「悲喜こもごもエピソード集」

「ちょっと変わった家庭環境」

子供の頃、うちの母は『楽に死ねるなら死にたい』ってよく言ってました。
でも、楽に死ねることが出来ないから、
死ななかった訳なのですが。
『首吊りだと、後が大変らしいよ～』とか。
毎食の献立考えるのめんどくさいから、家を出て、一人暮らししたいとか……。
まぁ、しなかったんですけどね。
障子があっても、窓があるところに、全てカーテンしてて、ちょっとでも、カーテン開けたままにしておくと、怒られたりしてました（外から見えるから）。
神経質だったし、生きづらかったんだろうね……性格的に。
ちょっと特殊な家庭だったと思います。
母が『死にたい』とか言ってると、なんか、傷ついたな……。
そんなことを、子供軽々しく言わないで欲しいと思っていた。
言われる度に傷つくから。

まぁ、本当に死にたかったら、あんな風に言わないと思うので、言うことで吐き出してたんでしょうね。
実際、自殺未遂とかもしたことがないですしね。

私が学校でいじめられて相談したときも『一緒に死のっか』って言われたのよね……。
そう言われたのは一回きりだったけど。
あの時絶望を感じたんだよね。
解決策がそれか……って。

もうちょっと明るい家庭が良かったな……。

まぁ、そんなことがあった私でも、今も生きてるって、凄いことだよね✨