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ミーティングの内容は主に近く迫っている文化祭の風紀活動について話し合った。
四人でミーティングを済ませると計良くんと清宮さんが「じゃあ、お疲れ様でした」と言って生徒会室を後にした。
残されたのは神くんと俺だけ。
俺は冷や汗をかいているのがわかった。
今日も神くんは何かしでかしてくるだろうか。この二ヶ月、神くんと二人きりになると必ず身体を繋げてきていたから。
緊張して仕方がなかった。
さっさと帰ってしまえばいい、そう思うのだが、神くんが帰らない限り生徒会室の鍵をかけて帰れない。
神くんはパイプ椅子に座ってエネルギー系のゼリー飲料を飲んでいた。
「会長も飲みます?」
突如、話しかけられて、俺は神くんの一挙手一投足に怯えるようにビクッと肩を震わせる。
「いや、大丈夫だよ」
「遠慮しないでくださいよ」
神くんがパイプ椅子から立ち上がって、ゆっくりとこちらに近づいて来きて心臓が早鐘を打った。ジリジリと神くんは俺を壁に押し寄せる。
「ちょっ、神くん?」
神くんが壁に片手をついて俺の制服のスラックスのベルトを外した。
「僕が飲ませてあげますね? 会長」
俺は神くんの言っている事と、やっている事の意味がわからず混乱した。
気付けばスラックスは床に落ち、下着がずりさげられて下半身を露わにされていて。
神くんが手に持っていたゼリー飲料を指で細かく潰したりシャカシャカ振っているのを霞む目で見つめていた。
四人でミーティングを済ませると計良くんと清宮さんが「じゃあ、お疲れ様でした」と言って生徒会室を後にした。
残されたのは神くんと俺だけ。
俺は冷や汗をかいているのがわかった。
今日も神くんは何かしでかしてくるだろうか。この二ヶ月、神くんと二人きりになると必ず身体を繋げてきていたから。
緊張して仕方がなかった。
さっさと帰ってしまえばいい、そう思うのだが、神くんが帰らない限り生徒会室の鍵をかけて帰れない。
神くんはパイプ椅子に座ってエネルギー系のゼリー飲料を飲んでいた。
「会長も飲みます?」
突如、話しかけられて、俺は神くんの一挙手一投足に怯えるようにビクッと肩を震わせる。
「いや、大丈夫だよ」
「遠慮しないでくださいよ」
神くんがパイプ椅子から立ち上がって、ゆっくりとこちらに近づいて来きて心臓が早鐘を打った。ジリジリと神くんは俺を壁に押し寄せる。
「ちょっ、神くん?」
神くんが壁に片手をついて俺の制服のスラックスのベルトを外した。
「僕が飲ませてあげますね? 会長」
俺は神くんの言っている事と、やっている事の意味がわからず混乱した。
気付けばスラックスは床に落ち、下着がずりさげられて下半身を露わにされていて。
神くんが手に持っていたゼリー飲料を指で細かく潰したりシャカシャカ振っているのを霞む目で見つめていた。
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