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第一章 ホラント独立戦争
第十五話 奴隷役の練習(一)
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--正午。
アレク達を乗せた商用ガレオンは、定刻通りにデン・ヘルダーを出港して沖合を北上、カスパニア領・属州ホラントのゾイト・ホラント港を目指して進む。
アレク達は、それぞれ客室のベッドで横になって船に揺られながら寛いでいた。
ベッドに横たわって読書するアレクの元にルイーゼがやって来る。
「アレク。お昼はどうするの?」
アレクは、少し考えながら答える。
「昼食か・・・」
アレクが考えていたのは、ホラントに潜入するための偽装の『配役』のためであった。
アレクが口を開く。
「うーん。考えたんだけど、ナディア、エルザ、トゥルム、ドミトリーの奴隷役四人が一般人と同じように食堂に入って食事するっていうのは不自然だと思うんだ。だから、申し訳ないけど、四人には客室で食事して貰おうと思ってる」
アレクの言葉にナディアは笑顔で答える。
「私は全然構わないわよ? 気にしないで」
エルザも笑顔で答える。
「私も平気よ」
二人の答えを聞いたアレクが続ける。
「・・・それで、奴隷の四人だけを客室に残して、オレ達だけ食事に行くのも不自然だと思う。だから、ルイーゼとナタリーの二人で先に食堂に行って食事して来て。・・・オレとアルは、二人が戻って来てから、交代で行くから」
ルイーゼは納得したように答える。
「そうね・・・。奴隷だけ部屋に残すってのも変だし、疑われるわね。・・・判ったわ」
そう言うと、ルイーゼは一人で客室を出て隣の客室に行き、アレクの話をアル達に伝えて、ナタリーと二人で連れ立って食堂に向かう。
貴婦人姿のルイーゼが通路を歩く傍らをメイド姿のナタリーがついていく。
ルイーゼがナタリーに話し掛ける。
「ナタリー。メイド服姿、似合っているわよ。凄く可愛い」
ナタリーは笑顔で答える。
「ありがとう。ルイーゼも様になってるよ」
「ふふふ。ありがとう」
二人は、中流のレストランのような食堂の席に座り、船員に食事を注文する。
注文を受けた船員は、厨房に向かって歩いて行った。
ルイーゼがナタリーに尋ねる。
「ねぇ、ナタリー」
「どうしたの?」
「アルやトゥルム、ドミトリーはともかく、私、あの二人とアレクを客室に残してきたのが心配なの」
不安を口にするルイーゼにナタリーは笑顔で答える。
「大丈夫よ。もし、カスパニア軍の臨検があっても、アレクは上級騎士だし、あの二人だって剣が使えるんだから」
ルイーゼは首を横に振って続ける。
「そっちじゃなくて・・・。あの二人がアレクを襲うんじゃないかって」
ルイーゼの言葉にナタリーは驚く。
「ええっ!?」
アレクと同じ部屋に居るナディアとエルザは『肉食女子』であった。
ナタリーはルイーゼの心配を否定できず、苦笑いする。
「それは・・・。その可能性は無いとは言い切れないかも・・・」
客室の二段ベッドの上の段に居るナディアとエルザは、互いに顔を見合わせて目配せする。
ナディアは、腰に下げていた水筒を蓋を開けて口元に持ってくると、エルフ語でヒソヒソと呟く。
すると、水筒の中から小さな女の子の姿をした水の精霊が出て来る。
水の精霊は、小さな女の子から霧に姿を変えると、客室のドアのノブを目指して飛んで行く。
霧の姿の水の精霊は、客室のドアのノブの上まで飛んで行くと、再び小さな女の子に姿を変えてドアのノブの上に跨り、両手でノブに付いているドアのカギを回して、客室のドアに鍵を掛ける。
水の精霊が客室のドアに鍵を掛けた事を見届けたナディアとエルザは、再び互いに目配せすると、二人とも自分のベッドの上で服を脱いで裸になる。
全裸になった二人は、そっと二段ベッドの上の段から降り、ベッドに横たわって読書中のアレクの上に飛び乗る。
