【短編集】気ままにショートストーリー

「泣いてる女と癒し」

《主人公は家に帰って泣いていた》

主人公「ムカつく！もう！何やっても上手くいかない！」
男「どうしたのですか？」
主人公「誰！？アンタ！？」
男「私はあなたを癒すために現れた者です」
主人公「もう！私は今日機嫌が悪いんだから帰ってよ！」
男「今日は随分ご機嫌ななめなようですね」
主人公「どうせ私のこと、面倒くさい女って思ってるんでしょ！？」
男「そんなことありませんよ」
主人公「そんなことあるわよ！」
男「むしろ、もっと怒ればいいのに、って思ってます」
（男、にこっとする）
主人公「はぁ？どういうこと！？」
「あなたは今まで沢山我慢してきた。だ男から、こういうときに沢山吐き出したらいいんです」
主人公「でもどうせ、そんなこと言って、アンアも私のこと嫌うんでしょう？」
男「……嫌いませんよ。あなたが普段頑張っていること、分かってますから」
（男、主人公に寄り添う）