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4男装?!
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る、、い
るい
なんか声がする。
私まだ眠いんだけど。あと12時間くらい寝させてほんと。労って私を。
「累!!!!!朝!!!!」
んーーーーーーーー
ん?んーーーー?!
「え!?」
「おはよ累♡ちゅーでもしてあげようか?ちゅーーーーーーーー」
「まって朝からそれはだるすぎ怖すぎ、え、どこここ?!なんでさゆりが部屋にいるの!?」
「昨日の記憶ないんかーい笑笑見学!行くって言ってくれたじゃん!電話で起こそうかな~って思ったけど起こしにきてあげた♡愛じゃない?」
あー、思い出した。
見学会いくって調子こいて言ったわ私。
「うん、思い出した。愛だね」
「すんごい適当に愛だね言うじゃん笑
まぁいいや!はやく!起きて起きて!準備しなきゃ!」
準備?
重い体を起こして、周りを見渡すときらっきらしたホテルのスイートルームだった。
これ一泊いくらすんのよ、、、
さゆみすごいな、、
「ほら!累はやく!!ここ座って!」
化粧台に座らされるとさゆりが鞄の中からなにかそごそと取り出した。
ん?
「さゆり、、なにそれ、、」
「え?ウィッグ」
「なんでやねん」
「昨日言ったじゃん!現場に女がいると週刊誌とかに撮られるんだって。もーほんと怖いんだから。あることないこと書かれるし、だから累には勤務してもらう時は男装になると思うって昨日言ったよ?」
「全く記憶がないんだが、、」
「まぁまぁ~いいじゃん!とりあえず今日は見学会だから!一回だけ一回だけ!ほんの先っぽだけだから」
「その一回だけは信じられんわ笑笑どこのやりちんだよ笑笑」
「だめ?」
美人なさゆりのお願い♡の顔をみて断れる人間はこの世にいるのだろうか、、否、、否、、いるわけないのである。
「、、、わかった。」
「累、愛してる(裏声)」
「全然イケメン感ないわ笑出直してこい笑」
「できた!どう?どう??さすがに顔は女の子って分かっちゃうからメガネとマスク必須で宜しく!」
自分の栗色の長髪がどこにいってしまったのかってくらい黒髪ショートだ。
そして、大きめの伊達メガネ、黒のマスクと黒の大きめのトレーナーにデニムのスキニーとなんとも怪しい人が出来上がっていた。
でも、これなら男に見られなくもないなと思った。
「わかった、メガネとマスクね。ウィッグもとれないように頑張る。」
ぶんぶんと頭を振ってみたが、すごい固くセットされていて取れる気配は無さそうだった。
すると、さゆりが真剣な顔で私の顔を見てきた。
「あのね、累は分かってくれると思うんだけど、、、、一応女性っていうのは隠してね。アイドルは夢を売る仕事だから特に異性問題はゴシップネタになりやすいの。今後の活動にも響いてきちゃうから、、」
私もアイドルのファンしてるからよくわかる。異性問題は特にファン離れが激しい。
「うん、分かった。気をつける。」
「よろしくね。じゃ、いこっか!」
「うん!」
ホテルをチェックアウトして外に出ると自分の泊まっていたいたホテルがこんなにも大きかったのかと感動した。
あれだ、タワマンぽいな。
なんとも田舎っぽい感想しかでてこなかった。
「累、ちょっとここでまってて!ぱぱが車回してくれるって!」
「え!いいの?」
「うん!ちょっとまっててね!」
