サムライになれる学校【国家防衛学校】SEASON１ 第三次世界大戦の始まり

１２歳の少年がサムライになれる学校へ

本物の軍事用ナイフ

【新日本町】の名前の意味とは、【新たな日本を作るための町】という意味があるらしい。



そんな【新日本町】には、友愛がネットか夢の中でしか見たことがないような色んなモノが売っていた。


本物の拳銃やライフル、ボディーアーマー、ミリタリーシューズなどが売っている軍事品ショップ。


護身用のスタンガンや警棒、タクティカルペンなどが売っている護身ショップ


日本刀や西洋剣、サーベル、サバイバルナイフなど刃物を専門にした店もある。


町にはこのような多くの軍事ショップがあった。





友愛「す、すごい・・・・」


友愛は、すっかり目を輝かせており、オモチャを見る男の子のようになっていた・・・


美奈子さん「まずは、授業で【戦闘訓練】があるから、訓練用のサバイバルナイフや特殊軍棒を買わないとね・・・・この紙に一応、揃えなきゃいけない教科書など学用品が書いてあるから。」
　

美奈子さんが、友愛に学用品が書いてある紙を渡す。




学用品一覧

制服類

・NDTS校専用一般制服(夏服、冬服2着)
・NDTS校専用戦闘服(耐熱性)
・自衛隊員用迷彩服2型と3型

教科書類

・軍事防衛学入門
・CIA式諜報活動マニュアル
・MI6式心理学
・工作活動の基礎
・スパイとは何か？ 
・FBI式犯罪捜査方法
・犯罪心理学の美しさ
・完全犯罪方法
・変装学～二十の顔を持とう～
・機密情報取扱入門
・メディア情報から真実をあぶりだすには？
・～内調、公安～日本の情報機関のあり方
・始めての戦闘訓練～ 日米両軍のトップ兵士が紹介する基礎戦闘術 
・暗殺術入門
・サバイバル訓練とは
・各国特殊部隊が編み出した最短でポイントを占拠する方法
・効率的移動訓練法
・軍事パルクール入門
・忍者の身体の使い方
・海の防衛～国防は海から始まる！
・真のリーダー学　軍人や歴代総理、米国大統領がつづる指揮官のあり方
・航空防衛学
・フランス語入門
・国際英会話
・中国語入門
・ドイツ語入門
・民間防衛
・国際法学入門
・六法全書
・爆薬学の基礎
・火薬入門
・重火器取扱法
・孔子の兵法
・現代軍事の戦略構築の基本
・インフラ整備
・軍事医療学～救急救命の基本～レスキューへの道



訓練用品

・戦闘殺人用特殊軍棒、特殊警棒、ホワイトウルフ警棒
・訓練用ゴム製ナイフ
・飯盒
・NPSS用安全ヘルメット
・単眼鏡と双眼鏡
・軍事用ロープ
・コンパス
・ボディーアーマー3型(防弾チョッキ)
・ミリタリー用時計
・火起こしセット
・テント
・軍事用フラッシュライト
・変装道具セット




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


いや、いくら何でも多すぎるだろー！



友愛「いやいや、えげつないですって、こんなのどうやって購入して、学校まで運ぶんですか！」

美奈子さん「安心して。運び屋さんがいるから。ここで購入して、友愛君が学校に着くころには、もう全部届くようにするから。だからまずは買って、お店の人に名前と届け先を言って、運び屋さんにお願いしてもらうの。」

友愛「それを早く言ってくださいよ～」


てか、教材多くね・・・勉強マジで大変そう・・・・


友愛「でも、訓練用品とか僕の年齢じゃ買えないんじゃ・・・」

美奈子さん「大丈夫、あなたたち生徒は、学校の許可令サインがあれば、年齢を満たしていなくとも買えるの。今回、学用品の購入だから私が学校から許可もらったし。店には認証システムがあって、本当にサムライ校の生徒かどうか判断できるようになってるから。この島の防犯管理システムは万全なのよ。」


