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第1章/レゾット王国
第10話/夜明け
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ニエンテは、僕らの攻撃を避けずに、正面で
受け止めた。
ここでニエンテは、戦いの中で初めて、
身体が震えていた。
「…はぁ、ふ、あぁ…これは少し、予想外
の強さだったなぁ…
初めての感覚だよ、痛いってのは、こんな
感覚だったんだな…」
ニエンテがそう言った瞬間、王国に太陽の光が差した。
僕らは、夜通しで戦ったんだな…
疲労が蓄積されすぎている。
さっきの攻撃で、僕は完全に動けなく
なった。
立ち上がるのさえも困難な状況だ。
「魔王エルデには”朝日が昇ったら、戦い
をやめて、魔王城に帰ってこい”って
言われてたな…
今日はこれくらいで帰るよ…
まあ、王国を襲撃するっていう任務は
遂行できた。
もう、この国に用はない、じゃあな。
次会った時は、
今度こそ、コロス…カラナ..?」
そう言って、ニエンテは王国を去った。
その瞬間、僕はその場に倒れ込んだ。
「守り、きれたの…かな…?」
* * *
目が覚めた時には、すでに太陽は沈みかけて
いた。昼は一度も、目を覚まさずに寝ていた
らしい。
ひとまず、自分とセレネや、王国の人々が
生きている事に、ホッとした。
周辺では、襲撃によって破壊された、家の
瓦礫や、倒れた木々などを運んでいた。
「僕も、何かしないとな。
ずっと寝てるのも申し訳ない。」
まずは、周りの人に、手伝う事はないかを
聞いてみようかな。
そして、僕は立ち上がった。
ずっと寝ていたせいで、かなり頭が痛い。
立ちくらみもする。
「ヤバい、倒れそう…
やっぱり、一日中寝るのは良くないな。」
僕は、ふらふらと前に歩いていった。
しばらく歩くと、そこにはエーレル(この国の兵隊のリーダー)がいた。
「エーレル、僕も何か手伝いたい。
仕事はないか?」
「あっ!ライメルじゃないか!
ようやく目を覚したんだな…
君が一日中目を覚まさないから、みんな
心配していたんだよ。」
「心配かけて、すいません。
エーレルも、王国のみんなも。」
「謝らないでくれ。私たちは、また君に
助けられたんだ。
俺らが人々の避難活動をしている時、君
たちはずっと、ニエンテって言う敵と
戦っていたんだろう?
私たちだけでは、この王国は守りきれて
いなかった。
感謝するよ、英雄ライメル。」
エーレルはそう言ってくれたが、おそらく、
僕のせいで、この襲撃は起こったのだ。
戦いの途中に、ニエンテは言ってた。
“魔王の逆鱗にでも触れたか?”って。
僕が、本当に魔王の逆鱗に触れていて、その
せいでこの国が襲撃されたなら、街が壊され
たことも、たくさんの人が死んだことも。
全部、全部僕のせいになる。
だから、僕は感謝される身ではないんだ。
僕はその事を、エーレルに言う事は出来な
かった。怖かったんだ…
この国の人々から、非難される事が。
* * *
次の日、僕はこの国を出ることにした。
理由は単純だ。僕がこの国に居ることで、
再びここが襲撃されるかもしれない。
それだけは、絶対にあってはならない。
「でも、この国を出るとなると、パーティ
メンバーのセレネも、一緒にこの国から
出ないといけないよな…」
僕は一旦、セレネに相談する事にした。
「セレネ、一緒にこの国を出てほしい。」
僕は、国を出ないといけない理由を、何度も
細かく説明した。
もちろん、彼女には、生まれ育った故郷を
出ろと言っている様なものだ。
流石に、嫌と言うなら僕も強制はしない。
そのために、今こうして、話をしている
のだから。
