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北方動乱
第五十二話 中部戦線、偵察結果報告
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アレク達は、それぞれ地上に降下して嵐をやり過ごした後、予定していた地域の偵察任務を終えて飛行空母ユニコーン・ゼロに帰投する。
最初に帰投したアレクとルイーゼはラウンジに行く。
「オレ達が一番最初に戻って来たのか」
「そうみたいね」
二人は、いつものラウンジの窓際の席に着き、他の小隊メンバーの帰投を待つ。
アレクが呟く。
「・・・成果無しか」
ルイーゼが微笑みながらアレクを労う。
「『私達が偵察した地域に敵は居なかった』って事は、判ったじゃない」
アレクは、残念そうに答える。
「それは、そうだけど・・・」
程なくドミトリーとナディアが帰投して、ラウンジにやって来る。
二人を見たドミトリーが口を開く。
「隊長、もう戻っていたのか」
ナディアも口を開く。
「二人とも、早かったのね」
アレクが答える。
「ああ。こっちは残念ながら成果無しさ」
ナディアもアレクに続く。
「私達もよ」
ルイーゼが尋ねる。
「私達四人の偵察範囲に敵は居なかったって事よね?」
ドミトリーが頷く。
「そういう事だ」
四人がラウンジで寛いでいると、半時もせずにアルとナタリーが帰投してラウンジにやってくる。
四人を見たナタリーが口を開く。
「みんな、無事?」
アレクが答える。
「無事だよ」
アルが興奮気味に話し始める。
「こっちはカスパニアの魔獣大隊と遭遇したぞ!」
アルの言葉に四人が驚く。
「「魔獣大隊!?」」
アルはアレク達に、ナタリーと二人で穀物倉庫に潜みながら偵察したカスパニア軍の魔獣大隊、猛獣使い達や食人鬼、鶏蛇、それらを使ったであろう戦術について話す。
アルからカスパニア軍の魔獣大隊について聞いたアレク達は驚く。
アレクが呟く。
「カスパニア軍にそんな部隊があるのか・・・」
アルが答える。
「ああ」
ナディアが口を開く。
「カスパニア軍は鶏蛇なんて、どこから連れて来たのかしら・・・?」
ドミトリーが答える。
「拙僧も初めて聞いたぞ」
ルイーゼが口を開く。
「全員戻ってきたら、中佐に報告しないと!」
ナタリーもルイーゼに続く。
「そうね。ジカイラ中佐とヒナ大尉に報告しなきゃ!」
ラウンジで六人がカスパニア軍の魔獣大隊についてアレコレと議論していると、トゥルムとエルザが帰投してラウンジにやって来る。
トゥルムが六人を見て口を開く。
「皆、先に戻っていたのか。我々が最後という事だな」
エルザも口を開く。
「ただいまー」
先に戻っていた六人は、乳飲み子を胸に抱いてラウンジに現れたエルザの姿を見て驚愕する。
アレクは、エルザが乳飲み子を胸に抱いた姿を見て、無言のまま驚愕して固まる。
アルは、目を見開いてプルプルと震える指でエルザを指差して固まる。
「ちょ! おま!!」
ルイーゼも右手を口元に当て、一言だけ発して固まる。
「そんな・・・!」
ナタリーは一言も発せず、両手を口元に当てて固まる。
ナディアは、顔を引きつらせて呟く。
「エ、エルザに先を越されるなんて!!」
ドミトリーが呟く。
「遂に『未婚の母』になるとは・・・」
当のエルザは、六人の反応に訳が分からず、乳飲み子を胸に抱いたまま、キョトンとした顔で六人を眺める。
「え?」
アルは、一言も発せずに固まるアレクの肩にポンと手を置くと、しみじみとアレクに語り掛ける。
