56 / 175
二章 入学旅行二日目
2-01 古城学園講堂/生徒ランキング
しおりを挟む
空飛ぶ古城学園の、正面玄関に繋がる講堂。5階部分まで吹き抜けた壁際には、高い天井付近まで、ずらりと本が並んでいる。
その場所に、学園師範のリール・ダリアリーデレは足を運んでいた。
学園標準時間は、現在、早朝。ほとんどの生徒たちは、まだベッドの中で眠っているだろう。昨日、新入生たちで埋め尽くされていたこの講堂も、今は静まり返っている。
この魔法士学園の広大な城内にはいくつも図書室があるが、講堂と談話室を兼ねたこの明るい図書室は、特に生徒たちに人気だ。日中は多くの生徒たちで賑わうため、リールは混雑を避けて、早朝にこの場所を訪れたのである。
静謐さに満ちた講堂に入り、誰もいないことに満足すると、リールはまっすぐに台座へと向かった。
優美な彫刻の施された美しい台座の上部、斜めに前傾したその部分に、リールは自分の辞典を置く。そして胸を高鳴らせて『辞典』を開き、「1540年度入学旅行」専用のページを探した。
リールの目的は、ただ一つ。
昨日入学旅行に送り出した新入生の、現在のランキングを確認することだ。
生徒ランキングはこの台座でのみ確認が可能で、自身の『辞典』を台座に置けば、専用ページが自動的に作られる仕組みとなっている。
リールは『辞典』のページをめくりながら、独り言を呟いた。
「ああ……ドキドキするわね。あの子たち、ちゃんとうまくやっているかしら。三人とも相当な実力を持っているから、入学旅行が順調に進んでいるならランキング入りしているはず。ええ、そうよ、順調なら。30位までに入っているはず……」
順位が公開されるのは、上位30人分だけだ。それ以降の順位は非公開となっている。
リールはもし、30位以内に三人がいないなら、学園師範としての特権を行使し、31位以降の順位も確認しようと思っていた。
そしてリールの言う「あの子たち」とは、もちろん、彼女の甥っ子リューエスト・ダリアリーデレと、姪っ子キリ・ダリアリーデレ、そしてチェカの養子であるアデル・ダリアリーデレのことである。チェカはリールの末の弟で、彼が引き取ったアデルは、血の繋がりなど無くてもリールにとってはすでに可愛い姪っ子の一人なのだ。
学園師範のリールは、生徒ランキングの他にも、現在の新入生たちの課題進行具合を『辞典』を通して知ることができる。しかし昨日、リールは新入生がらみの仕事と在校生への授業で忙しくて、気になってはいたものの、まったく進行具合を確認できなかった。
「あの子たち、課題4まで無事進んでいるわよね? まさか、ランキング最下位なんてことはないだろうけど……。キリは目覚めたばかりだもの、心配だわ。リューエストが付いているとはいえ、あの子もどこかふわふわしたところがあるし……あ、ここだわ」
リールは、やっと目的のページに辿り着き、それを目にして硬直した。
―――――――――――――――
1540年度入学旅行/新入生ランキング
現在入学旅行2日目/帰還生徒0人
1位 キリ・ダリアリーデレ
2位 ロナ・ダイニャ
3位 リューエスト・ダリアリーデレ
4位 アデル・ダリアリーデレ
:
:
:
―――――――――――――――
「えっ……。えっ……。まあっ……まあ、まあ!! あの子たちが、三人とも、5位内に?! し、しかも、キリ、あの子が、1位!!」
クラッと、リールはめまいを感じた。キリの凄まじい『辞典』の強さはもちろん知っていたが、入学旅行の緊張で実力を出し切れない可能性もあると思い、心配に思っていたのだ。
「まあ、キリ……。なんてことかしら。いきなり1位になるなんて……」
しかも、リューエストは3位で、4位にはアデルもいる。
リールは歓喜と安堵、そして誇らしさで胸がいっぱいになった。
「素晴らしいわ、ああ……なんてことかしら。頑張っているのね、あの子たち。ああ……見たかったわ、あの子たちの昨日の勇姿を!」
リールは学園の師範をしているので、当然ながら休日以外は職務がある。昨日も今日も平日のため、日中は授業で忙しい。そうでなければ彼女は今頃、こっそり入学旅行について行っただろう。まるで我が子の「初めてのおつかい」を見守る、母親のように。
「ちゃんと食べてるかしら。眠れてるかしら。ああ、どうか無事に帰ってきてね、キリ、リュー、アデル。私の可愛い子供たち! あら、いけない、こんなこと言ったらまたアデルに怒られてしまうわ。『リール叔母さま、もう私は子供じゃないんです!』って。うふふ、あはは、そうね、アデル……素敵よ、頑張っているのね。しっかり者のアデルは、きっとキリをサポートしてくれているわね。ありがとう……」