でも、セレネは僕の予想とは違う答えを
言ってきた。
「私、一緒に行きます。
貴方の元で、魔術を学ぶと決めたから。」
セレネは、いつも僕の欲しい答えをくれる。
「ありがとう、セレネ…」
僕の頬に、少し涙が滴っていた。
彼女の優しさと強さに、助けられてばかりな
気がするな。
セレネは、本当にいい人だ。
* * *
僕が今まで泊まっていた宿は、運良く被害を
受けなかった。だから、戦いが終わった後も
僕はここに泊まっていた。
でも、今日でそれも最後だ。
いよいよ今日の昼、僕はこの国を出る。
今は、ここで最後の朝食を食べている。
「あぁ、ここの料理、好きだったのに…
もっと食べたいな…
いいや、動けなくなると困るし、残念
だけれど、これくらいで終わるか。」
今日は、いつもよりも食べる量が少なかった
気がする。
今日までありがとう、僕を泊めてくれて。
でも、もうお別れだね。
僕は、国を出る支度を済ませて、セレネの
家に向かった。
* * *
「あ、おはよう、ライメルさん。」
僕がセレネの家に行くと、彼女はすでに、
支度を済ませていた。
「国を出るのが、楽しみなの…?」
そう質問したのは、彼女の顔が、いつもより
笑っている様に見えたからだ。
「もちろん、国を出たくない気持ちも、
無いわけじゃありません。
でも、これから自分が強くなれると
思うと、我慢できなくて!」
なるほど、笑っている理由はこれか。
そして僕たちは、国の人たちに、別れを
告げるために、王都を巡った。
セレネは、学生時代の友達の家や、通って
いた学校、担任の先生など、様々な人に挨拶
をしていた。
でも、僕が挨拶する人といえば、エーレル
くらいしか居ない。
だから、セレネがお別れを、みんなに言った
後に、エーレルに別れを告げる事にした。
* * *
「セレネ、これで全員?」
「はい、これでお終いです。
ありがとうございます、付き合って
いただいて。」
「そんな事ない、元々は、僕が国を出たい
って言ったんだし、最後の挨拶くらい
しっかりして欲しい。」
そんな事を話しながら、僕らはエーレルの
職場に向かった。
そこに着いたのは、昼頃だった。
「エーレル、今時間ある?」
「なんだ、ライメルか。
時間はあるよ、なんだ?」
良かった、時間があって。
「少し、話したい事があって…
一緒に、外へ行かない?」
そして、僕たちは外のベンチで話をした。
国を出ていく事を話したとき、エーレルは
驚いた顔をしていた。
「なんで、そんなに驚くんだよ。
僕は冒険者なんだし、旅をするのは
普通のことだろ?」
「いや、いきなり国を出てくといわれたら
誰でも驚くだろう。」
本当は、こんな話をしに来たわけじゃない。
最後に伝えておかないといけない。
襲撃された理由は”僕がいるから”だと。
勇気をだせ、自分。
これくらい何ともないだろ。
言うんだ、言わないといけないんだ。
「…あの、実はさ。
この王国が襲撃された理由は、僕が
魔王の怒りを買ったからかもしれない。
ずっと、謝りたかったんだ。
僕のせいで、この国は襲われた。
全部、僕の責任だったんだ。」
僕は、何度も謝った。
謝って済む事じゃないとは思っている。
でも、謝らないと、自分の気がすまない。
* * *
「そうだったのか…
お前が、魔王の怒りを。
でも、俺はこれを、誰にも言わない。」
「え、なんで?」
「だって、お前は魔王城で、俺たちを
助けてくれた。
だから、お前を売る様な真似はしない。」
エーレルはそう言って、笑顔で僕を送り出してくれたのだ。
* * *
なんだか、勇気を貰ったな。
エーレルのおかげで、自分に自信が持てた。
弱気な事は言ってられない、次も頑張るぞ!
「ここから1番近い国は、アイシクル王国
なのかな?
