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1章 降り立った地
2話 ステータスと転移
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渋々ステータス表記に戻る。前見た時と同じで、10の数字が連なっている。HP、MP、STR、MAT、DEF、MGR、AGL。使えるステータスポイントは400。一応、1度振り分けた後からでも、制限時間内ならば何度でも振り分け直すことができるようである。とりあえず、全てに50を振り分けて50残る様なので、一応全部50振り分けておく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HP:60
MP:60
STR:60
MAT:60
DEF:60
MGR:60
AGL:60
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、どれを上げて、どれを下げるのが正解だろうか。顎を手で触りながら思案する。
先程入手したスキルは防御と言うよりも、速さに重きを置いたスキル構成と言えるスキルばかりだ。なので、AGLは確実に上げた方が良いだろう。代わりに、防御系のステータスは下げた方がいいか。とりあえず、DEFとMGRを25下げる。
あとは、HPとMPは絶対に上げておいた方が良い。そうなると、STRとMATをさげなければ行けないが……どうしよう。どちらかは絶対に50以上は無いと生きていくのは厳しい気がする。
そんな事を考えながら、ステータス値を振り分ける。
最終的に振り分けた結果はこうだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HP:65
MP:95
STR:75
MAT:70
DEF:35
MGR:35
AGL:95
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
何故こうなったかというと。まず、AGLは俺のスキル的に上げた方がいいのは明白。その代わりに防御系を下げた。攻撃はある程度高い方がいいと思い最初よりも少し高め。ただ、魔術よりも使用回数に制限のない物理攻撃の方が多く扱う可能性が高いのでSTRは高くMATは低めに設定した。MPは言わずもがな絶対必要だから高くしてある。HPはどうせ逃げるし防御系は低いのだから多くあっても意味はないと思い低め。
とまぁこんな感じである。
さて、次は種族なのだが。実は既に決まっていた。その種族は、鬼人。刀を扱うのなら鬼人だろうと勝手に決めていた。幸い、種族特有の補正効果も速度上昇が主なようでこれは自分のスタイルにも合っていたので助かった。
ちなみに、他にもそれぞれの種族特有の補正効果があり、エルフなら精霊と話す事ができる、獣人なら気配察知能力が高まる、ドワーフなら技術系統のスキルの熟練度上昇などなどである。まあ、別にそこまで重要性は低いだろう。
っと、ステータスと種族値は決めたし、アイテム選択に戻るとするか。
アイテム選択欄をタップし刀のアイテム欄を開く。先程開いた時と同様に、ずらっとアイテム画像が並ぶ。
どれにしようか。入手した時に使えるアイテム以外とそもそも入手できないアイテムは暗くなっている為わかりやすい。ご都合展開その2である。
うーん…………。悩みながら見ているとふと目に止まった。
『無銘刀(重量操作)名前変更可
必要SP 450
必要ステータス STR:72 MP:83
必要スキル 【刀術 Lv.1~】【魔力操作 Lv.2~】
攻撃力 基本260(変動)
概要:刀の重量を念じる事で自由に操作出来る。』
かっけぇ。思わず入手してしまった。だが後悔はしていない。そこそこの攻撃力はあるし何より重量を変えられるというのが大きい。自分が持つ時は軽量にし、敵を斬る瞬間にとても重くすればいっきに攻撃力が増す。なんとまあ画期的な武器だろうか。
ともかく、残りSPは550になった。次は鞄もしくはリュックだ。この手にもっている、ここに来る直前に買ったお菓子やジュース等を入れる物が欲しい。めちゃくちゃ邪魔。