感極まりながらそう呟いていると、誰かが講堂に入ってくる気配がした。リールが振り向くと、師範仲間のシルヴィア・レーヴが近づいてくる。
彼女の類まれな美貌は誰もが見とれてしまうほどで、その優雅な仕草は、歩いているだけで人の目を惹きつける。彼女は嫣然と微笑みながらリールのすぐそばまで来ると、声をかけてきた。
「おはようございます、リール先生。生徒ランキングをもう確認されまして? 先生の姪っ子さん、大変優秀でいらっしゃるのね。あんなに素晴らしいダリアの愛し子を、どこに隠していらしたの?」
「おはよう、シルヴィア先生。今ランキングを確認したばかりで、びっくりしてるところよ」
「うふふ……、ご存じ? キリ・ダリアリーデレは昨日からものすごい話題になっていますわ。在校生たちはさっそく辞典競技課題の情報を仕入れて、大騒ぎ。彼女におかしなあだ名を付けてましてよ」
「あらっ、どんな?!」
「『漆黒の眠り姫』、『冥府帰りのキリダリア』、……それから、『バトルクラッシャー』。他にもあるようですわ」
「んまぁ……。素敵。『漆黒の眠り姫』、あらあらあら。そうね、あの子、長年眠っていたものね。『冥府帰りのキリダリア』? 何やら地獄の底から蘇ったかのようなインパクトのあるネーミングね。強そうだわ。それに、『バトルクラッシャー』ですって?!」
「キリは、競技場課題の表現バトルで1万点以上を取得したんですって。前代未聞ですわ」
「んまぁっ!! そうなの?!」
「何もご存じない? 昨日の夜は、その話でもちきりでしたわ」
「昨日は私、忙しくてね、仕事が終わったら早々に寝てしまったのよ。まあ、そうだったの……1万点……」
「不思議な方ね。どこからともなく突然現れた彗星のよう。まるで竜が……連れてきたみたいですわ……」
――竜が連れてきた。
その例えは稀代の天才を表現するのによく使われる。しかしシルヴィアの表情と声音は、何か別の意味を含ませているのが感じられた。
(何かしら……この違和感……。……あら……)
リールはふと、シルヴィアがとても疲れているのを感じ取った。彼女はリールのように早起きしたのではなく、寝ていないのだと気付く。
リールは小さな包みを取り出すと、シルヴィアに手渡しながら言った。
「はい、これあげるわ。癒術を込めて作った丸薬よ。前に渡したのと同じやつ。就寝する直前に飲んでね。副作用も無くぐっすり眠れるから」
シルヴィアはハッとして目を見開いたが、それは一瞬のことで、すぐにまたゆったりと微笑んで言った。
「さすがですわ……リール先生。寝不足を悟られるなんて、わたくしもまだまだですわね……」
「いえ、うまく隠せているわよ。でもシルヴィア、駄目よ、無理しちゃ。まだまだ先は長いんだから。しんどい時はちゃんと頼ってちょうだい。チェカだって、ここにいたらどれほど心配したことか」
シルヴィアはチェカの幼なじみだ。だからリールは、シルヴィアを子供のころから知っている。
シルヴィアは心の中でそっと溜息を付き、リールの差し出した丸薬を受け取った。
「ありがとう、リール先生。頂戴しますわ」
シルヴィアが続けて何か言おうとしたとき、講堂に早起き組の生徒たちが入ってきた。彼らは元気いっぱいといった風情で、口々に二人の師範に声をかけてくる。
「先生方、おはようございます!」
「わっ、リール先生だ! ねねね、見ました?ランキング!! 1位、先生の姪っ子さんでしょ! さすが!!」
「競技場見学に行った生徒が、キリダリアの表現見て鳥肌立ったって、言ってましたよ! 授業さぼった甲斐があったって!」
「オイ、バカ! それ言うな」
「あ、しまった!」
リールは声を出して笑いながら、生徒たちに優しく言った。
「いいんですよ、どの生徒がさぼったかは聞かないから安心して。たまには息抜きもしなきゃね。たまには、ですよ? フフフ。ねえ、こっそり教えてくれる? 私の秘蔵っ子たちの競技の様子」
ワッと、生徒たちが一斉にしゃべりだす。賑やかなその場を、シルヴィアはそっと離れた。口元に謎めいた笑みを浮かべ、
「楽しみですわ……キリ。あなたにお会いする日が」
そうポツリと、呟きながら。
その場所に、学園師範のリール・ダリアリーデレは足を運んでいた。
学園標準時間は、現在、早朝。ほとんどの生徒たちは、まだベッドの中で眠っているだろう。昨日、新入生たちで埋め尽くされていたこの講堂も、今は静まり返っている。
この魔法士学園の広大な城内にはいくつも図書室があるが、講堂と談話室を兼ねたこの明るい図書室は、特に生徒たちに人気だ。日中は多くの生徒たちで賑わうため、リールは混雑を避けて、早朝にこの場所を訪れたのである。
