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12歳の少年がサムライになれる学校へ
国家防衛員養成学校(National Defense Force Training School)とは?
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国家防衛員養成学校?何、それ・・・そこの生徒に僕がなるってどういうこと?まったく意味がわからない・・・
「あ、あの状況が見えてこないんですけど・・・」
友愛は、ためらいながら紳士風のおじさんに質問した。
「ああ、そうか、そうだよな・・・ま、まずはこれ」
紳士なおじさんは友愛に名刺を渡した。
「私のことは、テレビで見たことないかな・・・まあ、今の子供はあまりテレビ見ないか・・・」
このおじさん、どこかで見たことあるなーって思ってたけど・・・名刺を見て思い出した友愛。
友愛「あ、あなたは法務大臣、佐竹嗣典さん・・・・・」
リリ「そう、今の日本の司法界のトップに立つ方よ。」
どこにいたのか、リリが姿を現した。
佐竹さん「ハハハ、リリちゃん、そんなに偉くはないよ。」
友愛「リリ!!どこにいたの?」
リリ「私たちは、あの謎の黒いやつに睡眠ガスをかけられて、眠らされていたのよ・・・・・もっとも私とバカトリオたちは、友愛から引き離されて、この屋敷の地下室に閉じ込められていたんだけどね・・・」
友愛「そ、それでトリオたちは無事だったの?」
リリ「安心して、アホ面さらしてぐっすりよ。」
「佐竹法務大臣・・・・例え、あなたでも我々の捜査に干渉はできないと思うのですが・・・」
集団のリーダーらしき男がニヤニヤしながら、佐竹大臣にそう言った。
よく見ると、男の顔は傷だらけで、歴戦の勇者みたいな
感じだ。
佐竹さん「確かに・・・・・・しかし、我々も我々で重要な任務があってね。もし、この少年に強制的な取り調べをしたいなら、【玄勇会】を通してからにしていただきたいね。」
「く、くそ・・・・・・引き上げるぞ!」
男とコートの集団は、【玄勇会】という名前を聞いて、悔しそうな顔をして、去っていった・・・・・
友愛「あ、あの人たちは?」
佐竹さん「外務省の【テロ潰し】という組織だよ。外国からやってきたテロリストが日本でテロを起こさないように未然に防ぐ実力組織さ。恐らく、最近東京拘置所から脱獄した朝山死刑囚の脱獄に協力した奴を追ってここに来たんだろうな・・・・最近世界で頻繫にテロも起こっているし、外務省も警察もピリピリしてるんだよ。」
その事件なら友愛も知っている。
友愛「じゃ、じゃあ・・・・あの黒い人って・・・・」
佐竹さん「ああ、恐らく朝山死刑囚の脱獄を助けた奴・・・・東京拘置所で刑務官を全員殺した恐ろしい殺人鬼だよ。」
友愛はそれを聞いて、ゾッとした・・・・・
麻山死刑囚を拘置所から助け出した恐ろしい殺人鬼が、さっき自分の目の前にいた現実・・・・・
もしかしたら、僕もリリもトリオたちも殺されていたかもしれないってこと?
あれ?でもそんな恐ろしい暗殺者なら、なんで僕らは殺されなかったんだ?
それに、僕だけなぜ地下室に閉じ込められていなかったんだろう?
