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第八章 野営訓練

第百五十八話 野営訓練(三)

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「そんなに驚く事は無いでしょ?  私の裸なら毎晩見ているのに。それに・・・」

「それに?」

「前は、よく一緒にお風呂に入っていたじゃない」

「それは幼い頃の話で、オレとルイーゼと母上の三人で風呂に入っていた話だろ!」

 ルイーゼは、驚いて狼狽えるアレクの姿を見て、口元に手を当ててクスクス笑うと、身体をお湯で流して浴槽に浸かる。

 浴槽に浸かりながらルイーゼは、照れて背中を向けているアレクの背中を見ると、天を仰ぎ、満天の星空を眺める。

 二人だけの空間に、引いては寄せ、寄せては返す、穏やかなさざ波の音が聞こえる。

 ルイーゼがアレクに話し掛ける。

「綺麗ね。満天の星空。・・・それに波の音。落ち着くわ」

「ああ」

 ルイーゼは浴槽から上がると、アレクの背中を洗い流し始める。

 そして自分の胸で石鹸を泡立てると、アレクの背中に当てて擦る。

 柔らかい女の肉の感触が背中に伝わり、アレクが驚く。

「ええっ!?」

 ルイーゼは悪戯っぽく笑いながらアレクに告げる。

「私、見たわよ~。アレクが、あの二人にローション塗っているときの顔。・・・鼻の舌を伸ばしてニヤニヤしてた。・・・アレクは、ヌルヌルなのが好きなのかな~って思って」

 アレクは慌てて否定する。

「い、いや! そんな事は無いよ!!」

 ルイーゼは、自分の胸をアレクの背中に当てて擦りながら、後ろからアレクの男性器を握る。

「・・・嘘ばっかり。オチ●●ン、こんなに勃ってる」

 ルイーゼの裸と胸の感触にアレクの身体は反応していた。

「はは・・・」

 アレクは苦笑いする。

 ルイーゼは、両手でも石鹸を泡立てると、胸をアレクの背中に当てたまま、アレクの男性器を後ろから手を回して握り、しごき始める。

「オチ●●ンは、よ~く洗わないと・・・」

 へそまでそそり勃った男性器をルイーゼの柔らかい手に包まれながらしごかれ、石鹸の泡のヌルヌル感が、アレクの快感に拍車を掛けていた。

「ダメだって、ルイーゼ! 射精するでるって!!」

「良いじゃない。射精しても。・・・誰も見てないわ」

 程なくアレクは、ルイーゼの手の中で射精する。

 ルイーゼは、男性器から勢い良く脈を打って出される子種を手で受けて眺める。

「凄い・・・。濃いのがこんなにたくさん。・・・今朝もしたのに、溜まっていたの?」

 アレクは苦笑いする。

 ルイーゼは、自分とアレクの身体の石鹸を洗い流すと、椅子に座るアレクの前に跪いてアレクにキスする。

 アレクの口の中に差し込まれたルイーゼの舌が、想い人の舌を探り当てると、離すまいとねっとり絡み付く。

 キスを終えた二人の唇の間に唾液が糸を引く。

 ルイーゼは、うっとりとアレクの顔を見詰める。

「アレク。・・・私の皇子様」

 ルイーゼは、アレクの首筋、胸、腹と順にアレクの身体に愛おしそうにキスしていくと、再び膨らんできたアレクの男性器を口で咥え、口淫を始める。

 アレクが呟く。

「ルイーゼ・・・」

 アレクの男性器は、繰り返し柔らかい肉壺に包まれて吸引され、ルイーゼの舌先が裏筋と小帯を舐め上げる。

 ほどなくアレクの男性器は、再びへそまでそそり勃つ。

 ルイーゼは、固くなったアレクの男性器を口から出すと、うっとりとアレクの顔を見詰める。

 アレクは、自分を見詰めるルイーゼの目を見ると、ルイーゼの目がアレクに切実に訴えていた。

「抱いて欲しい」と。

 


 アレクは、椅子から立ち上がると、二の腕を掴んでルイーゼを立ち上がらせる。

「ルイーゼ。両手をここに・・・」

 アレクは、ルイーゼに浴槽に使っている木の樽の縁に両手を着かせると、後ろからルイーゼの秘所を弄る。

「あっ・・・」

 アレクの指先にルイーゼの秘所から滴る透明な体液が絡み付く。

 アレクは、ルイーゼの秘所に男性器を押し当てるとルイーゼに告げる。

挿入するいれるよ」 

 ルイーゼは、無言で頷く。

 アレクは、ルイーゼの秘所にゆっくりと男性器を挿入する。

「あぅ・・・、わ・・・」

 秘所から、こみ上げてくる快感に、ルイーゼが喘ぎ声を漏らす。

 アレクの男性器のエラがルイーゼの秘所の肉襞をめくりながら奥へと挿入されていく。

 アレクは、ルイーゼの秘所に男性器を根元までを挿入すると、ゆっくりと動き始める。

「ふうっ・・・、ううっ・・・、あああっ!」

 ルイーゼは、込み上げてくる快感から、両膝が震え、漏れ出る喘ぎ声を必死に堪えていた。

 アレクの腰の動きは、その息遣いと共に次第に激しくなり、ルイーゼのお尻に腰を打ち付けるようになる。

 半時もしないうちに、アレクはルイーゼの中に射精する。

 アレクの射精と同じタイミングでルイーゼも性的絶頂に達する。

 アレクは、後ろから両手でルイーゼの胸を揉みしだくと、首筋にキスし、耳元で囁く。

「ルイーゼ。・・・凄く良かったよ」

 ルイーゼは、浴槽の木の樽の縁に掴まったまま、ガックリとその場にへたり込む。

 アレクは、ルイーゼを気遣う。

「大丈夫かい?」

「アレク、腰が抜けて動けないの。・・・どうしよう」

「ちょっと待ってね」

 アレクは、動けないルイーゼの身体をタオルで拭くと服を着せ、自分も身体を拭いて服を着ると、ルイーゼを背中に背負う。

 ルイーゼは、アレクに背負われたまま、その首に腕を回して呟く。

「アレク。ありがとう」
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