静謐さに満ちた講堂に入り、誰もいないことに満足すると、リールはまっすぐに台座へと向かった。
優美な彫刻の施された美しい台座の上部、斜めに前傾したその部分に、リールは自分の辞典を置く。そして胸を高鳴らせて『辞典』を開き、「1540年度入学旅行」専用のページを探した。
リールの目的は、ただ一つ。
昨日入学旅行に送り出した新入生の、現在のランキングを確認することだ。
生徒ランキングはこの台座でのみ確認が可能で、自身の『辞典』を台座に置けば、専用ページが自動的に作られる仕組みとなっている。
リールは『辞典』のページをめくりながら、独り言を呟いた。
「ああ……ドキドキするわね。あの子たち、ちゃんとうまくやっているかしら。三人とも相当な実力を持っているから、入学旅行が順調に進んでいるならランキング入りしているはず。ええ、そうよ、順調なら。30位までに入っているはず……」
順位が公開されるのは、上位30人分だけだ。それ以降の順位は非公開となっている。
リールはもし、30位以内に三人がいないなら、学園師範としての特権を行使し、31位以降の順位も確認しようと思っていた。
そしてリールの言う「あの子たち」とは、もちろん、彼女の甥っ子リューエスト・ダリアリーデレと、姪っ子キリ・ダリアリーデレ、そしてチェカの養子であるアデル・ダリアリーデレのことである。チェカはリールの末の弟で、彼が引き取ったアデルは、血の繋がりなど無くてもリールにとってはすでに可愛い姪っ子の一人なのだ。
学園師範のリールは、生徒ランキングの他にも、現在の新入生たちの課題進行具合を『辞典』を通して知ることができる。しかし昨日、リールは新入生がらみの仕事と在校生への授業で忙しくて、気になってはいたものの、まったく進行具合を確認できなかった。
「あの子たち、課題4まで無事進んでいるわよね? まさか、ランキング最下位なんてことはないだろうけど……。キリは目覚めたばかりだもの、心配だわ。リューエストが付いているとはいえ、あの子もどこかふわふわしたところがあるし……あ、ここだわ」
リールは、やっと目的のページに辿り着き、それを目にして硬直した。
―――――――――――――――
1540年度入学旅行/新入生ランキング
現在入学旅行2日目/帰還生徒0人
1位 キリ・ダリアリーデレ
2位 ロナ・ダイニャ
3位 リューエスト・ダリアリーデレ
4位 アデル・ダリアリーデレ
:
:
:
―――――――――――――――
「えっ……。えっ……。まあっ……まあ、まあ!! あの子たちが、三人とも、5位内に?! し、しかも、キリ、あの子が、1位!!」
クラッと、リールはめまいを感じた。キリの凄まじい『辞典』の強さはもちろん知っていたが、入学旅行の緊張で実力を出し切れない可能性もあると思い、心配に思っていたのだ。
「まあ、キリ……。なんてことかしら。いきなり1位になるなんて……」
しかも、リューエストは3位で、4位にはアデルもいる。
リールは歓喜と安堵、そして誇らしさで胸がいっぱいになった。
「素晴らしいわ、ああ……なんてことかしら。頑張っているのね、あの子たち。ああ……見たかったわ、あの子たちの昨日の勇姿を!」
リールは学園の師範をしているので、当然ながら休日以外は職務がある。昨日も今日も平日のため、日中は授業で忙しい。そうでなければ彼女は今頃、こっそり入学旅行について行っただろう。まるで我が子の「初めてのおつかい」を見守る、母親のように。
「ちゃんと食べてるかしら。眠れてるかしら。ああ、どうか無事に帰ってきてね、キリ、リュー、アデル。私の可愛い子供たち! あら、いけない、こんなこと言ったらまたアデルに怒られてしまうわ。『リール叔母さま、もう私は子供じゃないんです!』って。うふふ、あはは、そうね、アデル……素敵よ、頑張っているのね。しっかり者のアデルは、きっとキリをサポートしてくれているわね。ありがとう……」
感極まりながらそう呟いていると、誰かが講堂に入ってくる気配がした。リールが振り向くと、師範仲間のシルヴィア・レーヴが近づいてくる。
彼女の類まれな美貌は誰もが見とれてしまうほどで、その優雅な仕草は、歩いているだけで人の目を惹きつける。彼女は嫣然と微笑みながらリールのすぐそばまで来ると、声をかけてきた。
「おはようございます、リール先生。生徒ランキングをもう確認されまして? 先生の姪っ子さん、大変優秀でいらっしゃるのね。あんなに素晴らしいダリアの愛し子を、どこに隠していらしたの?」
「おはよう、シルヴィア先生。今ランキングを確認したばかりで、びっくりしてるところよ」
