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「人妻 可南子の場合」
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可南子は夫の帰りを待ちながら、今日も妄想に耽っていた。
可南子は、結婚して数年が経つのだが、夫、正は毎晩でも体を求めて来る……。
もうお互い30代……。
もう少し性欲は落ち着いて来てもいいのだろうけど……。
仕事で疲れているはずの正は、寝る頃になると、ベットにゆっくりと滑り込んでくる……。
そして、何も言わずに静かに可南子の体をまさぐり始め、熱い唇を耳に押し当ててくるのだ……。
出会った頃は、そんな丁寧で情熱的な愛撫に夢中にもなったが、結婚して数年も経つと少しずつ冷めていった。
正とは、情熱的に体を重ねるより、家族として平和に暮らしたいと思うようになった。
……それに……、毎日当たり前のように行われる性行為に興奮しなくなっていた……。
だが、仕事で疲れていても、尚、自分を求める正を無下にする訳にもいかず……。
そんなことで悩んでいた時……、ある出会いが可南子の日常を変えた……。
ある日、可南子は市役所に用事を足しに行った。
対応してくれたのは、とても感じのいい青年だった。
歳は25歳位だろうか……。
可南子は、感じのいい人が対応してくれて良かったと思いながら、
『この人はどんなセックスをするのだろう?』とふと思った。
あんなに爽やかで人の良さそうな青年が自らの欲望を解放する時……、どんな風になってしまうのだろう……?
その風貌からは性的な物が感じられない……。だから、想像できない……。
年齢から考えても、性欲はまだあるだろうに……。
気が付くと可南子は、その青年の事ばかり考えるようになっていた。
青年のことを考えると、体の奥が熱くなる……。
爽やかな青年の欲望を想像すると、体が波打つほど欲情するのだ……。
市役所というキチンとした場所だからこそ、その妄想はより淫らなものになった。
可南子は、夕飯を作るとき、いつもその青年のセックスを妄想するのが日課になっていた。
想像の中では、青年は可南子と一緒に台所に立っている。
可南子がカレーの鍋を焦げないようにお玉でかき回していると、青年が後ろから手を添えてきた。
『もう……、そんなのはいいから……』
耳にかかる息が熱い。
可南子の腰の辺りに青年の熱くて固いものが当たり、可南子をゾクゾクさせた。
『もうすぐ夫が帰って来ちゃうから……』
『ダンナさんが帰ってくるのって、いつも8時位なんだろ……?まだ、6時前だよ……』
そう言って、青年はいやらしく可南子の体を触り始めた。
可南子は、堪らず、お玉から手を離す。
『……あなたが……こんな人だなんて思わなかった……。』
『そうだよ……。市役所での僕は、仮面を被ってるんだ。仕事上ね……。でも、本当は……』
青年は、可南子の脚をスカートを捲るように撫で上げる。
その火照った熱い手は、膝から太ももへゆっくりと移動してきた。
そのゆっくりした動きに、可南子は焦らされているような感覚を覚えた。
(早く触って欲しい……!)
