終末の雪崩 ～アイス・スノーボード～

人類と大雪崩の闘い

命をゴミ箱に捨てるような真似をするな！！

間一髪、謎の美少女から助け出され、闇から舞い戻ったゼウス・・・

ゼウス「あ、ありがとう・・・・」


そうお礼を言いつつも、ゼウスの頭は思考がストップしていた・・・


今のゼウスは、魂が抜けた抜け殻のようだった・・


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

謎の少女は、そんなゼウスの姿を見て・・

バシ！！

と思いきり彼の頬を叩いた・・・



ゼウス「な、何すんだよ！！」


「命をゴミ箱に捨てるような真似をするな。最後の最後まで、精一杯使いきること・・・例え、どんな絶望にあっても・・・死んでしまったら、もう２度とそうやって涙をこぼすこともできないよ・・・」


少女のその言葉を聞いて、ゼウスは、いつの間にか自分が大粒の涙をこぼしていたことに気づく・・・

俺は今、絶望に身を任せ、簡単に命を捨てようとしてしまっていた・・


ゼウス「き、君は・・？」



テレサ「私の名はテレサ・・・あなたのお父さんに助けてもらった一族の者よ・・・一緒に来て。話さなきゃいけないことがある。この大災害のある重大な秘密について・・・」