かれたら、嫌かなって。もしかして、忘れたいかなって……」
「あっ、いやいやいや、違っ、今考えてたのはね、全然違くて! 心のメモリーに美麗スチルの収集を……あ、いや、あたしの方こそごめん、アデルに気を遣わせちゃって! むしろいいんだよ、訊いてくれても!」
慌ててそう言ってしまってから、霧はハッとした。今朝、ソイフラージュと名乗る女の子から、言動に気を付けるように言われていたことを思い出し、更に焦りが深まる。
(あああ……どうしよ。どこまで話していいんだろ。チェカに関することはアウトだし、チェカが日本にいることはもっとアウト、ということは日本のことも触れない方がいいのか? いやでもあれだ、あたしは『眠っていた間、日本という異世界の夢を見ていた』っていう公式設定になっているわけで、そんな人物が、意識的に日本の話をすることを避けるってのもなんか不自然じゃない?! むしろ、あたしが見た日本ってこんなとこだったよ笑うよねアハハハハ!って話題を振るべきか?! ああああああもうわからん!)
霧は心の中でたらたらと冷や汗をかきながら、せめて話題の流れが別方向になるよう、舵を切ってみた。
「あ、あのさ、むしろあたし、みんなが日本のこと、どう思ってるのか訊きたいな。みんなにとって日本って、どんな認識なの?」
「はぁ……何というか、はぁ……。扉移動も最高にファンタジック&ミラクル&SFチックだったけど、この場所もまた何とまぁ……。ふぅ……。ほへぇ……。思わずボギャ貧になるわ。もうね、入学旅行万歳過ぎて、心の中の記憶容量がいっぱいいっぱいというか、エモすぎて溶けるというか、例えるなら今まさにあたしはマタタビの森に突っ込んだ猫というか」
「どんな例えよそれ。黒くてでっかい猫を想像しちゃったじゃない」
アデルのツッコミに、リリエンヌが吹き出す。
いつも唐突に始まるキリの意味不明な独り言を聞きながら、一行は森に向かって歩き始めた。先程までいたセセラム地方よりも、少し冷える。キリたちは辞典魔法で自分の周囲に暖気を纏いながら、進んだ。
『繋がりの塔』から伸びる道は、森の中へとまっすぐ続いている。
塔付近には小さな町が形成されていて、道沿いには商店が立ち並んでいるが、もう夜なのでどの店も閉まっていた。
霧は興味津々に閉まっている店を眺め、「これは八百屋さんかな。こっちはレストラン……うわぁ、看板のメニュー美味しそう。お、こっちは雑貨屋さんかぁ。ショーウィンドウに飾ってあるあれ、可愛い欲しい!」などと一人で大はしゃぎしている。
表通りから脇道に入った場所には、たくさんの民家が立ち並び、その窓からこぼれ落ちた明かりが、辺りをぼんやり照らしていた。
人々が寝静まる前の、優しい色どりに包まれた町の雰囲気に、キリは心が震えて泣きたくなってくる。
夜空に瞬く星座に、何一つ霧の知る配列は無い。道の先には見たことも無い幻想的な森。後方には今しがた出てきた、荘厳な塔の建つ岬。その周囲には、キラキラ光りながら、さざ波の寄せる夜の海。その海から聞こえてくる穏やかな波の音は、最高の癒し系BGMだ。霧は今自分が、このファンタジックな世界の中にいる奇跡に心震えた。
「何もかも……尊い……」
ポツリと呟いた霧を仰ぎ見たアデルが、びっくりして声を上げた。
「ちょっ……何泣いてんのよ、キリ! 泣くほど感動してるの?!」
霧は恥ずかしそうに涙をぬぐいながら、言い訳を口にする。
「な、泣いてないもん。ちょっと、じわっと来ただけ。だってこんな美しい生景色、見たことない。アデル、よく平気でいるね。リューエストはよく来るだろうから見慣れてるかもしれないけど、みんなも、ここ来たことあるの?!」
「え、だって、確かに美しいし感動はするけど……この世界には、美しい場所、いっぱいあるじゃない。泣くほど、とは……。あ、そうか、キリは今まで……」
アデルは続けて何かを言おうとしたが、ためらって口を閉ざした。それから小さな声で、もう一度話し出す。
「……キリが眠っていた間、見ていた……日本には、きれいな場所、出てこなかったの?」
「……。……あったよ。うん……あったけどね……」
霧はどう言えばいいのかわからず、その先を言い淀んだ。
日本での暮らしは苦しすぎて、霧の目に映り込む美しい景色は、どれもみな、彼女の孤独を浮き彫りにした。いつまで耐えなければいけないのか分からない、地下牢獄のような暗闇の中では、世界の色どりは飛び込んでこない。