可南子は、そんな風に思ってしまう自分に戸惑いながら、そんな状況に興奮していた。
『……こんな風に触りたいと思ってた……』
耳元で囁かれ、衝動的にキスしたいと思ってしまう。
可南子の中に溜まった欲望が出口を探し、渦を巻いていた。
『……どうして欲しい……?ダンナさんとはどんな風にしてるの……?』
可南子の心を見透かしたように、青年が問いかけてくる。
スカートの下では、熱い男の手が煽るように執拗に行ったり来たりしていた……。
肝心な所を通りすぎ、まるでマッサージをするように触っていく……。
その一見素っ気ない愛撫が、可南子の眠っていた性欲を膨らませていった。
『夫は……、いつも優しくて……、ん……丁寧で……っ……』
男の指が可南子の下半身の敏感な所を通る。今度は力加減や速度を変えて愛撫してきた。
可南子の中心をとてもゆっくり触れていくその感触に、身悶え、もっと脚を開いてしまいそうになる。
可南子は立っていられなくなってきて、目の前のシンクにしがみついた。
『じゃあ……、ダンナさんがしないようなこと……してあげるね……』
そういうと、青年は、可南子のスカートを乱暴に捲りあげ、下着を下ろした。
『な、何をするの……!?』
可南子は少し驚きながらも、この展開にとても欲情していた。
青年のズボンのベルトを外す音が響く。
『……これが……欲しかったんでしょう?』
耳元でそう囁かれ、可南子の秘部に青年の熱くて固い屹立したものがあてがわれた。
(あぁ……)
首筋を舐められるとそれだけで、体が小刻みに震えた。
青年の張りつめた先端が、可南子の入り口に触れた。
さっきから期待していたものが、自分の中に侵入してくる予感に、可南子はそれだけでとても感じていた。
『すごい……。いっぱい濡れてる……。ダンナさんとも、いつもこんな風になるの……?』
『いつもは、違うけど……っ……』
可南子が言い終わるのを待っていられないとでも言うように、青年は勢いをつけて、可南子の中に屹立した自身をねじこんだ。
『あぁ……っ』
いきなりの刺激に可南子は目の前のシンクを強く掴んだ。
台所では、青年の腰を打ち付ける激しい音と可南子の喘ぎ声が響いた。
いつもなら、静かに夫の夕食を作っている筈なのに……、今日は、夫意外の男にこんな風に抱かれて喜んでいるなんて……。
夕飯のカレーの香りが、余計に可南子の羞恥心を煽った。
あの市役所で見た爽やかな青年が自分に激しく欲望をぶつけている……。
熱い吐息を混ぜて、青年が耳元で囁いた。
『どうせ、ダンナさんでは物足りないんでしょう?欲求不満の奥さん……』
こんなことを言われているというのに、可南子は信じられない位感じていた。
気付くと腰を突きだし、もっと快楽を得ようと懸命に腰を動かしていた。
『本当にいやらしいな……』
青年は、激しく腰を振り、可南子の中に果てた。
可南子は、体の奥に出された温かい体液の温度をじっくりと感じていた……。
可南子は、作りおきしていた昨晩のカレーの残りを温め始めた。
この匂いを嗅ぐと、なんだか興奮する……。
さっきの妄想のせい……?
私は、今夜も夫に抱かれながら、あの青年の妄想をするのだ。
可南子は、結婚して数年が経つのだが、夫、正は毎晩でも体を求めて来る……。
もうお互い30代……。
もう少し性欲は落ち着いて来てもいいのだろうけど……。
仕事で疲れているはずの正は、寝る頃になると、ベットにゆっくりと滑り込んでくる……。
そして、何も言わずに静かに可南子の体をまさぐり始め、熱い唇を耳に押し当ててくるのだ……。
出会った頃は、そんな丁寧で情熱的な愛撫に夢中にもなったが、結婚して数年も経つと少しずつ冷めていった。
正とは、情熱的に体を重ねるより、家族として平和に暮らしたいと思うようになった。
……それに……、毎日当たり前のように行われる性行為に興奮しなくなっていた……。
だが、仕事で疲れていても、尚、自分を求める正を無下にする訳にもいかず……。
そんなことで悩んでいた時……、ある出会いが可南子の日常を変えた……。
ある日、可南子は市役所に用事を足しに行った。
対応してくれたのは、とても感じのいい青年だった。
歳は25歳位だろうか……。
可南子は、感じのいい人が対応してくれて良かったと思いながら、
『この人はどんなセックスをするのだろう?』とふと思った。
あんなに爽やかで人の良さそうな青年が自らの欲望を解放する時……、どんな風になってしまうのだろう……?