さゆりがぱぱ殿と電話しているので、私は周りの景色を見ていた。
11月はもう葉が紅くなってきていて、
金木犀の香りがふわっと香ってくる
秋だなぁ、、
「累!お待たせ!!あと5分くらいしたらきてくれるみたい!パパも見学するって!笑」
「ありがとう。ねぇ、今日はどんな撮影?コンサート?なの?そういえばなにも聞いてなかったなぁって思って。」
さゆりが全部忘れてるわこいつって顔をした。
「もう~ほんとに酔っ払ってからの記憶ないんだね笑笑今日はね撮影!で、累にマネージャーやってもらいたいのはリナリアってグループ。」
「え、私てっきりコリウスのマネージャーだと思ってた!!」
まぁそうか、会社でマネージャー募集してるって言われただけで自分の推しのグループのマネージャーになれるとは言われてないもんなぁ。
そんな都合いいことはないな笑
「あーごめん、、私ちゃんと伝えてなかったわ、、そうなの。リナリアは4人組のグループでデビューしたばかりなの。予定がもうばんばん入っちゃって、、あまりの多忙さにメンバーが倒れる前にマネージャーが倒れちゃったってわけ。」
「わーまじか。」
「だから、あのブラック企業に勤められる累ならいけるんじゃないかという勢いでお願いしちゃった、、みたいな?」
「みたいなってそんな可愛い顔で言われても笑まぁいいけどさ~」
少しすると車のクラクションの音が聞こえた。
音の鳴った方向を見ると、さゆりぱぱらしい人が見えた。
「おまたせおまたせ!おそくなってすまなかったね。」
「もーーーおっそいぱぱ!」
「すまんね笑」
髪の毛オールバックの背が高いおじ様だ、、きらきらしておる、、スーツもたっかそうだな、、、
はっ!いけない!挨拶してない!
「今日は宜しくお願いします!!」
「あぁ、累ちゃんだね。こちらこそ宜しくね。さゆりから話は聞いてるよ。すごい面白い根性ある子がいるってね笑」
おーん?おんおんおーん?
さゆりーん???
ぱぱたんに私のこと何て話してるんだーい???
さゆりは私と目を合わせず聞いてないふりをしている。
「ははっ、、」
から笑いするしかできなかった。
「女性とばれずにマネージャーしてほしいなんて無理なこと頼んですまんね。今日見学して無理そうなら断ってくれていいからね。」
優しいなぁさゆりぱぱ、、、
「はい、わかりました。今日は宜しくお願いします。」
再度頭を下げた。
「さぁ車に乗って!現場にいこう。」
るい
なんか声がする。
私まだ眠いんだけど。あと12時間くらい寝させてほんと。労って私を。
「累!!!!!朝!!!!」
んーーーーーーーー
ん?んーーーー?!
「え!?」
「おはよ累♡ちゅーでもしてあげようか?ちゅーーーーーーーー」
「まって朝からそれはだるすぎ怖すぎ、え、どこここ?!なんでさゆりが部屋にいるの!?」
「昨日の記憶ないんかーい笑笑見学!行くって言ってくれたじゃん!電話で起こそうかな~って思ったけど起こしにきてあげた♡愛じゃない?」
あー、思い出した。
見学会いくって調子こいて言ったわ私。
「うん、思い出した。愛だね」
「すんごい適当に愛だね言うじゃん笑
まぁいいや!はやく!起きて起きて!準備しなきゃ!」
準備?
重い体を起こして、周りを見渡すときらっきらしたホテルのスイートルームだった。
これ一泊いくらすんのよ、、、
さゆみすごいな、、
「ほら!累はやく!!ここ座って!」
化粧台に座らされるとさゆりが鞄の中からなにかそごそと取り出した。
ん?