確か、黒い炎を扱える、魔剣士がいる
国だったよな…
美味しい料理も、たくさんあるのか。
よし、次はそこに行こうよ、セレネ。」
「良いですね!一度行きたかったんです!」
よし、決まり。
アイシクル王国に向けて、僕らは歩みを
始めたのだった。
第10話/夜明け
受け止めた。
ここでニエンテは、戦いの中で初めて、
身体が震えていた。
「…はぁ、ふ、あぁ…これは少し、予想外
の強さだったなぁ…
初めての感覚だよ、痛いってのは、こんな
感覚だったんだな…」
ニエンテがそう言った瞬間、王国に太陽の光が差した。
僕らは、夜通しで戦ったんだな…
疲労が蓄積されすぎている。
さっきの攻撃で、僕は完全に動けなく
なった。
立ち上がるのさえも困難な状況だ。
「魔王エルデには”朝日が昇ったら、戦い
をやめて、魔王城に帰ってこい”って
言われてたな…
今日はこれくらいで帰るよ…
まあ、王国を襲撃するっていう任務は
遂行できた。
もう、この国に用はない、じゃあな。
次会った時は、
今度こそ、コロス…カラナ..?」
そう言って、ニエンテは王国を去った。
その瞬間、僕はその場に倒れ込んだ。
「守り、きれたの…かな…?」
* * *
目が覚めた時には、すでに太陽は沈みかけて
いた。昼は一度も、目を覚まさずに寝ていた
らしい。
ひとまず、自分とセレネや、王国の人々が
生きている事に、ホッとした。
周辺では、襲撃によって破壊された、家の
瓦礫や、倒れた木々などを運んでいた。
「僕も、何かしないとな。
ずっと寝てるのも申し訳ない。」
まずは、周りの人に、手伝う事はないかを
聞いてみようかな。
そして、僕は立ち上がった。
ずっと寝ていたせいで、かなり頭が痛い。
立ちくらみもする。
「ヤバい、倒れそう…
やっぱり、一日中寝るのは良くないな。」
僕は、ふらふらと前に歩いていった。
しばらく歩くと、そこにはエーレル(この国の兵隊のリーダー)がいた。
「エーレル、僕も何か手伝いたい。
仕事はないか?」
「あっ!ライメルじゃないか!
ようやく目を覚したんだな…
君が一日中目を覚まさないから、みんな
心配していたんだよ。」
「心配かけて、すいません。
エーレルも、王国のみんなも。」
「謝らないでくれ。私たちは、また君に
助けられたんだ。
俺らが人々の避難活動をしている時、君
たちはずっと、ニエンテって言う敵と
戦っていたんだろう?
私たちだけでは、この王国は守りきれて
いなかった。
感謝するよ、英雄ライメル。」
エーレルはそう言ってくれたが、おそらく、
僕のせいで、この襲撃は起こったのだ。
戦いの途中に、ニエンテは言ってた。
“魔王の逆鱗にでも触れたか?”って。
僕が、本当に魔王の逆鱗に触れていて、その
せいでこの国が襲撃されたなら、街が壊され
たことも、たくさんの人が死んだことも。
全部、全部僕のせいになる。
だから、僕は感謝される身ではないんだ。
僕はその事を、エーレルに言う事は出来な
かった。怖かったんだ…
この国の人々から、非難される事が。
* * *
次の日、僕はこの国を出ることにした。
理由は単純だ。僕がこの国に居ることで、
再びここが襲撃されるかもしれない。
それだけは、絶対にあってはならない。
「でも、この国を出るとなると、パーティ
メンバーのセレネも、一緒にこの国から
出ないといけないよな…」
僕は一旦、セレネに相談する事にした。
「セレネ、一緒にこの国を出てほしい。」
僕は、国を出ないといけない理由を、何度も
細かく説明した。
もちろん、彼女には、生まれ育った故郷を
出ろと言っている様なものだ。
流石に、嫌と言うなら僕も強制はしない。
そのために、今こうして、話をしている
のだから。
でも、セレネは僕の予想とは違う答えを
言ってきた。
「私、一緒に行きます。
貴方の元で、魔術を学ぶと決めたから。」
セレネは、いつも僕の欲しい答えをくれる。
「ありがとう、セレネ…」
僕の頬に、少し涙が滴っていた。
