猫と人間

黒子猫

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「都合の良い人間と猫」

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ボクは、野良猫ちゃん戯れるのが好きだ。
休みの日は、必ず猫ちゃんが現れるスポットに行き、癒されている。
癒してくれるせめてものお礼にちゅーるやブラシを持参して……。

今日もいつも膝の上に乗ってくる猫ちゃんが姿を見せた。
ボクの座っているベンチの上に早速乗り、膝に移動しようとしてくる。
『可愛いなぁ……』
早速聞こえてくるゴロゴロ音。
ブラシで撫でてあげると、目を細めて仰け反った。
『この子、ブラシ好きなんだよなぁ……』
もっと可愛がってあげたい……。
ボクは、猫ちゃんが好きそうな所を中心にブラッシングしてあげた。

……とそこに、一匹の猫ちゃんが……。

『この子も最近よく会うんだよなぁ…… 。
ここであったのは、始めてだけど……』

後から来た猫ちゃんが、ベンチに飛び乗って来た。
膝の上の猫ちゃんに猫パンチする。
2匹の猫ちゃんによる、ケンカが始まった。
『もしかして……。2人はボクを取り合っているのかも……』
2人は膝の上で、シャー!と言い合っている。

猫『こいつは、私にご飯係よ!取らないで!』
猫『はぁ?こいつは、私のお世話係よ!あんたこそ、あっち行ってよね!!』

『ケンカはやめて欲しいけど、2人も可愛いなぁ……』
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