冥界の愛

文字の大きさ
上 下
61 / 107

休憩休憩、緊急事態休憩!「おかえり」「ただいま」を少し邪魔します

しおりを挟む
 

 一つ前の話をどうしても突っ込みたくて。追加補足(お邪魔)させてください。

ーーー{前話の冒頭から}ーーー



 目をあけると、凄いイケメンがいた。ただのイケメンじゃなくて物凄いイケメンなんだけど。


ーーー{ちょっと、お邪魔します~}ーーーー

 ハデス様が、イケメンって。

 漆黒色の後ろ髪は肩少し過ぎぐらいで。
 やや長めの前髪の間から覗く目の中の瞳の色は、深い緑?明るい青?まるで感情で瞳の色が変わる様だ。
 スッとした涼しげな目元だが、瞳の力が、この人はただのイケメンでないことを示している。
 顔全体が整ってるから鼻の形がこんなに綺麗なのね。鼻筋がスッと伸びて通ってる。高いんだけど、鼻が高いと感じさせないその形。いったい誰が、この鼻作ったのかしら?もう鼻の穴までカッコいいなんて。
 横に大きめな口。唇はあまり肉厚じゃなくてどっちかと言うと薄めかな。しかも唇の血色はあまり良くない系?あんまり紅くはない感じが、クールに見える。
 何より素敵なのが、その顎ライン❣️あーこれは来るわ。その顎先から耳下迄のラインはもうダメだわ。それ一番反則ラインだから。シャープなだけの顔なら優しい感じの頼りなさが出る時もあるけど、この顔は違うんだな。綺麗な顎ラインはきっと大きめな口元にしっかりとした男性の骨格だな。女性では、この顎先耳下ラインは出ないなぁ。これ本気で好きな系だわ。お願い少しだけでいいから触らせて~。
 形のいい耳は耳たぶ案外柔らかそう。この耳朶をむにゅむにゅしたい。うわ!もしかしてそれ耳たぶの後ろにホクロがあるの?知ってるの?さすがイケメンはホクロの位置まで計算されて生まれてくるのか?あーん。眉も。
 喉仏なんて語らせたらもうダメだ、喋ってる間中 喉仏見てられる。ダメだ、一日中語れる。ダメダメダメダメ。



 ーーー{ウットリ見つめるペルセフォネの続きですね}ーーー


 その物凄くカッコいい人に優しい瞳で見つめられていた。しかも、なんて言うのかな~ その~ まるで愛おしい者を見る様?そんな目で。

 しかも、しかも、抱きしめられている!ビックリしたけど、こんなラッキー自分からやめてしまうには勿体なさすぎる。あまりの安心感、幸福感に包まれて、身動きすることすら出来なかった。



ーーー{はい、お邪魔します}ーーー

それ!膝上に横抱き抱っこですよ!
ただ抱きしめるだけじゃ無いんだから。この美味しいご褒美シチュわかってるのかなあ。
 イケメンの愛おしそうな目を向けられるなんて………。私ならもう死んでも良いわ。いっそこの瞬間に死ねたら本望かも。宇宙に飛び散っても、我が人生に後悔なし!って言えるわい。
 横抱きでペルセフォネの顔を覗き込んでるからパラッと前髪が落ちてきて、、、。その前髪をかき上げてる所見たいなー。おでこも見たいなー

ーーー{はいはい本編続き}ーーー



 でも、あれ?ここどこだろう?

