私の詩

「夢を諦めなさい」

「夢を諦めなさい」
と言われる。
自分でも叶えようとして頑張って、上手くいかないと情けなくて……。
惨めで周りから後ろ指指されてる気がして……。
もう、こんなことやめた方がいいのかな。
無駄なんじゃないか……。
と痛烈な無力感が襲う。
バカみたいに夢なんてみないで、大きな希望なんて願わないで、『身の丈』にあったことや、世間的に評価される路線を辿れば、価値は確定されているんだから、その方が間違いないし、皆も認めてくれる。
そう。みんな同じ路線にいれば、叩かれずに済むじゃないか。
白い目で見られることも、こそこそと悪口を言われることも、そんなにはない筈だ。
私は、『道』を外れたくない。
私は、人に合わせて馴染むのが上手いから、そうやって今後も生きていけば、私の平和は取り敢えず保たれる。
皆が乗ってる路線から外れなければ……。

そう思っていた。
でも、気付いてしまったんだ。
自分の本音に。