鞄等のアイテム欄を開く。これもまた多くの種類がある。どれにしよう。
『大容量リュック
必要SP 200
容量 大
概要:重量軽減術式付のリュック。ただし、術式の効果は小。』
少し軽くなる感じのリュックか。いいな。特に使用条件も無いようなので入手する。
さて、残りSPは350だな。ちょうど【魔力消費軽減 Lv.1】【気配察知 Lv.1】が取得できる。Lv.1だとスキル効果は弱めだが、取らないよりはマシだ。そう思い、取得する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前:葛城 白夜
種族:鬼人
性別:男
年齢:18
Lv:1
HP:65
MP:95
STR:75
MAT:70
DEF:35
MGR:35
AGL:95
アクティブスキル
【刀術 Lv.1】《無月妖真流》【火属性魔術 Lv.1】【雷属性魔術 Lv.1】【魔力操作 Lv.3】【解析 Lv.2】【隠密 Lv.1】【瞬速 Lv.1】【思考加速 Lv.1】
パッシブスキル
【魔力操作軽減 Lv.1】【気配察知 Lv.1】【共通語 Lv.4】
耐性スキル
【魔法耐性 Lv.1】【魔術耐性 Lv.1】【精神耐性 Lv.1】
所持アイテム
『無銘刀(重量操作)』『大容量リュック』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よし。これでいいか。
ふと、前にある時計の時間を見る。
【0:03:51】
む、もうそんな経っていたのか。時間が過ぎるのが早いな。とも思ったが、周りを見るとどうやら終わったような感じの人が多くいて、俺は終わるのは遅い方だったのかと気付く。
時間がゼロになるまで少し暇なので、心内で数字を見ながらカウントダウンを始める。
…………
………………
5、4、3、2、1……0!
ゼロになった!と考えたのも束の間、次の瞬間、目の前から女神が飛び出てきた。
『制限時間になりました!早速異世界へと飛び立って貰います。質問は受付けません。ではどうぞ行ってらっしゃい』
早口でそう言うや否や、次の瞬間には俺達の周りに超巨大な魔法陣が描かられ、既に転移が始まっているようだった。
展開早すぎだろ。制限時間は過ぎたのだから、ある意味正しいのかも知れないが……それにしても質問を受け付けないとはな。親切じゃ無いね。
恐らく、このステータス措置やスキルの付与なども、ただの善意でやってくれた事では無いようだ。裏があるとみてまず間違いないな。だが、そんな事を今更理解したとて異世界転移を止められる訳でも無いので大人しく転移させられることにする。
神々しい光が、俺達転移者を包み込む。そこで意識は途絶えた。
◇◆◇◆◇◆
転移者達が居なくなった神界。先程彼等を送り出した女神────ヘルスティアは無言で佇んでいた。が、其の顔は愉悦に歪み自虐的な笑みを浮かべていた。
『また、あれをやったのか』
ふと、彼女の横から男の声が聞こえ、空間が歪む。その歪みから、苦労人然とした美しい風貌をした男神が出てきた。彼の名はゼルシス。ヘルスティアと同格の神にして彼女の夫。
ヘルスティアは彼の方を振り向き、微笑む。
『えぇ、だって楽しいもの』
『だからと言って「生きる事で世界を安定させる力がある」みたいな嘘をついてまでやる必要はないだろう』
「あら、嘘ではないわよ?事実生きている時も、少しは安定させてるじゃない。まあ、死んだ状態の方がもっと強力なのだけれど」
「なら死んだ状態で気に変換した方がいいんじゃないのか。その方が彼等も生きようと非常な叶わぬ運命に抗う苦しみを味合わずに済む」
「そしたら愉しめないじゃない。彼等はステータスとかスキルとか、そういうのに目がないらしいじゃない。それを手に出来た喜びを味わって、そのなまじ強くなった身体のせいで苦しみながら死ぬ。これを視る程面白くて、愉しい事ってそうそう無いわ」
「趣味の悪い神だな。地球の神々が知ったらどうなる事か……此方の方が神格は低いのだぞ?」
「大丈夫よ、ボケたジジィ達の集まりなんだから。今回のこの人たちも、有効活用したいって言ったら喜んで差し出して来たわよ」
「………………それは」