「なぁ、アレク。オレ達、親友だろう? エルザとお前の事は、皆が知ってる。バレンシュテットは『一夫多妻制』だ。・・・オレはお前に何人奥さんが居ても、結婚前に子供を作るのも、お前と奥さん達の自由だと思う。・・・お前、親友のオレにも内緒で、一体、いつの間にエルザを孕ませて子供を産ませていたんだ?? せめてオレに一言相談してくれたら、出産祝いぐらい用意したのに」
アルや周囲の視線が集まるのを感じたアレクは、必死に否定する。
「ち、ちがうんだ! 待て! 待ってくれ! オレの子じゃない!!」
ドミトリーが口を開く。
「隊長! 見苦しいぞ! 男子たるもの、女を抱いた責任は取るべきだ!!」
焦るアレクは、しどろもどろに答える。
「いや、エルザを抱いた責任は取るけど・・・、その、子供は・・・、違うというか・・・」
アルは、焦るアレクの肩をポンポンと叩きながら、しみじみと語る。
「・・・そうかそうか。オレ達、親友だろう? オレには隠さなくて良いぞ。・・・アレク。お前、『パパ』になる心の準備が出来ていなかったんだな? これからエルザと二人で、その子を育てていけば、きっと父親としての自覚もできると思う。・・・オレは、二人を応援するからな!」
アレクは、必死に否定する。
「いや、だから、オレの子供じゃないって!!」
アレクとエルザ、トゥルムの三人を除いたユニコーン小隊のメンバーは、エルザが抱いている乳飲み子は、アレクとエルザの子供だと信じて疑わなかった。
しばしの間、黙って仲間達の話を聞いていたトゥルムが口を開く。
「皆、聞いてくれ。エルザが抱いている子は・・・」
トゥルムがエルザが乳飲み子を連れている経緯を皆に説明し、ようやく誤解が解ける。
状況が理解できたエルザは、ニンマリと笑みを浮かべる。
「みんな、この子が私とアレクの子供だと思っていたワケ?」
ドミトリーが頷きながら答える。
「うむ」
ドミトリーの答えを聞いた小隊のメンバー達が笑う。
小隊のメンバーが全員揃った事もあり、アレク達はジカイラの元へ偵察の報告に行く。
会議室にジカイラとヒナ、アレク達が集まり、アレク達は偵察結果を報告する。
アルとナタリーが偵察したカスパニア軍の魔獣大隊に話が及ぶと、ジカイラとヒナの表情が険しくなる。
ジカイラが口を開く。
「食人鬼と鶏蛇の居る大隊規模の部隊か・・・。カスパニア軍にそんな部隊が居るとは、初耳だ。・・・中部戦線のゴズフレズ軍は苦戦していると聞いてたが、カスパニア軍にそんな凶悪な部隊があるとはな・・・」
アルが答える。
「はい」
ヒナも口を開く。
「私も初めて聞いたわ。きっと今度のゴズフレズ侵略の時に新設されたのね」
ジカイラが考えを整理しようと天井を見上げながら呟く。
「スベリエ軍も食人鬼を連れていた。カスパニアとスベリエ。この列強の二か国が、両方ともアスカニア大陸には居ない食人鬼を連れていたというのが、引っ掛かるな・・・」
ヒナが尋ねる。
「・・・どういう事?」
ジカイラが自分の疑問を口にする。
「奴らは、どこから、どうやって食人鬼や鶏蛇を連れて来た? ・・・あるいは『買ってきた』? 内戦が終わった帝国から締め出され、食い詰めた傭兵団や人狩り達を雇うのとは、訳が違う。凶悪な妖魔と魔獣だぞ??」
ヒナも答えに窮する。
「うーん・・・」
答えを出せないジカイラは、疑問を帝都に居る二人に知らせる事にする。
「カスパニアとスベリエの列強の二か国が、両方とも食人鬼を連れていた件は、オレからラインハルトに一報を入れておく。帝都に居るラインハルトやハリッシュなら、何か情報を持っているかもしれないからな」
