その執着、愛ですか?~追い詰めたのは俺かお前か~

ちろる

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「ぁっ……っ! 真白ましろっ」

 思いきり胸の飾りをかじられて、散々弄ばれて芯を持って硬くなっていたそこが、引きちぎられるのではないかという痛みでジンジン痺れる。

「今日、真鍋まなべくんと何を話していたの?」

「……ただの世間話だよ」

 視線を逸らすとベッドに縫い留められたまま、顎を掴まれて正面を向かされる。自然、絡み合った真白の瞳がまた俺だけに向けられるくらいそれで。

「じゃあ何で話しながら僕の方を見たの? 僕の悪口? それとも南波ななみちゃんの話?」

 言いながら、今度は指で思いきり爪を立てながら、齧られて朱に染まった突起を捩じられて、ビクンと背が仰け反る。

 反論をしたいのに、執拗に胸を責め立てられて、意思に反して口からこぼれてしまう嬌声が言葉を邪魔して。

 真白が俺のスラックスのベルトを外し、下着ごとそれを脱がした。
 既に屹立して情けなく先走りをこぼしている自身が目に映って、それに対してスーツを一切着崩していない真白の姿に羞恥で涙が滲む。

「真白の……考えていることがわからない……真白は、俺のこと好き? 純粋に俺のこと好き? 告白してくれた時と気持ちは変わってない?」

「愛してるよ、伊吹いぶき。愛してるから、心配なんだ。伊吹の心がどんどん僕から離れていくようで」

 心が離れるようなことをしているのは誰だよ!と返そうとした瞬間、先走りに濡れたそれに指が絡まって、再び喘ぎ声に遮られる。

 ちゃんと話がしたいのに、真白が激しく昂りを扱き上げて言葉が紡げないことに苛立った。

「ま、しろっ……っ……ん……話っ……聞いて……っ」

「伊吹はまた僕を怒らせるようなことを言うつもり? 優しくしてあげられなくなるけど」

 言葉と同時、真白が精を吐き出そうと震えている俺の根元をぎゅっと握りしめて。唐突に後孔に指を一度に二本挿し込んできた。

 その突然の刺激に思いきり背が反り返って、苦痛の声が漏れる。
 解されていないそこに、無理やり挿し込まれた二本の指の圧がじくじくと痛くて眉をしかめた。

 ギリギリと陰茎を握る指に力が加わって──。
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