「それに、彼らも美しい女神様の愉しみに付き合えて喜ぶんじゃないかしら」
傲慢な物言いをする女神はしかし、それを許されるだけの神格を有していた。
ゼルシスは溜息をつくと、諦めたように言った。
「………………分かった。だが、どうなっても知らんぞ?」
「え?え、えぇ、いいわよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HP:60
MP:60
STR:60
MAT:60
DEF:60
MGR:60
AGL:60
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さて、どれを上げて、どれを下げるのが正解だろうか。顎を手で触りながら思案する。
先程入手したスキルは防御と言うよりも、速さに重きを置いたスキル構成と言えるスキルばかりだ。なので、AGLは確実に上げた方が良いだろう。代わりに、防御系のステータスは下げた方がいいか。とりあえず、DEFとMGRを25下げる。
あとは、HPとMPは絶対に上げておいた方が良い。そうなると、STRとMATをさげなければ行けないが……どうしよう。どちらかは絶対に50以上は無いと生きていくのは厳しい気がする。
そんな事を考えながら、ステータス値を振り分ける。
最終的に振り分けた結果はこうだ。
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HP:65
MP:95
STR:75
MAT:70
DEF:35
MGR:35
AGL:95
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何故こうなったかというと。まず、AGLは俺のスキル的に上げた方がいいのは明白。その代わりに防御系を下げた。攻撃はある程度高い方がいいと思い最初よりも少し高め。ただ、魔術よりも使用回数に制限のない物理攻撃の方が多く扱う可能性が高いのでSTRは高くMATは低めに設定した。MPは言わずもがな絶対必要だから高くしてある。HPはどうせ逃げるし防御系は低いのだから多くあっても意味はないと思い低め。
とまぁこんな感じである。
さて、次は種族なのだが。実は既に決まっていた。その種族は、鬼人。刀を扱うのなら鬼人だろうと勝手に決めていた。幸い、種族特有の補正効果も速度上昇が主なようでこれは自分のスタイルにも合っていたので助かった。
ちなみに、他にもそれぞれの種族特有の補正効果があり、エルフなら精霊と話す事ができる、獣人なら気配察知能力が高まる、ドワーフなら技術系統のスキルの熟練度上昇などなどである。まあ、別にそこまで重要性は低いだろう。
っと、ステータスと種族値は決めたし、アイテム選択に戻るとするか。
アイテム選択欄をタップし刀のアイテム欄を開く。先程開いた時と同様に、ずらっとアイテム画像が並ぶ。
どれにしようか。入手した時に使えるアイテム以外とそもそも入手できないアイテムは暗くなっている為わかりやすい。ご都合展開その2である。
うーん…………。悩みながら見ているとふと目に止まった。
『無銘刀(重量操作)名前変更可
必要SP 450
必要ステータス STR:72 MP:83
必要スキル 【刀術 Lv.1~】【魔力操作 Lv.2~】
攻撃力 基本260(変動)
概要:刀の重量を念じる事で自由に操作出来る。』
かっけぇ。思わず入手してしまった。だが後悔はしていない。そこそこの攻撃力はあるし何より重量を変えられるというのが大きい。自分が持つ時は軽量にし、敵を斬る瞬間にとても重くすればいっきに攻撃力が増す。なんとまあ画期的な武器だろうか。
ともかく、残りSPは550になった。次は鞄もしくはリュックだ。この手にもっている、ここに来る直前に買ったお菓子やジュース等を入れる物が欲しい。めちゃくちゃ邪魔。
鞄等のアイテム欄を開く。これもまた多くの種類がある。どれにしよう。
『大容量リュック
必要SP 200
容量 大
概要:重量軽減術式付のリュック。ただし、術式の効果は小。』
少し軽くなる感じのリュックか。いいな。特に使用条件も無いようなので入手する。