「さゆり、、なにそれ、、」
「え?ウィッグ」
「なんでやねん」
「昨日言ったじゃん!現場に女がいると週刊誌とかに撮られるんだって。もーほんと怖いんだから。あることないこと書かれるし、だから累には勤務してもらう時は男装になると思うって昨日言ったよ?」
「全く記憶がないんだが、、」
「まぁまぁ~いいじゃん!とりあえず今日は見学会だから!一回だけ一回だけ!ほんの先っぽだけだから」
「その一回だけは信じられんわ笑笑どこのやりちんだよ笑笑」
「だめ?」
美人なさゆりのお願い♡の顔をみて断れる人間はこの世にいるのだろうか、、否、、否、、いるわけないのである。
「、、、わかった。」
「累、愛してる(裏声)」
「全然イケメン感ないわ笑出直してこい笑」
「できた!どう?どう??さすがに顔は女の子って分かっちゃうからメガネとマスク必須で宜しく!」
自分の栗色の長髪がどこにいってしまったのかってくらい黒髪ショートだ。
そして、大きめの伊達メガネ、黒のマスクと黒の大きめのトレーナーにデニムのスキニーとなんとも怪しい人が出来上がっていた。
でも、これなら男に見られなくもないなと思った。
「わかった、メガネとマスクね。ウィッグもとれないように頑張る。」
ぶんぶんと頭を振ってみたが、すごい固くセットされていて取れる気配は無さそうだった。
すると、さゆりが真剣な顔で私の顔を見てきた。
「あのね、累は分かってくれると思うんだけど、、、、一応女性っていうのは隠してね。アイドルは夢を売る仕事だから特に異性問題はゴシップネタになりやすいの。今後の活動にも響いてきちゃうから、、」
私もアイドルのファンしてるからよくわかる。異性問題は特にファン離れが激しい。
「うん、分かった。気をつける。」
「よろしくね。じゃ、いこっか!」
「うん!」
ホテルをチェックアウトして外に出ると自分の泊まっていたいたホテルがこんなにも大きかったのかと感動した。
あれだ、タワマンぽいな。
なんとも田舎っぽい感想しかでてこなかった。
「累、ちょっとここでまってて!ぱぱが車回してくれるって!」
「え!いいの?」
「うん!ちょっとまっててね!」
さゆりがぱぱ殿と電話しているので、私は周りの景色を見ていた。
11月はもう葉が紅くなってきていて、
金木犀の香りがふわっと香ってくる
秋だなぁ、、
「累!お待たせ!!あと5分くらいしたらきてくれるみたい!パパも見学するって!笑」
「ありがとう。ねぇ、今日はどんな撮影?コンサート?なの?そういえばなにも聞いてなかったなぁって思って。」
さゆりが全部忘れてるわこいつって顔をした。
「もう~ほんとに酔っ払ってからの記憶ないんだね笑笑今日はね撮影!で、累にマネージャーやってもらいたいのはリナリアってグループ。」
「え、私てっきりコリウスのマネージャーだと思ってた!!」
まぁそうか、会社でマネージャー募集してるって言われただけで自分の推しのグループのマネージャーになれるとは言われてないもんなぁ。
そんな都合いいことはないな笑
「あーごめん、、私ちゃんと伝えてなかったわ、、そうなの。リナリアは4人組のグループでデビューしたばかりなの。予定がもうばんばん入っちゃって、、あまりの多忙さにメンバーが倒れる前にマネージャーが倒れちゃったってわけ。」
「わーまじか。」
「だから、あのブラック企業に勤められる累ならいけるんじゃないかという勢いでお願いしちゃった、、みたいな?」
「みたいなってそんな可愛い顔で言われても笑まぁいいけどさ~」
少しすると車のクラクションの音が聞こえた。
音の鳴った方向を見ると、さゆりぱぱらしい人が見えた。
「おまたせおまたせ!おそくなってすまなかったね。」
「もーーーおっそいぱぱ!」
「すまんね笑」
髪の毛オールバックの背が高いおじ様だ、、きらきらしておる、、スーツもたっかそうだな、、、
はっ!いけない!挨拶してない!
「今日は宜しくお願いします!!」
「あぁ、累ちゃんだね。こちらこそ宜しくね。さゆりから話は聞いてるよ。すごい面白い根性ある子がいるってね笑」
おーん?おんおんおーん?
さゆりーん???
ぱぱたんに私のこと何て話してるんだーい???
さゆりは私と目を合わせず聞いてないふりをしている。
「ははっ、、」
から笑いするしかできなかった。
「女性とばれずにマネージャーしてほしいなんて無理なこと頼んですまんね。今日見学して無理そうなら断ってくれていいからね。」
優しいなぁさゆりぱぱ、、、
「はい、わかりました。今日は宜しくお願いします。」
再度頭を下げた。
「さぁ車に乗って!現場にいこう。」
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