そう思っていると、


 「 おかえり 」

って言われた。


 え? あっ! そうだ。

 私ハデス様に名前をつけてもらって、その後、意識無くしたんだ。
って言うかとんでもないところまで行ってしまった気がする。

 どこか行ってしまって、帰れないと思ったら、ハデス様が私を迎えに来てくれた?うーん、よく思い出せない。最近こればっかりだなぁ。もう嫌になる。
でもなんだかバラバラになった気がするけど、私ちゃんとここにいるな!
 ここ冥界に戻してくれたのはハデス様(の意識)だったわ。


 だから、

 「 ただいま 」

これでいいはず。


 これから 後に何度も繰り返す二人の
『おかえり』『ただいま』 
は、これが1番最初だった。




ーーー{願望、全開ですみません}ーーー
 家に帰ってこんなイケメンから「お帰り」ですか。もうどんなに学校や仕事が
辛くても頑張りますから。
 さっき死んでもいいなんて言ってごめんなさい。嫌です、嘘です、「おかえり」って毎日言われたいです。


ーーーー{本編戻る}ーーーー


 「大丈夫か?」


(気分が悪いとかどこか痛いとか具合悪い所は無いか?)
愛しい眼差しのまま、そう聞かれてる気がする。


 「はい、大丈夫です」

そう答えて、

「あの、ありがとうございました。」
と、やっとお礼が言える。




「いや、帰ってこれてよかった。」





ただ、

 あれ?なんか恥ずかしかった気がする??
 
 うーんと💬何だっけ?何だったかなあ?

それと、まずは、

「あの~ハデス様ですよね?さっきまでカーテンの向こうだったからー」

一応、本物だから確認しとかないと。





 「あぁ」
と視線を逸らして少し耳が赤くなる?????


 もしかして、照れてます?

 うわー!可愛い?って思ってしまった。




ーーー{見た?}ーーー

 うーー 破壊力半端無い!
ちょっと、強面系イケメンの照れ顔をいただきました!あの形のいい耳が赤くなるなんて。
 今日のオークションは 高額商品ばっかりですよ。滅多に出ないよ、こんなお得顔。

 あぁ 生ハデス様 尊いです。ありがとうございました。
 明日から頑張ります。


ーーーーーーーーーーーーーーー

 本日は、大変失礼しました。🙇‍♀️




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語

瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。 長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH! 途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!

忌むべき番

藍田ひびき
恋愛
「メルヴィ・ハハリ。お前との婚姻は無効とし、国外追放に処す。その忌まわしい姿を、二度と俺に見せるな」 メルヴィはザブァヒワ皇国の皇太子ヴァルラムの番だと告げられ、強引に彼の後宮へ入れられた。しかしヴァルラムは他の妃のもとへ通うばかり。さらに、真の番が見つかったからとメルヴィへ追放を言い渡す。 彼は知らなかった。それこそがメルヴィの望みだということを――。 ※ 8/4 誤字修正しました。 ※ なろうにも投稿しています。

ヤンデレお兄様から、逃げられません!

夕立悠理
恋愛
──あなたも、私を愛していなかったくせに。 エルシーは、10歳のとき、木から落ちて前世の記憶を思い出した。どうやら、今世のエルシーは家族に全く愛されていないらしい。 それならそれで、魔法も剣もあるのだし、好きに生きよう。それなのに、エルシーが記憶を取り戻してから、義兄のクロードの様子がおかしい……?  ヤンデレな兄×少しだけ活発な妹

殿下には既に奥様がいらっしゃる様なので私は消える事にします

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のアナスタシアは、毒を盛られて3年間眠り続けていた。そして3年後目を覚ますと、婚約者で王太子のルイスは親友のマルモットと結婚していた。さらに自分を毒殺した犯人は、家族以上に信頼していた、専属メイドのリーナだと聞かされる。 真実を知ったアナスタシアは、深いショックを受ける。追い打ちをかける様に、家族からは役立たずと罵られ、ルイスからは側室として迎える準備をしていると告げられた。 そして輿入れ前日、マルモットから恐ろしい真実を聞かされたアナスタシアは、生きる希望を失い、着の身着のまま屋敷から逃げ出したのだが… 7万文字くらいのお話です。 よろしくお願いいたしますm(__)m

婚約をなかったことにしてみたら…

宵闇 月
恋愛
忘れ物を取りに音楽室に行くと婚約者とその義妹が睦み合ってました。 この婚約をなかったことにしてみましょう。 ※ 更新はかなりゆっくりです。

婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが

マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって? まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ? ※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。 ※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。

処理中です...