佐竹さん「改めて、小島友愛君。法務大臣の佐竹嗣典と言います。」
リリ「友愛、さっき言ってた会わせたい人ってこの人だったの・・・あなたを【国家防衛員養成学校】に入学させるためにね。」
友愛「そ、その【国家防衛員養成学校】って何なんですか?僕全くわからないんですけど・・・・」
佐竹さん「おお、そうだったね。 リリちゃん、友愛君や読者の皆さんにもわかりやすく説明してあげてくれ。」
何言ってんだ?このおじさん。
【国家防衛員養成学校(National Defense Force Training School) 略称NDTS】
またの名を【サムライ学校】と呼ぶ。
日本国を、軍事的侵略、犯罪、スパイ行為、大規模災害、パンデミックなどあらゆる方面から総合的に守るために、国を守る権利を与えられた【国家防衛員】という人間になるための養成学校だ。
【国家防衛員】・・・またの名を【SAMURAI(サムライ)】とよぶ。
【SAMURAI】とは、スパイ(諜報活動)・軍事行為・犯罪捜査・レスキュー(救急医療)などあらゆる【総合的治安維持活動】をすることができるスペシャリスト民間資格の名称である。
つまりは【日本を守る資格】なのである。
資格取得のためには10年の歳月が必要であり
あまりに高難易度な資格のために、独学での取得は0%不可能である。
また、戦闘術・暗殺術・FBI式捜査方法、CIA式情報収集、特別救急医療行為などの特殊技術は、一般人が簡単に習得できるものではないため、やはりこの【国家防衛員養成学校】で10年間勉強しなくてはならないのだ。
リリ「って感じかな・・・・・学校の授業では、CIA式スパイ技術訓練やFBI式犯罪捜査方法、アメリカ軍戦闘訓練、自衛隊式戦闘訓練、大災害レスキュー訓練、医療技術学習などを実際に行い、学んだりするの。
日本を守れる人間になるためにね。」
友愛「う~ん、難しい単語がいっぱい出てきたけど・・・・」
佐竹さん「難しい単語がいっぱい出てきたけど、要するに【日本を守るサムライ】になってもらうために勉強してもらうって感じかな。そう、だから国家防衛員養成学校は【サムライ養成学校】と言い換えてもいいかもね。」
リリ「実際にみんな【サムライ校】って呼んでるしね。」
友愛「日本を守るサムライ?サムライ養成学校?」
佐竹さん「そう、【国家防衛員】という資格は、【玄勇会】という組織が、現代にもう1度、大和魂を持ったサムライを蘇らせたいという思いで作ったものだからね。」
サムライ・・・・・・僕は侍(サムライ)になるための学校に行くのか・・・・
普通の人なら今の話を聞いたら、そんな危険そうな者になるための学校には行きたくないと言うだろう・・・
だが、友愛は普段からスパイやサムライに憧れているし、まだ中学生・・そういうカッコ良さそうなものに惹かれる年頃・・
友愛は信じられない話が自分に来ている現実に胸がドキドキし、目を輝かせていた。
友愛「で、でも何で僕がそんな学校に入学できるんですか?それにさっきから気になってたけど、2人ともお互いに知っている仲なんですか?」
佐竹さん「それはね、君のお父さんも立派なサムライだったからだよ。」
え?つ、つまりお父さんは【SAMURAI】だったってこと?
友愛「そ、それって・・・・」
「そこから、私が話すわ。」
突然、どこからやってきたのか・・・・・なんと母の紗江が出てきた。
「あ、あの状況が見えてこないんですけど・・・」
友愛は、ためらいながら紳士風のおじさんに質問した。
「ああ、そうか、そうだよな・・・ま、まずはこれ」
紳士なおじさんは友愛に名刺を渡した。
「私のことは、テレビで見たことないかな・・・まあ、今の子供はあまりテレビ見ないか・・・」
このおじさん、どこかで見たことあるなーって思ってたけど・・・名刺を見て思い出した友愛。
友愛「あ、あなたは法務大臣、佐竹嗣典さん・・・・・」
リリ「そう、今の日本の司法界のトップに立つ方よ。」
どこにいたのか、リリが姿を現した。
佐竹さん「ハハハ、リリちゃん、そんなに偉くはないよ。」
友愛「リリ!!どこにいたの?」
リリ「私たちは、あの謎の黒いやつに睡眠ガスをかけられて、眠らされていたのよ・・・・・もっとも私とバカトリオたちは、友愛から引き離されて、この屋敷の地下室に閉じ込められていたんだけどね・・・」
友愛「そ、それでトリオたちは無事だったの?」
リリ「安心して、アホ面さらしてぐっすりよ。」
「佐竹法務大臣・・・・例え、あなたでも我々の捜査に干渉はできないと思うのですが・・・」
集団のリーダーらしき男がニヤニヤしながら、佐竹大臣にそう言った。
よく見ると、男の顔は傷だらけで、歴戦の勇者みたいな
感じだ。
佐竹さん「確かに・・・・・・しかし、我々も我々で重要な任務があってね。もし、この少年に強制的な取り調べをしたいなら、【玄勇会】を通してからにしていただきたいね。」
「く、くそ・・・・・・引き上げるぞ!」
男とコートの集団は、【玄勇会】という名前を聞いて、悔しそうな顔をして、去っていった・・・・・
友愛「あ、あの人たちは?」
佐竹さん「外務省の【テロ潰し】という組織だよ。外国からやってきたテロリストが日本でテロを起こさないように未然に防ぐ実力組織さ。恐らく、最近東京拘置所から脱獄した朝山死刑囚の脱獄に協力した奴を追ってここに来たんだろうな・・・・最近世界で頻繫にテロも起こっているし、外務省も警察もピリピリしてるんだよ。」
その事件なら友愛も知っている。
友愛「じゃ、じゃあ・・・・あの黒い人って・・・・」
佐竹さん「ああ、恐らく朝山死刑囚の脱獄を助けた奴・・・・東京拘置所で刑務官を全員殺した恐ろしい殺人鬼だよ。」
友愛はそれを聞いて、ゾッとした・・・・・
麻山死刑囚を拘置所から助け出した恐ろしい殺人鬼が、さっき自分の目の前にいた現実・・・・・
もしかしたら、僕もリリもトリオたちも殺されていたかもしれないってこと?
