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サムライ校での学園生活
完璧すぎるセキュリティ
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翌日から友愛と麗太は、アノニマス先生の部屋に侵入するために、行動を開始した
幸い、2人とも大した怪我ではなかったら、すぐに授業に復帰することになったのだが
苦労するのは、他のクラスメイトたちにどう怪我のことを誤魔化すだ・・・
友愛を始めとする5人には、情報統制がしかれており、先生方から「警察が事件が解決する
まで廃ホテルで起きたこと、誘拐された2人のことは誰にも話すな」と口止めされたためである。
だから当然、ホテルの爆発に巻き込まれて怪我したなんて言えない・・・
色々聞いてくるクラスメイトたちをあしらうのは、相当体力が必要な友愛と麗太であった・・・
まあ、授業に復帰したはいいものの、今の2人の頭にあるのは、【リリ救出計画】だけ。
だから当然、授業の内容など頭に入っていない・・・
それどころか、授業中にラインで【アノニマス先生の部屋にどう侵入するか?】の相談をしていた
2人のラインの内容
麗太「まずはアノニマス先生の一日の動向を把握することだね。」
友愛「情報収集ってことか・・・どうすればいいだろう?」
麗太「時間割を見れば、先生がいつ授業で部屋を離れるかわかるはずだ・・・」
昼休み・・・
みんなが大広間で食事を取ってる中、友愛と麗太は、教室の時間割をずっと見ていた・・・
麗太「アノニマス先生は午後の五時間目から、授業で自分の部屋を離れる・・・狙うとしたらこの五時間目だな・・・」
友愛「でもさ、五時間目は僕らも【国際政治学】の授業があるんだよ。五時間目にアノニマス先生の部屋に侵入するなら、【国際政治学】を欠席しなきゃいけなくなるよ・・・無断欠席なんてしたら松嶋先生に怒られちゃうよ・・・」
麗太「しょうがないよ、アノニマス先生は五時間目の授業以外はほとんど自分の部屋にこもってるんだから。顧問の【サイバー技術部】だって、自室と繋がってるパソコン室でやってるんだから、実質的チャンスは五時間目しかないんだ・・・
それにリリを助けるためだ・・・無断欠席で松嶋先生に怒られようが、やるしかないだろ!」
五時間目・・・
松嶋先生の【国際政治学】の時間に、友愛と麗太の姿はなかった・・
松嶋先生「あれ?小島君と海江田君は??確か怪我が大したことないから、保健室から復帰してるって聞いたけど?」
出席をとる松嶋先生は、2人の返事がないことに、ため息をつく・・・
松嶋先生「まったく、いつも【1人】は勝手に欠席するが、復帰したばかりの2人まで欠席とはね・・・」
いつも【1人】は欠席してる?
一体誰のことだろう??
その頃、2人は、急いで廊下を駆け抜け、アノニマス先生の部屋のドア前まで来ていた・・・
友愛「てか、アノニマス先生の部屋の鍵はどうやって開けるの?」
そうだ、鍵がないとドアを開けれないじゃないか・・・
麗太「これだ!」
麗太は、最黒先生の授業道具部屋からくすねてきた【万能鍵】を友愛に見せた。
友愛「うお、見つかったら殺されるね・・・」
ていうか、先生の部屋に侵入するために、他の先生の部屋に勝手に侵入するとか、僕らどんだけ罪を犯せばいいんだ?と友愛は思う。
それに廊下には、結構な数の防犯カメラがあるから、僕らが勝手に授業を抜け出してるのは
バレバレなんだが・・・
友愛「でもさ、1つ疑問なんだけど、普段デジタルに慣れている人が、パソコンのパスワードをメモ用紙に書いて残したりしないよね? もし、そうだった場合、まずパソコンが開けないことになるから部屋に入っても意味がないってことになるけど?」
友愛がそう問う前に、麗太は鍵穴に万能鍵を差し込んでいた・・・
ブー!ブー!(警報音)
友愛 麗太「パスワードを探す以前の問題だったー!!」
そう、ドア周辺には、アノニマス先生が仕掛けた厳重なセキュリティシステムが施されていたのだ。
そのシステムは、アノニマス先生以外の他人がドアに近づくと、警報音が鳴るというものだった・・・
そして、そのシステムは、他人がドアに近づいた警報情報を自動的にアノニマス先生のスマホに送ってくれる設定になっている・・・
つまりは・・・
アノニマス先生「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スマホの警報情報を見るアノニマス先生・・・
授業中だったアノニマス先生は、無言で授業を中断すると、部屋に向かって走り出した。
友愛と麗太、絶体絶命!!
