【R-18】恋人エッチ3~純情系?嫉妬彼氏編~

黒子猫

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【番外編】「変わりゆく、二人の関係」

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〈あるデートの日……。待ち合わせの場所に着いたタケシ。
主人公を見つける〉



「お待たせー。……って……、君……!」
(主人公に耳打ちする)
「ブ……、ブラ……付けてないじゃないか……!」
(主人公「……怒る……?」)
[SE:衣擦れの音]
「……君は……。まったく……。そんなに目をキラキラせさて……。どういうつもりなんだよ……。ずっとオレは、キミとの関係を大事に大事にしてきたつもりだったのに……。あの時から、おかしくなってしまって……」
(主人公「こんな私、キライ……?」)
「……いや、嫌いじゃないけど……。人それぞれ、性癖ってあると思うし……。
ただ、もうちょっと大学生らしく……」
(主人公「大学生らしくって、何……?」)
「いや……、大学生らしくって……、例えばもうちょっと爽やかな感じとか……。それに、このまま付き合って、結婚とかも考えるようなったら、親御さんにもご挨拶しないといけないし、その時のためにも、もうちょっと健全なお付き合いを……」
(主人公「……健全……?」)
[SE:衣擦れの音]
「……だから!ちょっとああいう行きすぎたことは、あんまりよろしくないんじゃないかというか……。まだ早いというか……。だから、もうちょっと、大学生らしい付き合いを……。……これでも……オレなりに反省しているんだ。やっぱり、ああいうのは早かったんじゃないかって……。とりあえず……!なんか羽織って……!」
(タケシ、自分の上着を脱いで、主人公に着せようとする)
[SE:服を脱ぐ音]
(主人公、泣き出す)
[SE:衣擦れの音]
「ど……、どうしたの……?泣き出して……」
(主人公「タケシ君、全然分かってないっ!私はタケシ君の今まで見せたことのない顔が見れたことが、嬉しかったのに!」)
「オレの、今まで見せたことない顔……。でも、それは……」
(主人公「感情を押さえたタケシ君じゃなく、私を求めるタケシ君を見て……、私、興奮したの……。だから……、またそういうタケシ君が見たい……」)
「君……。……オレは、せっかく大学生らしい付き合いをしようと思っていたのに……。君の求めるものとは、違っていたんだね……」
(主人公「以前の優しいタケシ君も好きだった……。だから、付き合ったの……。でも……、あの時、新しい自分を見つけてしまって……。こんな私は、嫌かもしれないけど……」)
「嫌じゃないよ。……ただ……、戸惑ったんだ……。こんなにも、お互い気持ちを伝え合わないと、すれ違ってしまうんだね……」
(主人公、頷く)
[SE:衣擦れの音]
「……とりあえず、オレの上着羽織って。(耳元で)こんな姿見せるのは、オレだけにして欲しいから……」
(タケシ、主人公に上着をかける)
[SE:上着をかける音]
(主人公「……タケシ君……」)
「今日のデートは家でしよう……。オレの家、ここからそんなに遠くないし……」
(主人公、タケシに耳打ち)
[SE:衣擦れの音]
「……えっ……?家まで持たない……?」
(主人公、頷く)
[SE:衣擦れの音]
「そんなこと言われても……」
(タケシ、戸惑って、下を向く)
(主人公、タケシに耳打ち)
[SE:衣擦れの音]
「……えっ……、ラブホテル……?……近くにあるの知ってるって……、何で知って……」
(主人公「……嫌……?」)
[SE:衣擦れの音]
「いや、嫌じゃないけど……。こんな、昼間から……」
(タケシ、顔が赤くなる)
(主人公「この間も日中したのに……」)
「いや……、この間も確かに日中にしたけど……、それは、なんと言うか……アクシデントで……(ゴニョゴニョ言う)」
(主人公、タケシの腕に、しがみつく)
[SE:衣擦れの音]
「(小さくため息)……そうやって、腕にしがみついて、おねだりして……。君って、本当に甘え上手だね……。(小さくため息)……分かったよ」
(主人公、笑顔になる)
[SE:衣擦れの音]
「君と付き合ってると、オレもどんどん色んな面が見れて、楽しいよ……」
(タケシ、主人公の頭を撫でる)
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