ヒナも同意する。
「そうね。ラインさんやハリッシュなら、何か知っているかも」
ジカイラがアルとナタリーに尋ねる。
「二人とも。その部隊は、遭遇した集落から何処へ向かっていた?」
ナタリーが答える。
「東です。前線の方へ」
ジカイラが口を開く。
「マズいな・・・。斧戦士中心のゴズフレズ軍じゃ、怪力自慢の食人鬼はともかく、石化息の鶏蛇の相手は厳しいだろう。苦戦するはずだ」
ヒナが尋ねる。
「・・・ジカさん、どうするつもり?」
ジカイラは、不敵な笑みを浮かべる。
「このゴズフレズの地で、カスパニア軍の魔獣大隊を相手にまともに戦える軍勢なんて、オレ達しかいないだろう? オレ達、教導大隊がカスパニア軍の魔獣大隊を探し出して叩く!」
ジカイラの言葉を聞いたアレク達は勢いづく。
「「おおっ!!」」
ジカイラは、ガラリと口調を変えてアレク達に尋ねる。
「それと・・・エルザが抱いている、その赤ん坊は何だ? アレクの子供か??」
アレクは、即座に否定する。
「いえ! 自分の子供ではありません!!」
トゥルムがジカイラにエルザが赤子を連れる事になった経緯を説明する。
ジカイラは、呆れたように呟く。
「・・・あのなぁ。お前ら、飛行空母は託児所じゃないんだぞ? 前回もそうだが、毎回毎回、戦災孤児を引き取っていたら、キリが無いぞ?」
アレクが謝罪を口にする。
「・・・申し訳ありません」
ジカイラは諦めたように答える。
「ま、連れて来ちまったものはしょうがない。本艦への乗船は許可する。・・・帝都に戻ったら、その赤子は孤児院に預ける。・・・それで良いだろう?」
エルザが答える。
「・・・はい」
こうして、アレク達は、アルとナタリーが遭遇したカスパニア軍の魔獣大隊を追うべく、飛行空母ユニコーン・ゼロの進路を集落から東の方へ向ける。
最初に帰投したアレクとルイーゼはラウンジに行く。
「オレ達が一番最初に戻って来たのか」
「そうみたいね」
二人は、いつものラウンジの窓際の席に着き、他の小隊メンバーの帰投を待つ。
アレクが呟く。
「・・・成果無しか」
ルイーゼが微笑みながらアレクを労う。
「『私達が偵察した地域に敵は居なかった』って事は、判ったじゃない」
アレクは、残念そうに答える。
「それは、そうだけど・・・」
程なくドミトリーとナディアが帰投して、ラウンジにやって来る。
二人を見たドミトリーが口を開く。
「隊長、もう戻っていたのか」
ナディアも口を開く。
「二人とも、早かったのね」
アレクが答える。
「ああ。こっちは残念ながら成果無しさ」
ナディアもアレクに続く。
「私達もよ」
ルイーゼが尋ねる。
「私達四人の偵察範囲に敵は居なかったって事よね?」
ドミトリーが頷く。
「そういう事だ」
四人がラウンジで寛いでいると、半時もせずにアルとナタリーが帰投してラウンジにやってくる。
四人を見たナタリーが口を開く。
「みんな、無事?」
アレクが答える。
「無事だよ」
アルが興奮気味に話し始める。
「こっちはカスパニアの魔獣大隊と遭遇したぞ!」
アルの言葉に四人が驚く。
「「魔獣大隊!?」」
アルはアレク達に、ナタリーと二人で穀物倉庫に潜みながら偵察したカスパニア軍の魔獣大隊、猛獣使い達や食人鬼、鶏蛇、それらを使ったであろう戦術について話す。
アルからカスパニア軍の魔獣大隊について聞いたアレク達は驚く。
アレクが呟く。
「カスパニア軍にそんな部隊があるのか・・・」