幸い、2人とも大した怪我ではなかったら、すぐに授業に復帰することになったのだが
苦労するのは、他のクラスメイトたちにどう怪我のことを誤魔化すだ・・・
友愛を始めとする5人には、情報統制がしかれており、先生方から「警察が事件が解決する
まで廃ホテルで起きたこと、誘拐された2人のことは誰にも話すな」と口止めされたためである。
だから当然、ホテルの爆発に巻き込まれて怪我したなんて言えない・・・
色々聞いてくるクラスメイトたちをあしらうのは、相当体力が必要な友愛と麗太であった・・・
まあ、授業に復帰したはいいものの、今の2人の頭にあるのは、【リリ救出計画】だけ。
だから当然、授業の内容など頭に入っていない・・・
それどころか、授業中にラインで【アノニマス先生の部屋にどう侵入するか?】の相談をしていた
2人のラインの内容
麗太「まずはアノニマス先生の一日の動向を把握することだね。」
友愛「情報収集ってことか・・・どうすればいいだろう?」
麗太「時間割を見れば、先生がいつ授業で部屋を離れるかわかるはずだ・・・」
昼休み・・・
みんなが大広間で食事を取ってる中、友愛と麗太は、教室の時間割をずっと見ていた・・・
麗太「アノニマス先生は午後の五時間目から、授業で自分の部屋を離れる・・・狙うとしたらこの五時間目だな・・・」
友愛「でもさ、五時間目は僕らも【国際政治学】の授業があるんだよ。五時間目にアノニマス先生の部屋に侵入するなら、【国際政治学】を欠席しなきゃいけなくなるよ・・・無断欠席なんてしたら松嶋先生に怒られちゃうよ・・・」
麗太「しょうがないよ、アノニマス先生は五時間目の授業以外はほとんど自分の部屋にこもってるんだから。顧問の【サイバー技術部】だって、自室と繋がってるパソコン室でやってるんだから、実質的チャンスは五時間目しかないんだ・・・
それにリリを助けるためだ・・・無断欠席で松嶋先生に怒られようが、やるしかないだろ!」
五時間目・・・
松嶋先生の【国際政治学】の時間に、友愛と麗太の姿はなかった・・
松嶋先生「あれ?小島君と海江田君は??確か怪我が大したことないから、保健室から復帰してるって聞いたけど?」
出席をとる松嶋先生は、2人の返事がないことに、ため息をつく・・・
松嶋先生「まったく、いつも【1人】は勝手に欠席するが、復帰したばかりの2人まで欠席とはね・・・」
いつも【1人】は欠席してる?
一体誰のことだろう??
その頃、2人は、急いで廊下を駆け抜け、アノニマス先生の部屋のドア前まで来ていた・・・
友愛「てか、アノニマス先生の部屋の鍵はどうやって開けるの?」
そうだ、鍵がないとドアを開けれないじゃないか・・・
麗太「これだ!」
麗太は、最黒先生の授業道具部屋からくすねてきた【万能鍵】を友愛に見せた。
友愛「うお、見つかったら殺されるね・・・」
ていうか、先生の部屋に侵入するために、他の先生の部屋に勝手に侵入するとか、僕らどんだけ罪を犯せばいいんだ?と友愛は思う。
それに廊下には、結構な数の防犯カメラがあるから、僕らが勝手に授業を抜け出してるのは
バレバレなんだが・・・
友愛「でもさ、1つ疑問なんだけど、普段デジタルに慣れている人が、パソコンのパスワードをメモ用紙に書いて残したりしないよね? もし、そうだった場合、まずパソコンが開けないことになるから部屋に入っても意味がないってことになるけど?」
友愛がそう問う前に、麗太は鍵穴に万能鍵を差し込んでいた・・・
ブー!ブー!(警報音)
友愛 麗太「パスワードを探す以前の問題だったー!!」
そう、ドア周辺には、アノニマス先生が仕掛けた厳重なセキュリティシステムが施されていたのだ。
そのシステムは、アノニマス先生以外の他人がドアに近づくと、警報音が鳴るというものだった・・・
そして、そのシステムは、他人がドアに近づいた警報情報を自動的にアノニマス先生のスマホに送ってくれる設定になっている・・・
つまりは・・・
アノニマス先生「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スマホの警報情報を見るアノニマス先生・・・
授業中だったアノニマス先生は、無言で授業を中断すると、部屋に向かって走り出した。
友愛と麗太、絶体絶命!!
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