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「神くん……俺……」
「いいんです。わかってます。会長は僕が好きじゃないってこと。会長の頭の中を僕でいっぱいにしたら、僕の気持ちに応えてもらえるんじゃないかって思ってました。けど……告白も断られちゃいましたし」
その言葉を聞いて胸がズキリと痛んで。
これが好きっていう感情なのか? 今まで勉強ばかりしていた俺には好いた惚れただなんて感情がわからなくて。
でも、でも気づいたら──。
俺は半身を起こした神くんをぎゅっと抱きしめていた。
「会長……?」
「俺も……俺も好きだと思うんだ……神くん……わからないけど、こんなに誰かのことを考えたことって今までなかったから……好き、以外の気持ちがどれも当てはまらない気がして……ごめん、俺も戸惑ってる」
俺の曖昧過ぎる告白を聞いた神くんが背中にぎゅっと抱き着いてきて。
いつもどちらが年上かわからないような関係だけど、酷く可愛く思えて。
身体から始まった関係だけれど、でも、好きになってしまったんだ、と思う。
気付いたら、神くんが俺の心を支配していて。
好き、なんだと思う。
男を好きになるだなんて思わなかったけれど。
でも、確かに神くんで心がいっぱいな自分がいて。
この気持ちはもう偽れない気がした。
「会長……僕……ごめんなさい……会長を傷つけてるってわかってたけど、どうしても会長が欲しかったんです」
「謝らないで、神くん」
神くんの肩に手を乗せてそう言うとグッと腕を引かれて。
そのまま口付けられた。
唇はフッと触れるだけで離れて行った。
「好きです、会長。会長の言葉……僕の都合のいいように受け取ってもいいですか?」
真っすぐ瞳を見つめられて、感じたことのない面映ゆい気持ちでいっぱいだったけれど、でも、ここで視線を逸らしちゃダメなんだと思った。
「うん。俺も好きだよ」
ハッキリ、そう言えた。
「いいんです。わかってます。会長は僕が好きじゃないってこと。会長の頭の中を僕でいっぱいにしたら、僕の気持ちに応えてもらえるんじゃないかって思ってました。けど……告白も断られちゃいましたし」
その言葉を聞いて胸がズキリと痛んで。
これが好きっていう感情なのか? 今まで勉強ばかりしていた俺には好いた惚れただなんて感情がわからなくて。
でも、でも気づいたら──。
俺は半身を起こした神くんをぎゅっと抱きしめていた。
「会長……?」
「俺も……俺も好きだと思うんだ……神くん……わからないけど、こんなに誰かのことを考えたことって今までなかったから……好き、以外の気持ちがどれも当てはまらない気がして……ごめん、俺も戸惑ってる」
俺の曖昧過ぎる告白を聞いた神くんが背中にぎゅっと抱き着いてきて。
いつもどちらが年上かわからないような関係だけど、酷く可愛く思えて。
身体から始まった関係だけれど、でも、好きになってしまったんだ、と思う。
気付いたら、神くんが俺の心を支配していて。
好き、なんだと思う。
男を好きになるだなんて思わなかったけれど。
でも、確かに神くんで心がいっぱいな自分がいて。
この気持ちはもう偽れない気がした。
「会長……僕……ごめんなさい……会長を傷つけてるってわかってたけど、どうしても会長が欲しかったんです」
「謝らないで、神くん」
神くんの肩に手を乗せてそう言うとグッと腕を引かれて。
そのまま口付けられた。
唇はフッと触れるだけで離れて行った。
「好きです、会長。会長の言葉……僕の都合のいいように受け取ってもいいですか?」
真っすぐ瞳を見つめられて、感じたことのない面映ゆい気持ちでいっぱいだったけれど、でも、ここで視線を逸らしちゃダメなんだと思った。
「うん。俺も好きだよ」
ハッキリ、そう言えた。
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