へえ～　そりゃあすごい・・・・


そして、美奈子さんはこの街の店の概要を説明してくれた。


美奈子さん「ここは【ミリタリー街】って言ってね。実際に戦闘で使われる様々な武器が売られているのよ。戦闘用の特殊棍棒・警棒に、自衛隊が山や森などのサバイバルで使うナイフや拳銃、ロシア軍のAK-47、米軍のマシンガンのM240だったり・・・もう少し奥に行くと軍事用トラックや戦車も売っているわよ・・・・」

いや、この島はもう完全にミリタリー島やん・・・・ミリタリー雑誌で見た米軍基地にでも住んでるみたいだ。下手なテロリストより武器が揃っているんじゃないか・・・



そんな風に、2人で各ミリタリー店を色々見て回っていると・・・


「お、なんだい？なんだい？日本の期待の星サムライ校の生徒かい？ 」


ナイフショップから、肌が真っ黒で髭ボウボウのいかつい男性が出てきて2人に話しかけてきた。腕が幹のように太く、白いシャツが鍛え上げた身体でピチピチだ。



美奈子さん「あ、数原さん。友愛君、この人は数原流星さん、玄勇会が運営する中東の民間軍事会社で武器を売ったり、実際にアフリカで傭兵として戦場で戦ったり多くの輝かしい軍事キャリアを持つミリタリーのスペシャリストよ。今はここのナイフショップの店長をやっているの・・・武器のことを聞きたいならどうぞ数原ナイフショップへ！」

美奈子さんは、その人をからかうように紹介する。


え？傭兵？民間軍事会社？　つまり元軍人ってこと？　この人・・・・・・・・ヤバい人じゃん・・・


数原さん「よせやい、美奈子お前そんな他人を褒めるたまじゃねえだろうが！」

美奈子さん「ねえ、あなたも教師にならないかってサムライ校に誘われていたんでしょ？なんで引き受けなかったの？」

数原さん「ハハハ、俺なんかより優秀な方ばかりいるから、なんか場違いって感じがしてよ～」

美奈子さん「でも武器の扱い方について、あなたほど詳しい人はいないわ。軍事工学や軍事製品学の先生にでもなればよかったのに・・・」

数原さん「ただのミリタリーオタクの俺に人に教える能力はないよ、それに俺はこうやってのんびり店やってるほうが性にあってらあ、ハハハ・・・」



どうやら、美奈子さんと数原さんは旧知の仲らしい。

それにしても数原さんは、よく笑う陽気な人だな・・・とても、過酷な戦場の中にずっといたとは思えない。


数原さん「で、坊主は何がお望みだい？軍事ナイフを買うには購入許可証が必要だよ。」　

友愛「購入許可証・・・？」

美奈子さん「公安島で軍事製品を買うには、購入許可証という紙が必要なの。ま、許可証があっても18歳以上じゃないと買えないから友愛君はまだ無理だけど・・・」


美奈子さんはお店に並んでるナイフを一本手に取った。　

そして突然！

笑って友愛のお腹にそれを刺してきた。　



友愛「うわあああああああ！　あ、あれ・・？？　死ぬかと思った・・・・・」
　　

ナイフは刃の部分がゴム製のものでオモチャみたいだった。　友愛は突然きた恐怖に心臓が止まりそうになった。


美奈子さん「ふふ、驚いた？友愛君が教材として買うのはこの訓練用ゴム製ナイフ・・・これなら購入許可証も必要ないし・・・」


友愛「も、もー、美奈子さん変な冗談は辞めてくださいよ～」　　


友愛は涙目になり、半分キレ気味にそう言った。


美奈子さん「ごめんごめん(笑)、はい、これお願い！」

数原さん「まいど！最初から本物のナイフでやったら怪我するからな・・ちなみにナイフで怪我したらこうなるんだぜ・・・」


半分まだ怯えている友愛に追い打ちをかけるように、数原さんは袖をまくってたくましい太い腕を見せてきた。

うわ・・・凄い・・・めっちゃ深いナイフの傷が何箇所もある・・・恐らく戦場で敵と白兵戦をした時にできたものなんだろう・・・



数原さん「そうだ・・・坊主、お前の名前なんて言うんだ？」

友愛「あ、申し遅れました。小島友愛と申します。」

数原さん「小島・・・・小島ってまさか・・・」


数原さんの顔色が急に変わる。


友愛「？」