「うふふ……、ご存じ? キリ・ダリアリーデレは昨日からものすごい話題になっていますわ。在校生たちはさっそく辞典競技課題の情報を仕入れて、大騒ぎ。彼女におかしなあだ名を付けてましてよ」
「あらっ、どんな?!」
「『漆黒の眠り姫』、『冥府帰りのキリダリア』、……それから、『バトルクラッシャー』。他にもあるようですわ」
「んまぁ……。素敵。『漆黒の眠り姫』、あらあらあら。そうね、あの子、長年眠っていたものね。『冥府帰りのキリダリア』? 何やら地獄の底から蘇ったかのようなインパクトのあるネーミングね。強そうだわ。それに、『バトルクラッシャー』ですって?!」
「キリは、競技場課題の表現バトルで1万点以上を取得したんですって。前代未聞ですわ」
「んまぁっ!! そうなの?!」
「何もご存じない? 昨日の夜は、その話でもちきりでしたわ」
「昨日は私、忙しくてね、仕事が終わったら早々に寝てしまったのよ。まあ、そうだったの……1万点……」
「不思議な方ね。どこからともなく突然現れた彗星のよう。まるで竜が……連れてきたみたいですわ……」
――竜が連れてきた。
その例えは稀代の天才を表現するのによく使われる。しかしシルヴィアの表情と声音は、何か別の意味を含ませているのが感じられた。
(何かしら……この違和感……。……あら……)
リールはふと、シルヴィアがとても疲れているのを感じ取った。彼女はリールのように早起きしたのではなく、寝ていないのだと気付く。
リールは小さな包みを取り出すと、シルヴィアに手渡しながら言った。
「はい、これあげるわ。癒術を込めて作った丸薬よ。前に渡したのと同じやつ。就寝する直前に飲んでね。副作用も無くぐっすり眠れるから」
シルヴィアはハッとして目を見開いたが、それは一瞬のことで、すぐにまたゆったりと微笑んで言った。
「さすがですわ……リール先生。寝不足を悟られるなんて、わたくしもまだまだですわね……」
「いえ、うまく隠せているわよ。でもシルヴィア、駄目よ、無理しちゃ。まだまだ先は長いんだから。しんどい時はちゃんと頼ってちょうだい。チェカだって、ここにいたらどれほど心配したことか」
シルヴィアはチェカの幼なじみだ。だからリールは、シルヴィアを子供のころから知っている。
シルヴィアは心の中でそっと溜息を付き、リールの差し出した丸薬を受け取った。
「ありがとう、リール先生。頂戴しますわ」
シルヴィアが続けて何か言おうとしたとき、講堂に早起き組の生徒たちが入ってきた。彼らは元気いっぱいといった風情で、口々に二人の師範に声をかけてくる。
「先生方、おはようございます!」
「わっ、リール先生だ! ねねね、見ました?ランキング!! 1位、先生の姪っ子さんでしょ! さすが!!」
「競技場見学に行った生徒が、キリダリアの表現見て鳥肌立ったって、言ってましたよ! 授業さぼった甲斐があったって!」
「オイ、バカ! それ言うな」
「あ、しまった!」
リールは声を出して笑いながら、生徒たちに優しく言った。
「いいんですよ、どの生徒がさぼったかは聞かないから安心して。たまには息抜きもしなきゃね。たまには、ですよ? フフフ。ねえ、こっそり教えてくれる? 私の秘蔵っ子たちの競技の様子」
ワッと、生徒たちが一斉にしゃべりだす。賑やかなその場を、シルヴィアはそっと離れた。口元に謎めいた笑みを浮かべ、
「楽しみですわ……キリ。あなたにお会いする日が」
そうポツリと、呟きながら。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説

異世界で泣いていた僕は、戻って来てヒーロー活動始めます。
まったりー
ファンタジー
8歳の頃、勇者召喚で異世界に飛んだ主人公、神楽啓斗(かぐらけいと)は、1年間を毎日泣いて過ごしていました。
そんな彼を可哀そうと思ったのは、その世界で女神と呼ばれている女性で、使い魔を通して色々力添えをして行き、段々と元気になった神楽啓斗(かぐらけいと)は、異世界で生きる訓練を始めます。
ですが、子供は親元に戻るべきと女神様は力を使い、現代に戻してくれたのです。
戻って来た現代では、女神様の使い魔も助けも行われ続け、神楽啓斗(かぐらけいと)は異世界の力を使い、困ってる人を助けるヒーロー活動を始めます。
普通の平和な世界だと思っていた神楽啓斗(かぐらけいと)でしたが、世界には裏の顔が存在し、戦いの中に身を置く事になって行く、そんなお話です。

病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?


タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる