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サムライ校での学園生活
軍事薬学の先生
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友愛「君なのか?君が姫様を殺そうとしていた人の正体なのか?」
「は?」
麗太「お前が南朝の暗殺者なのか?」
突然のこの問いに、少し戸惑いを見せる、実力行使委員会のイケメン生徒・・・・
他の実力行使委員会の連中も、友愛たちが何を言っているかわからず、少しポカンとしていた・・・・
岩一「とぼけてないで、正体をばらせよ!お前なんだろ!」
レカミエ「恐らく、その方は姫様を狙う暗殺者ではありません!」
突然、空気を壊すように、レカミエがそう言った・・・・
レカミエ「先程、その方が友愛様に放った殺気は、あくまで友愛様を怖がらせるためのもの・・・・
途中まで殺気を出し、剣撃する際には、もう殺気は消えていました・・・
巧みな技術で、いっぱしの人間ができるようなことではありませんが、もし本当に暗殺者ならば、
わざわざ友愛様を狙わず、すぐに姫様を狙っているはず・・・
それに、本当に姫様を殺害したいなら、こんな寮棟の廊下の前で目立つような大騒ぎをしたりはしないでしょう・・・・私なら、人のいない場所ですぐに仕事は終わらせます。
私が、まだ軍人だった頃は、そうしていました・・・」
ひえええええ・・・恐ろしい話・・・・
友愛「で、でも・・・姫様は確かに、この人の視線を感じたんですよね?」
友愛は清宮姫の方を振り向く。姫はコクリと震えながら頷いた・・・
「何の話をしているかは知らんが、姫様が俺の視線を感じて怖がっていたなら、申し訳ない・・・・
だが、俺が姫様を見ていたのは、別にストーカーとかそういうことではなく、お前らニート党の連中が、
姫様を誘拐しようと企んでいたことを知っていたからだ。
殺気のこもった視線で、姫様の周囲を見回すことで、不審なお前らの視線から守っていたのだ。」
リリ「だから、私たちはニート党じゃないっつーの!つーか、それ姫様を怖がらせてただけだから!」
「とにかく、俺たち実力行使委員会は、学校の秩序と安定を守る者である。姫様誘拐なんて大それた真似させてたまるか!さあ、姫様を返してもらおうか・・・」
友愛「あの~話聞いてます? 何で、この学校ってこんな頭悪い人たち多いの?」
姫様「あわわわわ・・・・なんだか私のことでだいぶ場が混乱してしまってる・・・・」
姫様は、もう半分パニック状態だ・・・
イケメン生徒が木刀を構えた・・・それと同時に、実力行使委員会全員が攻撃態勢となった!
その時だった!
突然、辺りに赤い煙がボン!っと現れ、辺り一帯の廊下が、その赤い煙で覆われた・・・・
この煙・・・なんだか臭い・・・周りが見えなくなるし、最悪だ・・・・
その場に居た全員が鼻をつまみ、視界が煙でさえぎられ、混乱する・・・・
「ハイハイ・・喧嘩はそこまでよ、少年少女たち・・・これ以上続けたら、先生が作る授業プリントのコピーを手伝ってもらうという罰則が待ってるわよ。」
化学室に置いてあるような大きな瓶を片手に持ち、白衣を着た小柄で可愛い若い女の先生が立っていた・・・
軍事薬学を担当している【紫瑞 真登香(しみず まほか)】先生だ・・・・・
やがて、煙がひいて、先生の小さな身体が、その場にいた生徒全員に見えてきたころ・・・
あれ?・・・・そう言えば、今先生が持っている、あの大きな瓶・・・どっかで見たことがあるような・・・
どうやら、その大きな瓶から赤くて臭い煙が発せられていたようだけど・・・
友愛は、紫瑞先生が手に持っている、その大きな瓶をどこかで見た覚えがあったのだが、やはり思い出せなかった・・・・
(読者の皆さんは、思い出せたでしょうか?)
「は?」
麗太「お前が南朝の暗殺者なのか?」
突然のこの問いに、少し戸惑いを見せる、実力行使委員会のイケメン生徒・・・・
他の実力行使委員会の連中も、友愛たちが何を言っているかわからず、少しポカンとしていた・・・・
岩一「とぼけてないで、正体をばらせよ!お前なんだろ!」
レカミエ「恐らく、その方は姫様を狙う暗殺者ではありません!」
突然、空気を壊すように、レカミエがそう言った・・・・
レカミエ「先程、その方が友愛様に放った殺気は、あくまで友愛様を怖がらせるためのもの・・・・
途中まで殺気を出し、剣撃する際には、もう殺気は消えていました・・・
巧みな技術で、いっぱしの人間ができるようなことではありませんが、もし本当に暗殺者ならば、
わざわざ友愛様を狙わず、すぐに姫様を狙っているはず・・・
それに、本当に姫様を殺害したいなら、こんな寮棟の廊下の前で目立つような大騒ぎをしたりはしないでしょう・・・・私なら、人のいない場所ですぐに仕事は終わらせます。
私が、まだ軍人だった頃は、そうしていました・・・」
ひえええええ・・・恐ろしい話・・・・
友愛「で、でも・・・姫様は確かに、この人の視線を感じたんですよね?」
友愛は清宮姫の方を振り向く。姫はコクリと震えながら頷いた・・・
「何の話をしているかは知らんが、姫様が俺の視線を感じて怖がっていたなら、申し訳ない・・・・
だが、俺が姫様を見ていたのは、別にストーカーとかそういうことではなく、お前らニート党の連中が、
姫様を誘拐しようと企んでいたことを知っていたからだ。
殺気のこもった視線で、姫様の周囲を見回すことで、不審なお前らの視線から守っていたのだ。」
リリ「だから、私たちはニート党じゃないっつーの!つーか、それ姫様を怖がらせてただけだから!」
「とにかく、俺たち実力行使委員会は、学校の秩序と安定を守る者である。姫様誘拐なんて大それた真似させてたまるか!さあ、姫様を返してもらおうか・・・」
友愛「あの~話聞いてます? 何で、この学校ってこんな頭悪い人たち多いの?」
姫様「あわわわわ・・・・なんだか私のことでだいぶ場が混乱してしまってる・・・・」
姫様は、もう半分パニック状態だ・・・
イケメン生徒が木刀を構えた・・・それと同時に、実力行使委員会全員が攻撃態勢となった!
その時だった!
突然、辺りに赤い煙がボン!っと現れ、辺り一帯の廊下が、その赤い煙で覆われた・・・・
この煙・・・なんだか臭い・・・周りが見えなくなるし、最悪だ・・・・
その場に居た全員が鼻をつまみ、視界が煙でさえぎられ、混乱する・・・・
「ハイハイ・・喧嘩はそこまでよ、少年少女たち・・・これ以上続けたら、先生が作る授業プリントのコピーを手伝ってもらうという罰則が待ってるわよ。」
化学室に置いてあるような大きな瓶を片手に持ち、白衣を着た小柄で可愛い若い女の先生が立っていた・・・
軍事薬学を担当している【紫瑞 真登香(しみず まほか)】先生だ・・・・・
やがて、煙がひいて、先生の小さな身体が、その場にいた生徒全員に見えてきたころ・・・
あれ?・・・・そう言えば、今先生が持っている、あの大きな瓶・・・どっかで見たことがあるような・・・
どうやら、その大きな瓶から赤くて臭い煙が発せられていたようだけど・・・
友愛は、紫瑞先生が手に持っている、その大きな瓶をどこかで見た覚えがあったのだが、やはり思い出せなかった・・・・
(読者の皆さんは、思い出せたでしょうか?)
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