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 胸をいじっていた手でシャワーヘッドを掴み湯側ハンドルを切って冷水だけが出るようにすると、無理矢理真夜まやの双丘を割り、剥き出しになったすぼみに冷水を浴びせた。

「ちょっ! 宇大うたくん! 冷たいってば!」

「火傷の治療だと言ったろう?」

 そばにあった甘い芳香がするボディーソープを適当に数プッシュ押して手指に纏わせると、強引に三本の指を突っ込みぎちぎちと異物を押し出そうと収縮する秘孔を暴きながら冷水を浴びせ続ければ、真夜の膝が震え始めた。

「宇……たくんっ……冷たいっ……ん……痛いっ!」

「俺の心がどれだけ冷えて痛いかわかるか? お前の身体でわからせてやるまでだ」

 言って、まだほころび始めてもおらず三本の指をかろうじてくわえているだけの冷えた粘膜に、びしょ濡れのトラウザーズから猛った凶器を取り出し、一息に貫くと真夜が短く悲鳴をあげた。

「――っ、あぁっ! まっ……て、宇大く……待って……いっ、た……」

 真夜の制止など無視して、己も締め付けられて痛いくらい喰い千切られそうに蠢くつつを無理矢理えぐり始めれば、苦痛のうめきと共にすすり泣く声が聴こえた。

「熱いか? 真夜。お前の冷えた身体で火傷の手当てをさせてくれ……。こんなんじゃあ少しも回復しないがな。それくらいの火傷を俺は負ったんだがわかるか?」

「だっ……て、俺は……っ」

「だって、何だ? 熱くて熱くてただれそうなんだ、俺は」

「俺だって……っ、ん……やぁっ!」

 思い切り最奥を穿うがてば、結合部から赤い液体が太腿を伝って排水溝へ流れていったが許してやる気など欠片かけらもなかった。
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