上 下
112 / 117

「私を退屈させないで」

しおりを挟む
『私を退屈させないで』
このお屋敷にあのメイドを初めて迎えた時に言った言葉。


私はとても退屈していた。
財産は一生働かなくてもあるし、欲しいものはなんでも買える。
苦労しなくても良い。
だけど、退屈だった。
なので、新しいメイドを雇い、そのメイドにこの屋敷で色々なことを起こしてもらいたかった。

「この屋敷で何をしてくれても構わない。でも、私を絶対に退屈させないで」

さて、どんな物を見せてくれるやら?
しおりを挟む

処理中です...