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その夜のことだった。
また先生がベッドの中でぎゅっと俺を抱きしめてきて。
「八神さん……ちょっとだけ触っていい?」
「え?」
俺は突然の事に瞳を瞬かせた。
触る? 何を? どこを?
あたふたしているとスウェットのズボンの中にスルッと手が入って来て。
「僕、実は昨日から限界だったんです」
そう言いながら俺の昂りを下着の上から形をなぞるように撫でられて。
その手があっという間に下着の中に入った。スウェットと下着を膝まで下げられて、ゆるゆると扱かれる。
「んっ、ぁ、せんせっ、っ、はっ」
「気持ちいい? 八神さん。ごめんね、最後まではシないから」
最後まで……シてくれてもいいのに、なんて考えてしまっている自分がいて。戸惑いと、快感と色んな感情がグチャグチャになる。
次第に俺の性器から先走りの汁が漏れてグチュグチュと音を立てて。
「せんせっ、ぁ、やっ……っ」
「ごめんね?」
なんで謝るんだろう。
先生の節ばった長い指が陰茎に絡みつき俺はどうしようもない快楽に溺れているのに。先生だから、嬉しいのに。
「ぁっ、は、せん、せ……も、出ちゃ……」
「出していいよ」
先生の優しい声音に誘われるまま俺は腰をブルブル震わせて。
吐精を促す様に速度を速める先生の指に導かれて。
「あっ、も、ダメ……ぅあっぁ」
先生の手の平に精を吐き出すと、先生がそれを妖艶な瞳で舐めているのが見えて。もっと、もっと、続きが欲しくて。
「せんせ? 最後まで……シて?」
俺は肩で息をしながら先生の胸に顔をうずめてそんなことを口走っていた。
また先生がベッドの中でぎゅっと俺を抱きしめてきて。
「八神さん……ちょっとだけ触っていい?」
「え?」
俺は突然の事に瞳を瞬かせた。
触る? 何を? どこを?
あたふたしているとスウェットのズボンの中にスルッと手が入って来て。
「僕、実は昨日から限界だったんです」
そう言いながら俺の昂りを下着の上から形をなぞるように撫でられて。
その手があっという間に下着の中に入った。スウェットと下着を膝まで下げられて、ゆるゆると扱かれる。
「んっ、ぁ、せんせっ、っ、はっ」
「気持ちいい? 八神さん。ごめんね、最後まではシないから」
最後まで……シてくれてもいいのに、なんて考えてしまっている自分がいて。戸惑いと、快感と色んな感情がグチャグチャになる。
次第に俺の性器から先走りの汁が漏れてグチュグチュと音を立てて。
「せんせっ、ぁ、やっ……っ」
「ごめんね?」
なんで謝るんだろう。
先生の節ばった長い指が陰茎に絡みつき俺はどうしようもない快楽に溺れているのに。先生だから、嬉しいのに。
「ぁっ、は、せん、せ……も、出ちゃ……」
「出していいよ」
先生の優しい声音に誘われるまま俺は腰をブルブル震わせて。
吐精を促す様に速度を速める先生の指に導かれて。
「あっ、も、ダメ……ぅあっぁ」
先生の手の平に精を吐き出すと、先生がそれを妖艶な瞳で舐めているのが見えて。もっと、もっと、続きが欲しくて。
「せんせ? 最後まで……シて?」
俺は肩で息をしながら先生の胸に顔をうずめてそんなことを口走っていた。
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