「「そ~れ!!」」
「うわっ!?」
ナディアはアレクの腰の上に、エルザはアレクの胸の上に跨る。
突然、全裸の二人が上に乗って来たことにアレクは驚き、目を白黒させる。
「どうしたんだ!? 二人とも、裸で??」
頬を赤らめながらナディアがアレクに告げる。
「どうしたって、『奴隷役の練習』よ! 御主人様!!」
エルザも頬を赤らめながらナディアに続く。
「そうそう! 奴隷は御主人様に奉仕しなきゃね!!」
上に乗って来た全裸の二人の女の子の言葉にアレクは焦る。
「ちょっと待て! まさか、二人とも、今からする気なのか!?」
ナディアが恥じらいながら答える。
「まだ明るいから恥ずかしいけど・・・」
エルザも恥じらいながらナディアに続く。
「アレクは明るい方が良いでしょ? 女の子のココも良く見えるから」
そう言うと、アレクの胸の上に座っているエルザは、自分の秘所を指先で広げてアレクに見せる。
思春期のアレクは、目の前で広げられたエルザの秘所に目が釘付けになる。
エルザの秘所は、肉厚の肉襞の内側にあるパールピンクの粘膜が透明な体液を滴らせながらヒクヒクと動いており、欲情してアレクの男性器を求めている事が判る。
ナディアが口を開く。
「さぁ、御主人様! 脱ぎ脱ぎしましょうね~!!」
ナディアがアレクのズボンとパンツを脱がしに掛かると、膨らんだアレクの男性器が弾け出る。
目の前に飛び出してきたアレクの男性器にナディアは魅入る。
ナディアが猫なで声でアレクに告げる。
「あぁ~ん。もぅ。アレク、オチ●●ン勃ってるぅ~」
アレクの身体は、ナディアとエルザの裸に反応していた。
アレクは、必死に言い訳する。
「ふ、二人が裸だからだろ!!」
エルザが悪戯っぽく告げる。
「ふふ。アレクってば、エルザちゃんのココを見て勃ってるのね」
そう言うと、エルザはアレクの両手を掴んで、自分の胸を触らせる。
「アレクは、エルザちゃんのおっ●いも好きでしょ?」
アレクの両手の手のひらに、柔らかい女の柔肌と肉の感触が伝わる。
アレク達を乗せた商用ガレオンは、定刻通りにデン・ヘルダーを出港して沖合を北上、カスパニア領・属州ホラントのゾイト・ホラント港を目指して進む。
アレク達は、それぞれ客室のベッドで横になって船に揺られながら寛いでいた。
ベッドに横たわって読書するアレクの元にルイーゼがやって来る。
「アレク。お昼はどうするの?」
アレクは、少し考えながら答える。
「昼食か・・・」
アレクが考えていたのは、ホラントに潜入するための偽装の『配役』のためであった。
アレクが口を開く。
「うーん。考えたんだけど、ナディア、エルザ、トゥルム、ドミトリーの奴隷役四人が一般人と同じように食堂に入って食事するっていうのは不自然だと思うんだ。だから、申し訳ないけど、四人には客室で食事して貰おうと思ってる」
アレクの言葉にナディアは笑顔で答える。
「私は全然構わないわよ? 気にしないで」
エルザも笑顔で答える。
「私も平気よ」
二人の答えを聞いたアレクが続ける。
「・・・それで、奴隷の四人だけを客室に残して、オレ達だけ食事に行くのも不自然だと思う。だから、ルイーゼとナタリーの二人で先に食堂に行って食事して来て。・・・オレとアルは、二人が戻って来てから、交代で行くから」
ルイーゼは納得したように答える。
「そうね・・・。奴隷だけ部屋に残すってのも変だし、疑われるわね。・・・判ったわ」
そう言うと、ルイーゼは一人で客室を出て隣の客室に行き、アレクの話をアル達に伝えて、ナタリーと二人で連れ立って食堂に向かう。
貴婦人姿のルイーゼが通路を歩く傍らをメイド姿のナタリーがついていく。
ルイーゼがナタリーに話し掛ける。
「ナタリー。メイド服姿、似合っているわよ。凄く可愛い」
ナタリーは笑顔で答える。
「ありがとう。ルイーゼも様になってるよ」
「ふふふ。ありがとう」
