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北方動乱

第四十八話 裸エプロン、愛されている実感

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 アレクは、全裸にエプロンを付けて料理するルイーゼの後姿から目を離すことが出来なかった。

 大きくて上を向いた安産型のお尻。

 エプロンの紐が蝶結びに結ばれている、くびれた腰。

 エプロンの脇からチラッと見える大きな胸。

 アレクが眺めていると、台所の奥の物を取ろうとルイーゼが手を伸ばして前のめりになる。

「んしょ・・・っと」

 ルイーゼの秘所の肉襞がチラッと見える。






 アレクは立ち上がって台所に行くと、ルイーゼの後ろから両手で腰を掴み、耳元で囁く。

「ルイーゼ。そんな恰好して・・・」

 ルイーゼが振り向きながら言い訳する。

「だって、油が跳ねると火傷しちゃうから・・・」
 
 アレクは、後ろからエプロンの内側に手を入れてルイーゼの胸を揉みしだくと、直ぐにルイーゼの胸の先は固くなり、エプロン越しにもツンと勃った事が判る。

「誘っているんだろ?」

 アレクの囁きに恍惚とした顔でルイーゼが答える。

「もぅ・・・。できるまで待てないの?」

「・・・無理だ」

 アレクは、ルイーゼが温めていたスープ鍋を魔導石のコンロから外すと、ルイーゼを抱き上げて台所から暖炉の前に連れて行き、ソファーに寝かせる。

ソファーに横になったルイーゼが甘えるような声をあげる。

「あん・・・」

 嵐の風音が響く薄暗い部屋の中でルイーゼは、豊麗な体をソファーに横たえ、アレクにされるがまま、アレクに誘惑的な目を向けて見詰める。

 アレクは、ルイーゼのエプロンの紐を解いて脱がせると、自分も裸になる。

 暖炉の炎が照らすルイーゼの裸体は、普段よりもなまめかしく、妖美を漂わせていた。

 ルイーゼがヘソまでそそり立つアレクの男性器に目をやると、赤紫色に充血して普段より一回り大きくエラが張り出しており、アレクの欲情が普段より激しい事が判った。

 二人は唇を重ね、互いを求めるように淫らに抱擁し合う。

 

