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「私の新しい目覚め」

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ある時、私は夫の会社に忘れ物を届けに行きました。
夫は、その時不在だったため、他の方に荷物を預け、すぐ帰る予定でした。
ふいに、誰かから声を掛けられ、振り向くとこの間の女性でした……。
女性は不適な笑みを浮かべ、こちらへというと、小さな会議室ような所に私を連れていきました。
「この間のこと……覚えていますか……?」
そう言われ、私は静かに頷きました。
「そう……。あの人が言っていました……。
あなたはセックスに全然積極的じゃないと……。私がこの間、あの人にしていたことも、したことがないんでしょう?」
「……それは……」
「いつもはこんな風に奥様に話しかけようなんて思わないんです。それでも話しかけたのは……あなたが可愛かったから……」
意外な言葉に私は少し動揺しました。
それを見て、女性はクスッと笑う。
「……あなたは、あの人の物を舐めている私を見て、興奮していましたよね……?」
「……そ、そんなこと……」
「目を見たらすぐ分かりました……。あなたはすごく興奮していた……」
女性は不適な笑みを浮かべる。
「あなたが興奮していたのは……、あの人が感じている姿……?それとも……私が彼のモノを加えている様子……?」
「……ち、違います……私はそんな風に思ってなんて」
「心配しないで。バカにしてる訳じゃないの……。あなたにも……あのやり方教えてあげる……」
「あのやり方……?」
「……そう。あなたが見て体の奥を濡らした、あの……」
そう言うと女性は私の手を取り、私の目を見ながら指を舐めた。
「……っ」
「こうやってまずは、少しずつ舐めていくことから始めるの。最初から口に含まず、最初は焦らすように……」
音を立てて、唾液をたっぷり絡めて、指を口に含んでいく……。
音や感触に刺激されて、私は思わず目を瞑った。
女性のクスッと笑う声が聞こえる。
「目を瞑ったら、何も見えないじゃない……。分かった……。まずはそのまま感触を味わって」
そう言って彼女は私の指を音を立ててしゃぶった。
指の皮膚を擦る彼女の舌の感触。
口の中の温かさ……。
それを感じると私の体の奥が濡れているのが分かった。
「目を開けて……」
そう言われ、目を開けると、目の前にニヤッとした彼女の顔。
私の目を見ながら、指を軽く噛む。
私の体はビクッとした。
「あなたの感じてる顔……素敵ね」
私は顔を赤くして、目を背けた。
「もっと、もっと……感じさせてあげたい……」
彼女は私の掌の窪みに舌を這わせた。
唇を押し当てたまま、舌を上下に動かす。
唇の熱さ。
掌で感じる舌のぬるぬるとした感触。
私は完全に興奮していた。
そのまま指の股に舌を移動させ、そこをチロチロと舐める。
敏感な場所は、些細な刺激でも私に快楽を与える。
すっかり私の奥はビショビショに濡れていた。
「……もっと欲しい……?」
そう聞かれて私は静かに頷く。
「ふふ……。じゃあ……」
彼女はスマホを取り出し、どこかに電話を掛けた。
私の見てはニヤニヤとしている。
「……もしもし。お疲れ様です……。今、私、あなたの奥様と一緒にいるの。これから、沢山いいことするつもり……。
じゃあね」
そう言って彼女は電話を切った。
相手は私の夫だと分かったが、もうどうでも良かった……。
このあと始まる快楽への期待で、頭が一杯だったのだ……。
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