アルが答える。
「ああ」
ナディアが口を開く。
「カスパニア軍は鶏蛇なんて、どこから連れて来たのかしら・・・?」
ドミトリーが答える。
「拙僧も初めて聞いたぞ」
ルイーゼが口を開く。
「全員戻ってきたら、中佐に報告しないと!」
ナタリーもルイーゼに続く。
「そうね。ジカイラ中佐とヒナ大尉に報告しなきゃ!」
ラウンジで六人がカスパニア軍の魔獣大隊についてアレコレと議論していると、トゥルムとエルザが帰投してラウンジにやって来る。
トゥルムが六人を見て口を開く。
「皆、先に戻っていたのか。我々が最後という事だな」
エルザも口を開く。
「ただいまー」
先に戻っていた六人は、乳飲み子を胸に抱いてラウンジに現れたエルザの姿を見て驚愕する。
アレクは、エルザが乳飲み子を胸に抱いた姿を見て、無言のまま驚愕して固まる。
アルは、目を見開いてプルプルと震える指でエルザを指差して固まる。
「ちょ! おま!!」
ルイーゼも右手を口元に当て、一言だけ発して固まる。
「そんな・・・!」
ナタリーは一言も発せず、両手を口元に当てて固まる。
ナディアは、顔を引きつらせて呟く。
「エ、エルザに先を越されるなんて!!」
ドミトリーが呟く。
「遂に『未婚の母』になるとは・・・」
当のエルザは、六人の反応に訳が分からず、乳飲み子を胸に抱いたまま、キョトンとした顔で六人を眺める。
「え?」
アルは、一言も発せずに固まるアレクの肩にポンと手を置くと、しみじみとアレクに語り掛ける。
「なぁ、アレク。オレ達、親友だろう? エルザとお前の事は、皆が知ってる。バレンシュテットは『一夫多妻制』だ。・・・オレはお前に何人奥さんが居ても、結婚前に子供を作るのも、お前と奥さん達の自由だと思う。・・・お前、親友のオレにも内緒で、一体、いつの間にエルザを孕ませて子供を産ませていたんだ?? せめてオレに一言相談してくれたら、出産祝いぐらい用意したのに」
アルや周囲の視線が集まるのを感じたアレクは、必死に否定する。
「ち、ちがうんだ! 待て! 待ってくれ! オレの子じゃない!!」
ドミトリーが口を開く。
「隊長! 見苦しいぞ! 男子たるもの、女を抱いた責任は取るべきだ!!」
焦るアレクは、しどろもどろに答える。
「いや、エルザを抱いた責任は取るけど・・・、その、子供は・・・、違うというか・・・」
アルは、焦るアレクの肩をポンポンと叩きながら、しみじみと語る。
「・・・そうかそうか。オレ達、親友だろう? オレには隠さなくて良いぞ。・・・アレク。お前、『パパ』になる心の準備が出来ていなかったんだな? これからエルザと二人で、その子を育てていけば、きっと父親としての自覚もできると思う。・・・オレは、二人を応援するからな!」
アレクは、必死に否定する。
「いや、だから、オレの子供じゃないって!!」
アレクとエルザ、トゥルムの三人を除いたユニコーン小隊のメンバーは、エルザが抱いている乳飲み子は、アレクとエルザの子供だと信じて疑わなかった。
しばしの間、黙って仲間達の話を聞いていたトゥルムが口を開く。
「皆、聞いてくれ。エルザが抱いている子は・・・」
トゥルムがエルザが乳飲み子を連れている経緯を皆に説明し、ようやく誤解が解ける。
状況が理解できたエルザは、ニンマリと笑みを浮かべる。
「みんな、この子が私とアレクの子供だと思っていたワケ?」
ドミトリーが頷きながら答える。
「うむ」
ドミトリーの答えを聞いた小隊のメンバー達が笑う。
小隊のメンバーが全員揃った事もあり、アレク達はジカイラの元へ偵察の報告に行く。