二人は、中流のレストランのような食堂の席に座り、船員に食事を注文する。
注文を受けた船員は、厨房に向かって歩いて行った。
ルイーゼがナタリーに尋ねる。
「ねぇ、ナタリー」
「どうしたの?」
「アルやトゥルム、ドミトリーはともかく、私、あの二人とアレクを客室に残してきたのが心配なの」
不安を口にするルイーゼにナタリーは笑顔で答える。
「大丈夫よ。もし、カスパニア軍の臨検があっても、アレクは上級騎士だし、あの二人だって剣が使えるんだから」
ルイーゼは首を横に振って続ける。
「そっちじゃなくて・・・。あの二人がアレクを襲うんじゃないかって」
ルイーゼの言葉にナタリーは驚く。
「ええっ!?」
アレクと同じ部屋に居るナディアとエルザは『肉食女子』であった。
ナタリーはルイーゼの心配を否定できず、苦笑いする。
「それは・・・。その可能性は無いとは言い切れないかも・・・」
客室の二段ベッドの上の段に居るナディアとエルザは、互いに顔を見合わせて目配せする。
ナディアは、腰に下げていた水筒を蓋を開けて口元に持ってくると、エルフ語でヒソヒソと呟く。
すると、水筒の中から小さな女の子の姿をした水の精霊が出て来る。
水の精霊は、小さな女の子から霧に姿を変えると、客室のドアのノブを目指して飛んで行く。
霧の姿の水の精霊は、客室のドアのノブの上まで飛んで行くと、再び小さな女の子に姿を変えてドアのノブの上に跨り、両手でノブに付いているドアのカギを回して、客室のドアに鍵を掛ける。
水の精霊が客室のドアに鍵を掛けた事を見届けたナディアとエルザは、再び互いに目配せすると、二人とも自分のベッドの上で服を脱いで裸になる。
全裸になった二人は、そっと二段ベッドの上の段から降り、ベッドに横たわって読書中のアレクの上に飛び乗る。
「「そ~れ!!」」
「うわっ!?」
ナディアはアレクの腰の上に、エルザはアレクの胸の上に跨る。
突然、全裸の二人が上に乗って来たことにアレクは驚き、目を白黒させる。
「どうしたんだ!? 二人とも、裸で??」
頬を赤らめながらナディアがアレクに告げる。
「どうしたって、『奴隷役の練習』よ! 御主人様!!」
エルザも頬を赤らめながらナディアに続く。
「そうそう! 奴隷は御主人様に奉仕しなきゃね!!」
上に乗って来た全裸の二人の女の子の言葉にアレクは焦る。
「ちょっと待て! まさか、二人とも、今からする気なのか!?」
ナディアが恥じらいながら答える。
「まだ明るいから恥ずかしいけど・・・」
エルザも恥じらいながらナディアに続く。
「アレクは明るい方が良いでしょ? 女の子のココも良く見えるから」
そう言うと、アレクの胸の上に座っているエルザは、自分の秘所を指先で広げてアレクに見せる。
思春期のアレクは、目の前で広げられたエルザの秘所に目が釘付けになる。
エルザの秘所は、肉厚の肉襞の内側にあるパールピンクの粘膜が透明な体液を滴らせながらヒクヒクと動いており、欲情してアレクの男性器を求めている事が判る。
ナディアが口を開く。
「さぁ、御主人様! 脱ぎ脱ぎしましょうね~!!」
ナディアがアレクのズボンとパンツを脱がしに掛かると、膨らんだアレクの男性器が弾け出る。
目の前に飛び出してきたアレクの男性器にナディアは魅入る。
ナディアが猫なで声でアレクに告げる。
「あぁ~ん。もぅ。アレク、オチ●●ン勃ってるぅ~」
アレクの身体は、ナディアとエルザの裸に反応していた。
アレクは、必死に言い訳する。
「ふ、二人が裸だからだろ!!」
エルザが悪戯っぽく告げる。
「ふふ。アレクってば、エルザちゃんのココを見て勃ってるのね」
そう言うと、エルザはアレクの両手を掴んで、自分の胸を触らせる。
「アレクは、エルザちゃんのおっ●いも好きでしょ?」
アレクの両手の手のひらに、柔らかい女の柔肌と肉の感触が伝わる。
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