あれ?でもそんな恐ろしい暗殺者なら、なんで僕らは殺されなかったんだ?
それに、僕だけなぜ地下室に閉じ込められていなかったんだろう?
佐竹さん「改めて、小島友愛君。法務大臣の佐竹嗣典と言います。」
リリ「友愛、さっき言ってた会わせたい人ってこの人だったの・・・あなたを【国家防衛員養成学校】に入学させるためにね。」
友愛「そ、その【国家防衛員養成学校】って何なんですか?僕全くわからないんですけど・・・・」
佐竹さん「おお、そうだったね。 リリちゃん、友愛君や読者の皆さんにもわかりやすく説明してあげてくれ。」
何言ってんだ?このおじさん。
【国家防衛員養成学校(National Defense Force Training School) 略称NDTS】
またの名を【サムライ学校】と呼ぶ。
日本国を、軍事的侵略、犯罪、スパイ行為、大規模災害、パンデミックなどあらゆる方面から総合的に守るために、国を守る権利を与えられた【国家防衛員】という人間になるための養成学校だ。
【国家防衛員】・・・またの名を【SAMURAI(サムライ)】とよぶ。
【SAMURAI】とは、スパイ(諜報活動)・軍事行為・犯罪捜査・レスキュー(救急医療)などあらゆる【総合的治安維持活動】をすることができるスペシャリスト民間資格の名称である。
つまりは【日本を守る資格】なのである。
資格取得のためには10年の歳月が必要であり
あまりに高難易度な資格のために、独学での取得は0%不可能である。
また、戦闘術・暗殺術・FBI式捜査方法、CIA式情報収集、特別救急医療行為などの特殊技術は、一般人が簡単に習得できるものではないため、やはりこの【国家防衛員養成学校】で10年間勉強しなくてはならないのだ。
リリ「って感じかな・・・・・学校の授業では、CIA式スパイ技術訓練やFBI式犯罪捜査方法、アメリカ軍戦闘訓練、自衛隊式戦闘訓練、大災害レスキュー訓練、医療技術学習などを実際に行い、学んだりするの。
日本を守れる人間になるためにね。」
友愛「う~ん、難しい単語がいっぱい出てきたけど・・・・」
佐竹さん「難しい単語がいっぱい出てきたけど、要するに【日本を守るサムライ】になってもらうために勉強してもらうって感じかな。そう、だから国家防衛員養成学校は【サムライ養成学校】と言い換えてもいいかもね。」
リリ「実際にみんな【サムライ校】って呼んでるしね。」
友愛「日本を守るサムライ?サムライ養成学校?」
佐竹さん「そう、【国家防衛員】という資格は、【玄勇会】という組織が、現代にもう1度、大和魂を持ったサムライを蘇らせたいという思いで作ったものだからね。」
サムライ・・・・・・僕は侍(サムライ)になるための学校に行くのか・・・・
普通の人なら今の話を聞いたら、そんな危険そうな者になるための学校には行きたくないと言うだろう・・・
だが、友愛は普段からスパイやサムライに憧れているし、まだ中学生・・そういうカッコ良さそうなものに惹かれる年頃・・
友愛は信じられない話が自分に来ている現実に胸がドキドキし、目を輝かせていた。
友愛「で、でも何で僕がそんな学校に入学できるんですか?それにさっきから気になってたけど、2人ともお互いに知っている仲なんですか?」
佐竹さん「それはね、君のお父さんも立派なサムライだったからだよ。」
え?つ、つまりお父さんは【SAMURAI】だったってこと?
友愛「そ、それって・・・・」
「そこから、私が話すわ。」
突然、どこからやってきたのか・・・・・なんと母の紗江が出てきた。
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