 服を脱いだ素肌が秋の冷え込みによって冷たく感じたが、直ぐに汗と熱を帯びる。

 アレクがルイーゼの耳朶、うなじ、背中、腰へと這うようにキスしていくと、ルイーゼは短く喘ぎ声を漏らす。

「あっ・・・。ああっ」

 アレクの愛撫に敏感に反応するルイーゼの艶姿がアレクの欲情を掻き立てる。

 アレクはルイーゼのくびれた腰に手を掛け、ルイーゼのお尻にキスすると、膝の後ろを掴んで足を開く。

「やん・・・」

 両足を開かれたルイーゼは、恥じらいから口元に手の甲を当て、アレクの目線から逃げるように目を逸らす。

 露わになったルイーゼの秘所は、肉襞が内側からめくれるようにパックリと開き、中から透明な体液が溢れて滴り、太腿の内側を伝っていた。

 アレクと同じようにルイーゼも欲情していた。

 アレクは、ルイーゼの秘所全体を口で吸うと肉襞の割れ目を舌先で舐め上げる。

 舌先が膣口、尿道口、陰核と敏感な部分を捕らえていくと、ルイーゼは吐息と共に短い喘ぎ声を漏らす。

「はあっ・・・。ああっ・・・。・・・あっ」

 ルイーゼは、秘所から伝わる快感に身をよじる。

「アレク。私もするから」

 二人は、仰向けに寝るアレクの上にルイーゼが乗り、アレクはルイーゼの秘所を、ルイーゼはアレクの男性器を口で咥えるように体勢を変える。

 ルイーゼは、ヘソまでそそり立つアレクの立派な男性器の裏筋を舌先で舐め上げると口で咥え、頬を窄めて吸い上げる。

 ルイーゼが四半時ほど繰り返すと、アレクの男性器の先から透明な体液がにじみ出てくる。

 ルイーゼの秘所はアレクに繰り返し口で吸われ続けて充血して膨らみ、内側のパールピンクの粘膜がヒクヒクと動いてアレクの男性器を求めていた。

「良い? そろそろ挿入するいれるよ」

 アレクからの問いにルイーゼは無言で頷いて答える。

 二人は正常位で向かい合うように体勢を変えると、アレクの立派な男性器がゆっくりとルイーゼの秘所を貫いていく。

 アレクの男性器のエラがルイーゼの秘所の内側の肉襞をめくり上げていく。

「わぅ・・・。がぅ・・・。はっ・・・」

 ルイーゼは、秘所から込み上げる快感に息も絶え絶えになる。

 アレクはルイーゼに覆い被さるように上に乗ると、ねっとりと舌を絡めてキスし、ゆっくりと腰を動かし始める。

「・・・あっ。・・・ああっ」 

 幾度と無く性的絶頂に達したルイーゼは、顔だけでなく耳や首元まで紅潮させ、秘所から白濁した体液を脈を打って吐出させる。

 それは、アレクの男性器の背を伝って根元まで滴り、ルイーゼの肉付きの良い大きく上を向いたお尻にアレクが腰を打ちつける度に淫靡な音を立てていた。

 


 次第にアレクの息遣いは荒くなり、腰の動きは激しくなる。

 ルイーゼの秘所は、一段と強くアレクの男性器を締め付ける。

 ルイーゼが性的絶頂に達し手下半身をカクカクっと痙攣させた事を合図に、アレクはルイーゼの膣内なかに射精する。

 アレクの男性器がルイーゼの中に脈を打って子種を放つ度に、放たれた子種が子宮の入り口に当たり、ルイーゼは快感に身を反らす。




 交わりを終えた二人は、汗ばんで横たわるルイーゼをアレクが後ろから抱き、毛布にくるまって暖炉の火に当たりながら愛し合った余韻に浸る。

 うっとりとした顔でルイーゼがアレクに告げる。

「アレク。今日は一段と激しかった」

「そう? 痛くなかった??」

「うん」

「良かった」

 二人で話していると、唐突にルイーゼのお腹が空腹に鳴る。

 二人とも顔を見合わせるが、恥ずかしさでルイーゼは赤面して俯く。

「そう言えば、食事作ってた最中だったな。・・・オレが作るよ。ルイーゼは、そこで休んでいて」

 アレクはそう言うと、ルイーゼを抱いて横になっていたソファーから起き上がって台所に向かい、ルイーゼが途中までしていた料理を続ける。

 ルイーゼは、アレクとの性交で腰が抜けてソファーから動けなかった。



 半時ほどでアレクは出来上がった料理を手に暖炉の前にやって来る。

「野営訓練の時に作ったスープと黒パンだけど」

「ありがとう」

 ルイーゼはアレクと一緒に毛布にくるまり、柔らかくなった干し肉の入りのスープに黒パンを浸して食事しながら、甲斐甲斐しく動けない自分の世話をしてくれる傍らのアレクの姿を見詰めて考えていた。

(アスカニア大陸に冠たるバレンシュテット帝国)

(その帝国第二皇子が、準貴族である騎士爵家の娘で、メイドでしかない私のために料理して食事を用意してくれた)

(こんなこと、世界の誰にも想像できないだろう)

(・・・私、愛されてる)

(アレクから、愛されているんだ)

 ルイーゼは、アレクが作ってくれた料理を食べ、アレクから愛されている事を実感すると、目に涙が浮かんでくる。

 アレクは、涙ぐむルイーゼを見て心配する。

「ルイーゼ? 大丈夫??」 

 ルイーゼの頬に大粒の涙が数滴零れたが、ルイーゼは笑顔で答える。

「ううん。嬉しいの」

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