さて、残りSPは350だな。ちょうど【魔力消費軽減 Lv.1】【気配察知 Lv.1】が取得できる。Lv.1だとスキル効果は弱めだが、取らないよりはマシだ。そう思い、取得する。
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名前:葛城 白夜
種族:鬼人
性別:男
年齢:18
Lv:1
HP:65
MP:95
STR:75
MAT:70
DEF:35
MGR:35
AGL:95
アクティブスキル
【刀術 Lv.1】《無月妖真流》【火属性魔術 Lv.1】【雷属性魔術 Lv.1】【魔力操作 Lv.3】【解析 Lv.2】【隠密 Lv.1】【瞬速 Lv.1】【思考加速 Lv.1】
パッシブスキル
【魔力操作軽減 Lv.1】【気配察知 Lv.1】【共通語 Lv.4】
耐性スキル
【魔法耐性 Lv.1】【魔術耐性 Lv.1】【精神耐性 Lv.1】
所持アイテム
『無銘刀(重量操作)』『大容量リュック』
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よし。これでいいか。
ふと、前にある時計の時間を見る。
【0:03:51】
む、もうそんな経っていたのか。時間が過ぎるのが早いな。とも思ったが、周りを見るとどうやら終わったような感じの人が多くいて、俺は終わるのは遅い方だったのかと気付く。
時間がゼロになるまで少し暇なので、心内で数字を見ながらカウントダウンを始める。
…………
………………
5、4、3、2、1……0!
ゼロになった!と考えたのも束の間、次の瞬間、目の前から女神が飛び出てきた。
『制限時間になりました!早速異世界へと飛び立って貰います。質問は受付けません。ではどうぞ行ってらっしゃい』
早口でそう言うや否や、次の瞬間には俺達の周りに超巨大な魔法陣が描かられ、既に転移が始まっているようだった。
展開早すぎだろ。制限時間は過ぎたのだから、ある意味正しいのかも知れないが……それにしても質問を受け付けないとはな。親切じゃ無いね。
恐らく、このステータス措置やスキルの付与なども、ただの善意でやってくれた事では無いようだ。裏があるとみてまず間違いないな。だが、そんな事を今更理解したとて異世界転移を止められる訳でも無いので大人しく転移させられることにする。
神々しい光が、俺達転移者を包み込む。そこで意識は途絶えた。
◇◆◇◆◇◆
転移者達が居なくなった神界。先程彼等を送り出した女神────ヘルスティアは無言で佇んでいた。が、其の顔は愉悦に歪み自虐的な笑みを浮かべていた。
『また、あれをやったのか』
ふと、彼女の横から男の声が聞こえ、空間が歪む。その歪みから、苦労人然とした美しい風貌をした男神が出てきた。彼の名はゼルシス。ヘルスティアと同格の神にして彼女の夫。
ヘルスティアは彼の方を振り向き、微笑む。
『えぇ、だって楽しいもの』
『だからと言って「生きる事で世界を安定させる力がある」みたいな嘘をついてまでやる必要はないだろう』
「あら、嘘ではないわよ?事実生きている時も、少しは安定させてるじゃない。まあ、死んだ状態の方がもっと強力なのだけれど」
「なら死んだ状態で気に変換した方がいいんじゃないのか。その方が彼等も生きようと非常な叶わぬ運命に抗う苦しみを味合わずに済む」
「そしたら愉しめないじゃない。彼等はステータスとかスキルとか、そういうのに目がないらしいじゃない。それを手に出来た喜びを味わって、そのなまじ強くなった身体のせいで苦しみながら死ぬ。これを視る程面白くて、愉しい事ってそうそう無いわ」
「趣味の悪い神だな。地球の神々が知ったらどうなる事か……此方の方が神格は低いのだぞ?」
「大丈夫よ、ボケたジジィ達の集まりなんだから。今回のこの人たちも、有効活用したいって言ったら喜んで差し出して来たわよ」
「………………それは」
「それに、彼らも美しい女神様の愉しみに付き合えて喜ぶんじゃないかしら」
傲慢な物言いをする女神はしかし、それを許されるだけの神格を有していた。
ゼルシスは溜息をつくと、諦めたように言った。
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