上 下
3 / 4

「私は私の体が分からない」

しおりを挟む
〈作者より〉
今回の作品は、性的な表現はありますがエロ表現はあまりありませんm(__)m。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



私は左より右の乳首が感じる気がする。
でも、相手にはそんなことは言えない。
セックスの最中、こうして欲しいとか言っていいよって言われるけど、やっぱり言いづらい。
私のその要望が本当に合っているのかも分からないし、もし、要望を言って、そうしてもらって
あんまり感じなかった時、白けてしまいそうだし、かといって、もっとこうして欲しいなんて、言えない。
というか、私は私の体があまりよく分かっていない。
セックスだって、なんとなくこうするものだという知識の元、相手にされることに、こんなものなんだろう……って思ってる節がある。
というか、なんか、もっと別なやり方があるんだろうけれど、私にはそれが分からない。
だから、あんまり気持ちよくない気がする時でも全力で応戦する。
『応戦』というのは、彼の愛撫や挿入時等に、気持ちが乗らないとき、全力で妄想や設定などを考え、全力で感じる努力をする。
気持ちが乗る妄想が出来たとき、まぁまぁ気持ちよく感じられる。
私は声があまり出ない方だけど、この間、ちょっとエッチな声が出たとき、『やるじゃん。私もついにこんな声が出るようになったか』と、自分の成長を感じたものだ。

かといって、私はあまりセックスが好きではない。
それは、自分の気持ちいい部分を知らないからというのもあるだろうし、なんとなく気疲れする。
わざわざ相手を使ってやらなくてもいい気もしてるし、精一杯全力で感じようと相当な努力をしている自分をなんだか滑稽に思えるのだ。

性欲はある。
だけど、一人でも快楽は味わえるから、人とするのは疲れるなぁ……と。
きっと言いたいことが言えないからなんだろうけれど。
いつか私が心を開いてセックスが出来る日が来るのか……!?
それは私にも分からない。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

「短編シチュエーションシナリオ集~アナタがヒロイン~」

黒子猫
恋愛
短編の女性向けシチュエーションシナリオ集です。 アナタのお気に入りのシチュエーションを見付けて下さい♪

先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…

ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。 しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。 気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

【R18】貧しいメイドは、身も心も天才教授に支配される

さんかく ひかる
恋愛
王立大学のメイド、レナは、毎晩、天才教授、アーキス・トレボーの教授室に、コーヒーを届ける。 そして毎晩、教授からレッスンを受けるのであった……誰にも知られてはいけないレッスンを。 神の教えに背く、禁断のレッスンを。 R18です。長編『僕は彼女としたいだけ』のヒロインが書いた異世界恋愛小説を抜き出しました。 独立しているので、この話だけでも楽しめます。

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

処理中です...