会議室にジカイラとヒナ、アレク達が集まり、アレク達は偵察結果を報告する。
アルとナタリーが偵察したカスパニア軍の魔獣大隊に話が及ぶと、ジカイラとヒナの表情が険しくなる。
ジカイラが口を開く。
「食人鬼と鶏蛇の居る大隊規模の部隊か・・・。カスパニア軍にそんな部隊が居るとは、初耳だ。・・・中部戦線のゴズフレズ軍は苦戦していると聞いてたが、カスパニア軍にそんな凶悪な部隊があるとはな・・・」
アルが答える。
「はい」
ヒナも口を開く。
「私も初めて聞いたわ。きっと今度のゴズフレズ侵略の時に新設されたのね」
ジカイラが考えを整理しようと天井を見上げながら呟く。
「スベリエ軍も食人鬼を連れていた。カスパニアとスベリエ。この列強の二か国が、両方ともアスカニア大陸には居ない食人鬼を連れていたというのが、引っ掛かるな・・・」
ヒナが尋ねる。
「・・・どういう事?」
ジカイラが自分の疑問を口にする。
「奴らは、どこから、どうやって食人鬼や鶏蛇を連れて来た? ・・・あるいは『買ってきた』? 内戦が終わった帝国から締め出され、食い詰めた傭兵団や人狩り達を雇うのとは、訳が違う。凶悪な妖魔と魔獣だぞ??」
ヒナも答えに窮する。
「うーん・・・」
答えを出せないジカイラは、疑問を帝都に居る二人に知らせる事にする。
「カスパニアとスベリエの列強の二か国が、両方とも食人鬼を連れていた件は、オレからラインハルトに一報を入れておく。帝都に居るラインハルトやハリッシュなら、何か情報を持っているかもしれないからな」
ヒナも同意する。
「そうね。ラインさんやハリッシュなら、何か知っているかも」
ジカイラがアルとナタリーに尋ねる。
「二人とも。その部隊は、遭遇した集落から何処へ向かっていた?」
ナタリーが答える。
「東です。前線の方へ」
ジカイラが口を開く。
「マズいな・・・。斧戦士中心のゴズフレズ軍じゃ、怪力自慢の食人鬼はともかく、石化息の鶏蛇の相手は厳しいだろう。苦戦するはずだ」
ヒナが尋ねる。
「・・・ジカさん、どうするつもり?」
ジカイラは、不敵な笑みを浮かべる。
「このゴズフレズの地で、カスパニア軍の魔獣大隊を相手にまともに戦える軍勢なんて、オレ達しかいないだろう? オレ達、教導大隊がカスパニア軍の魔獣大隊を探し出して叩く!」
ジカイラの言葉を聞いたアレク達は勢いづく。
「「おおっ!!」」
ジカイラは、ガラリと口調を変えてアレク達に尋ねる。
「それと・・・エルザが抱いている、その赤ん坊は何だ? アレクの子供か??」
アレクは、即座に否定する。
「いえ! 自分の子供ではありません!!」
トゥルムがジカイラにエルザが赤子を連れる事になった経緯を説明する。
ジカイラは、呆れたように呟く。
「・・・あのなぁ。お前ら、飛行空母は託児所じゃないんだぞ? 前回もそうだが、毎回毎回、戦災孤児を引き取っていたら、キリが無いぞ?」
アレクが謝罪を口にする。
「・・・申し訳ありません」
ジカイラは諦めたように答える。
「ま、連れて来ちまったものはしょうがない。本艦への乗船は許可する。・・・帝都に戻ったら、その赤子は孤児院に預ける。・・・それで良いだろう?」
エルザが答える。
「・・・はい」
こうして、アレク達は、アルとナタリーが遭遇したカスパニア軍の魔獣大隊を追うべく、飛行空母ユニコーン・ゼロの進路を集落から東の方へ向ける。
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