その風貌からは性的な物が感じられない……。だから、想像できない……。
年齢から考えても、性欲はまだあるだろうに……。
気が付くと可南子は、その青年の事ばかり考えるようになっていた。
青年のことを考えると、体の奥が熱くなる……。
爽やかな青年の欲望を想像すると、体が波打つほど欲情するのだ……。
市役所というキチンとした場所だからこそ、その妄想はより淫らなものになった。
可南子は、夕飯を作るとき、いつもその青年のセックスを妄想するのが日課になっていた。
想像の中では、青年は可南子と一緒に台所に立っている。
可南子がカレーの鍋を焦げないようにお玉でかき回していると、青年が後ろから手を添えてきた。
『もう……、そんなのはいいから……』
耳にかかる息が熱い。
可南子の腰の辺りに青年の熱くて固いものが当たり、可南子をゾクゾクさせた。
『もうすぐ夫が帰って来ちゃうから……』
『ダンナさんが帰ってくるのって、いつも8時位なんだろ……?まだ、6時前だよ……』
そう言って、青年はいやらしく可南子の体を触り始めた。
可南子は、堪らず、お玉から手を離す。
『……あなたが……こんな人だなんて思わなかった……。』
『そうだよ……。市役所での僕は、仮面を被ってるんだ。仕事上ね……。でも、本当は……』
青年は、可南子の脚をスカートを捲るように撫で上げる。
その火照った熱い手は、膝から太ももへゆっくりと移動してきた。
そのゆっくりした動きに、可南子は焦らされているような感覚を覚えた。
(早く触って欲しい……!)
可南子は、そんな風に思ってしまう自分に戸惑いながら、そんな状況に興奮していた。
『……こんな風に触りたいと思ってた……』
耳元で囁かれ、衝動的にキスしたいと思ってしまう。
可南子の中に溜まった欲望が出口を探し、渦を巻いていた。
『……どうして欲しい……?ダンナさんとはどんな風にしてるの……?』
可南子の心を見透かしたように、青年が問いかけてくる。
スカートの下では、熱い男の手が煽るように執拗に行ったり来たりしていた……。
肝心な所を通りすぎ、まるでマッサージをするように触っていく……。
その一見素っ気ない愛撫が、可南子の眠っていた性欲を膨らませていった。
『夫は……、いつも優しくて……、ん……丁寧で……っ……』
男の指が可南子の下半身の敏感な所を通る。今度は力加減や速度を変えて愛撫してきた。
可南子の中心をとてもゆっくり触れていくその感触に、身悶え、もっと脚を開いてしまいそうになる。
可南子は立っていられなくなってきて、目の前のシンクにしがみついた。
『じゃあ……、ダンナさんがしないようなこと……してあげるね……』
そういうと、青年は、可南子のスカートを乱暴に捲りあげ、下着を下ろした。
『な、何をするの……!?』
可南子は少し驚きながらも、この展開にとても欲情していた。
青年のズボンのベルトを外す音が響く。
『……これが……欲しかったんでしょう?』
耳元でそう囁かれ、可南子の秘部に青年の熱くて固い屹立したものがあてがわれた。
(あぁ……)
首筋を舐められるとそれだけで、体が小刻みに震えた。
青年の張りつめた先端が、可南子の入り口に触れた。
さっきから期待していたものが、自分の中に侵入してくる予感に、可南子はそれだけでとても感じていた。
『すごい……。いっぱい濡れてる……。ダンナさんとも、いつもこんな風になるの……?』
『いつもは、違うけど……っ……』
可南子が言い終わるのを待っていられないとでも言うように、青年は勢いをつけて、可南子の中に屹立した自身をねじこんだ。
『あぁ……っ』
いきなりの刺激に可南子は目の前のシンクを強く掴んだ。
台所では、青年の腰を打ち付ける激しい音と可南子の喘ぎ声が響いた。
いつもなら、静かに夫の夕食を作っている筈なのに……、今日は、夫意外の男にこんな風に抱かれて喜んでいるなんて……。
夕飯のカレーの香りが、余計に可南子の羞恥心を煽った。
あの市役所で見た爽やかな青年が自分に激しく欲望をぶつけている……。
熱い吐息を混ぜて、青年が耳元で囁いた。
『どうせ、ダンナさんでは物足りないんでしょう?欲求不満の奥さん……』
こんなことを言われているというのに、可南子は信じられない位感じていた。
気付くと腰を突きだし、もっと快楽を得ようと懸命に腰を動かしていた。
『本当にいやらしいな……』
青年は、激しく腰を振り、可南子の中に果てた。
可南子は、体の奥に出された温かい体液の温度をじっくりと感じていた……。
可南子は、作りおきしていた昨晩のカレーの残りを温め始めた。
この匂いを嗅ぐと、なんだか興奮する……。
さっきの妄想のせい……?
私は、今夜も夫に抱かれながら、あの青年の妄想をするのだ。
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