彼女の優しさと強さに、助けられてばかりな
気がするな。
セレネは、本当にいい人だ。
* * *
僕が今まで泊まっていた宿は、運良く被害を
受けなかった。だから、戦いが終わった後も
僕はここに泊まっていた。
でも、今日でそれも最後だ。
いよいよ今日の昼、僕はこの国を出る。
今は、ここで最後の朝食を食べている。
「あぁ、ここの料理、好きだったのに…
もっと食べたいな…
いいや、動けなくなると困るし、残念
だけれど、これくらいで終わるか。」
今日は、いつもよりも食べる量が少なかった
気がする。
今日までありがとう、僕を泊めてくれて。
でも、もうお別れだね。
僕は、国を出る支度を済ませて、セレネの
家に向かった。
* * *
「あ、おはよう、ライメルさん。」
僕がセレネの家に行くと、彼女はすでに、
支度を済ませていた。
「国を出るのが、楽しみなの…?」
そう質問したのは、彼女の顔が、いつもより
笑っている様に見えたからだ。
「もちろん、国を出たくない気持ちも、
無いわけじゃありません。
でも、これから自分が強くなれると
思うと、我慢できなくて!」
なるほど、笑っている理由はこれか。
そして僕たちは、国の人たちに、別れを
告げるために、王都を巡った。
セレネは、学生時代の友達の家や、通って
いた学校、担任の先生など、様々な人に挨拶
をしていた。
でも、僕が挨拶する人といえば、エーレル
くらいしか居ない。
だから、セレネがお別れを、みんなに言った
後に、エーレルに別れを告げる事にした。
* * *
「セレネ、これで全員?」
「はい、これでお終いです。
ありがとうございます、付き合って
いただいて。」
「そんな事ない、元々は、僕が国を出たい
って言ったんだし、最後の挨拶くらい
しっかりして欲しい。」
そんな事を話しながら、僕らはエーレルの
職場に向かった。
そこに着いたのは、昼頃だった。
「エーレル、今時間ある?」
「なんだ、ライメルか。
時間はあるよ、なんだ?」
良かった、時間があって。
「少し、話したい事があって…
一緒に、外へ行かない?」
そして、僕たちは外のベンチで話をした。
国を出ていく事を話したとき、エーレルは
驚いた顔をしていた。
「なんで、そんなに驚くんだよ。
僕は冒険者なんだし、旅をするのは
普通のことだろ?」
「いや、いきなり国を出てくといわれたら
誰でも驚くだろう。」
本当は、こんな話をしに来たわけじゃない。
最後に伝えておかないといけない。
襲撃された理由は”僕がいるから”だと。
勇気をだせ、自分。
これくらい何ともないだろ。
言うんだ、言わないといけないんだ。
「…あの、実はさ。
この王国が襲撃された理由は、僕が
魔王の怒りを買ったからかもしれない。
ずっと、謝りたかったんだ。
僕のせいで、この国は襲われた。
全部、僕の責任だったんだ。」
僕は、何度も謝った。
謝って済む事じゃないとは思っている。
でも、謝らないと、自分の気がすまない。
* * *
「そうだったのか…
お前が、魔王の怒りを。
でも、俺はこれを、誰にも言わない。」
「え、なんで?」
「だって、お前は魔王城で、俺たちを
助けてくれた。
だから、お前を売る様な真似はしない。」
エーレルはそう言って、笑顔で僕を送り出してくれたのだ。
* * *
なんだか、勇気を貰ったな。
エーレルのおかげで、自分に自信が持てた。
弱気な事は言ってられない、次も頑張るぞ!
「ここから1番近い国は、アイシクル王国
なのかな?
確か、黒い炎を扱える、魔剣士がいる
国だったよな…
美味しい料理も、たくさんあるのか。
よし、次はそこに行こうよ、セレネ。」
「良いですね!一度行きたかったんです!」
よし、決まり。
アイシクル王国に向けて、僕らは歩みを
始めたのだった。
第10話/夜明け
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