それに比べてこの、ククリコ・アーキペラゴの美しいこと。
それはただ珍しいから、というだけじゃない。この世界が日本よりずっと、豊かな色彩であふれ、芸術的で高度な美を構築しているから、というだけじゃない。ここには絶対的な美しさがあり、相対的で感覚的な美しさもまた、存在している。霧はこの世界に、歓迎され、愛され、祝福されていることを、肌で感じるのだ。だからこそ、この世界は輝いている。
それを伝えるためには、霧の心の底にある、澱んだ汚泥をさらさなければならない。到底、できるものではない。
そんな葛藤を抱えて黙り込んだ霧の気配を、どうとらえたのか、リューエストが静かに言った。
「いいんだよ、キリ。何も言わなくても、いい。君はただ、この世界を楽しめばいい。この世界の息吹に触れ、この世界の美しさを、ただ受け取ればいい」
心に沁み込むような、優しい声だった。
リューエストはその言葉と共に、絶世の美貌を霧に向ける。その宝石のような瞳には、霧に対する限りない慈しみが込められていた。
霧はギュッと心臓を掴まれたような心地になり、慌てて目をそらす。
今までどうして、普通にリューエストと会話ができたのか、謎だった。
(え……嘘ぉ……。ちょ、待て。今のまるで、100万テラバイト天文学的高解像度の、ご褒美スチルでは? え、巻き戻して心のメモリーに保存しなければ! それでもってバックアップ取って永久保存のお宝入り決定だお、もちろんそうだお! くそぉ、全国のリュー様推しと語りつくしたい! 今すぐ! 高速で! ああ、滾る! ふごぉおおっ!)
霧はプルプル震えながら、下を向いてそんなことを思っていた。その様子と霧の沈黙を誤解したアデルが、そっと声をかけてくる。
「ごめん、キリ。私、無神経なこと、訊いた。許して」
霧はハッとして、アデルに向かって言った。
「え、なに、無神経? 何のこと?!」
「日本のこと……眠っていた間のこと……訊かれたら、嫌かなって。もしかして、忘れたいかなって……」
「あっ、いやいやいや、違っ、今考えてたのはね、全然違くて! 心のメモリーに美麗スチルの収集を……あ、いや、あたしの方こそごめん、アデルに気を遣わせちゃって! むしろいいんだよ、訊いてくれても!」
慌ててそう言ってしまってから、霧はハッとした。今朝、ソイフラージュと名乗る女の子から、言動に気を付けるように言われていたことを思い出し、更に焦りが深まる。
(あああ……どうしよ。どこまで話していいんだろ。チェカに関することはアウトだし、チェカが日本にいることはもっとアウト、ということは日本のことも触れない方がいいのか? いやでもあれだ、あたしは『眠っていた間、日本という異世界の夢を見ていた』っていう公式設定になっているわけで、そんな人物が、意識的に日本の話をすることを避けるってのもなんか不自然じゃない?! むしろ、あたしが見た日本ってこんなとこだったよ笑うよねアハハハハ!って話題を振るべきか?! ああああああもうわからん!)
霧は心の中でたらたらと冷や汗をかきながら、せめて話題の流れが別方向になるよう、舵を切ってみた。
「あ、あのさ、むしろあたし、みんなが日本のこと、どう思ってるのか訊きたいな。みんなにとって日本って、どんな認識なの?」
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説

異世界で泣いていた僕は、戻って来てヒーロー活動始めます。
まったりー
ファンタジー
8歳の頃、勇者召喚で異世界に飛んだ主人公、神楽啓斗(かぐらけいと)は、1年間を毎日泣いて過ごしていました。
そんな彼を可哀そうと思ったのは、その世界で女神と呼ばれている女性で、使い魔を通して色々力添えをして行き、段々と元気になった神楽啓斗(かぐらけいと)は、異世界で生きる訓練を始めます。
ですが、子供は親元に戻るべきと女神様は力を使い、現代に戻してくれたのです。
戻って来た現代では、女神様の使い魔も助けも行われ続け、神楽啓斗(かぐらけいと)は異世界の力を使い、困ってる人を助けるヒーロー活動を始めます。
普通の平和な世界だと思っていた神楽啓斗(かぐらけいと)でしたが、世界には裏の顔が存在し、戦いの中に身を置く事になって行く、そんなお話です。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる