サムライになれる学校【国家防衛学校】SEASON1 第三次世界大戦の始まり

名探偵プリンス

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サムライ校での学園生活

神皇家のお姫様

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リリの一言で、たちまち教室全体に「留学生がやってくる」という噂が広まる。

「留学生だって?」「どんな子が来るんだろう?」

「俺としては、超絶可愛い外国の女の子が来てほしいなあ・・・」

「いやいや、ここは知的なイケメンでしょ」

「てか、二学期早々、留学生とかサプライズ多すぎだろ、この学校」

「きっと、どこかの名門のお嬢様かお坊ちゃまよ!」


みんな、各々勝手なことばかり言っているな~ と思いながらスマホをいじる友愛・・・・

すると、隣で同じようにスマホをいじっている麗太が何やら画面を見て、ニヤニヤしている・・・

怖・・・・


友愛「な、何を見ているの?」

麗太のにやけ顔に戸惑いつつも、聞く友愛・・・


麗太「あ、ああ・・見て、可愛くない?」


麗太がスマホで見ていた画像を、友愛に見せる。

そこに映っていたのは、バス停で会ったあの和服姿の小さな美少女だった。


友愛「あ!」

麗太「可愛いよな~ 【神皇家(しんこうけ)】のお姫様【清宮姫(きやひめ)】様だよ。僕らと同い年で、今年からエリート女学校の【菊水藤花女学院】に通われたらしいんだ。僕も水戸小学校にいた時、何度か見かけたことがあったんだけど、漂う空気が神々しすぎて話しかけることもできなかったよ。

【神室】の中でも美少女すぎて、最近【国民のアイドル】なんて呼ばれて話題なんだぜ。友愛知らなかった?」


説明しよう!

【神皇家】とは、日本国の象徴である【神皇】の一族のことだ。

海外で言うならば王室と同じ地位だ。

もっと分かりやすく言うなら【国王】の一族ということだ。

もっとも日本では【神室】と言う。

一応、この国の神話上で【神の一族】とされ、日本国民を統合する神聖な一族とされている。



友愛「・・・・・・・・・・・・・・」

友愛は、バス停で会った少女の正体がわかり、思わず黙ってしまう・・・

麗太 「どうしたの?友愛?」

友愛「僕、このお姫様と最近会ったことがあった・・・・」

麗太「ええ!!どこで?どこで?」

麗太が思わず、飛び上がって友愛の肩を揺さぶる!


ガラガラ!

教室の重い扉が開く!


浅見先生「お静かに!」

浅見先生が、いつもよりもさらに威厳のこもった声で、みんなを静かにさせる。

浅見先生「二学期初日から、皆様にご紹介したいお方がいます。これから一か月間、この【個】のクラスでみんなと学びを共にする神聖なる一族のお方です。失礼があってはなりませんよ。」

浅見先生の声が普段にも増して丁寧・・・

しかも、これから来るその留学生を【お方】なんて言っているってことは・・・


浅見先生「では、姫様どうぞお入りください・・・」


教室の扉が再び開く。

扉から出てきたのは、艶やかな黒髪に、上品な白い肌、小柄で小顔な美少女・・・

サムライ校の制服をしっかりと着こなし、育ちの良さがにじみ出ている姿勢と物腰・・・

その人は・・・・

清宮姫「皆様初めまして。【宝璋院東邦松清姫(ほうしょういんひがしくにまつきやひめ)】と申します。
一か月と言う短い時間ではありますが、皆様と楽しい学園生活を送りたいと思っております。よろしくお願いします。」

清宮姫は、洗練された優雅なお辞儀で、教室にいるサムライ校の生徒の前に現れた。








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