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サムライ校での学園生活

女子寮に不法侵入

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にしても、流石女子寮。 甘い良いにおいがするし、ベッドに置いてある可愛いらしいぬいぐるみや、ピンク色の毛布など、まさに女子ー!って感じだ。

友愛と麗太は、ちょっとの間、女子寮の雰囲気に酔っていた・・・


レカミエ「どうされたのですか?友愛様、麗太様。 ここは女子寮ですよ。男子生徒の方々は入ってはいけないと校則で決められているはず・・・ルールを守らなくてはいけません。」

寝起きのレカミエは、外国のお人形のように綺麗にできている小さな顔をかしげて、そう2人に問う。

普通の女子生徒ならば、男子生徒が勝手に女子寮に入ってきたなら悲鳴を上げ、大騒ぎするだろう。

だが、レカミエは大抵のことでは全く動じない・・・幼い頃から戦場に身を投じていた彼女は常人とは度胸が違うのだ。



友愛と麗太は、問いにどう答えようか?とタジタジする・・・

ヤッべー!一応この時のために用意した噓を考えてきたんだけど・・・え~っと・・


麗太「やー、実は明日、稲西先生の【戦闘術】の授業で僕らだけ再試験があってさ。ほら、僕と友愛って前の【戦闘術】の実技試験、あんまり点数良くなかっただろ?だから明日の再試験に向けて練習しようと思っていたんだ。」

友愛「うちの個のクラスで、【戦闘術】が得意なのは、やっぱ実戦経験のあるレカミエでしょ?だから明日の試験のために、色々指導してもらいたいんだ。」



少しどもりながら、早口でそう答える友愛と麗太。


もちろん、稲西先生が再試験するというのは真っ赤な噓・・・本当の狙いは・・・



・友愛と麗太の心の声

「リリたちの位置は、木村の活躍によって特定することができた。

そして、黒丸がリリと小西を人身売買の商品として、海外の富裕層へ売ろうとしていることもわかった・・・

そして、その人身売買取り引きがもうすぐ行われることも・・・・

もちろん取り引きの場所も日時も全て木村のおかげでわかってる。

後は、その場所に行って、時間まで待ち、2人を奪還するだけ・・・

だが、取り引きまで、まだ時間はある・・・なら、2人を奪還するためにも僕らが強くならないと・・・」


そこで、ふと2人の脳裏に浮かんだのが、実戦経験もあり、戦闘術の授業で常にトップのレカミエだった・・・

短い時間でも、レカミエに多少戦闘術を教われば、犯罪者と戦えるぐらい強くなれるんじゃないか?と
まあ、こう考えたわけだ。中々無茶すぎる話だが・・・



友愛と麗太は、それとなく京子から女子寮の情報を聞き出した。

そして、レカミエの部屋は、毎日夜の8時になると彼女以外の部屋メンは、別の女子たちの部屋に行き、深夜まで女子トークをしていることが分かった。

つまり、その時間帯、レカミエの部屋にはレカミエ以外誰もいなくなるということだ・・・

その時間帯を狙って、友愛と麗太は侵入したわけである。



さて・・・レカミエの返事はどうだ?

まあ、あまり良い返事も期待はしてないが、なんとなくドキドキして緊張する2人・・・

たぶん男子禁制の女子寮にいることも関係しているのだろうが・・・


レカミエ「もちろん構いませんが・・・」

友愛 麗太「ホ、ホントに!!」


予想外の返事・・・


レカミエ「でも稲西先生がお2人に再試験をするなんて聞いたことありませんね・・」

友愛 麗太「き、きっと僕らだけにしか言ってないからだよ!」


こんなにすんなりと承諾してくれると思わなかったから、2人はレカミエが自分たちの噓に気づかないよう慌てて声を被せる。


レカミエ「ところで戦闘術ですと何の技を覚えたいのですか?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2人は少しためてから、こう言った。


友愛「【原爆パンチ】を教えて欲しいんだ。」

















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