冥界の愛

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拡散中  とある神々と人々の目撃談

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 ペルセフォネー(変身!じゃなくて)覚醒!


~ある神Aさんの目撃談~
 
 神々の『覚醒』にも、色々あるけど こんなど派手な覚醒は今どき ないな。

 皆んなに?各界に知らせたいの?名乗って挨拶したいの?
 何よりあれ、戻ってこれんの?

 最近はあんまり名告りの儀式ってしないよ。
 せいぜい「ピカー」っと光って、ぐるっと回って
 「へーんしん!(変身)」
って、ちょっと姿かたちがバージョンアップぐらいじゃないかな?

 いくらなんでも、やり過ぎじゃない?
これで覚醒後、あんまり変わってなかったら期待外れ感、満載なんだけど。カッコ笑だよね。

 覚醒したら、あのお胸ぺったんこを気にしてるコレーが、グラマーなダイナマイトボディになるなんて想像つかない。ボンキュボンになるかなぁ?🤔ならないだろうな。せいぜい、なんか良い感じの強い隠し武器を手に持ってるぐらいじゃない? みんなをメロメロにしてしまう武器?ハハハどこかで聞いた様な武器だなぁ。

 しかも!なんで冥界で覚醒なんてするかなぁ、もう。もう少しで地上に帰るんだよね? せめてこっちで覚醒したら僕も見に行けるのに。変身した姿を1番に、見に行ったのに。
 まぁ昔からそういう所あるよね、コレーって。欲しいって言ってたお菓子持って行ったら食べてたり、隠れんぼしてるのにすごく変な所に隠れてしまって、見つからないどころか結局大ごとになってしまったり。全然読まないKYなところ。

 本当に、どこまで行ったんだか。
 おい!死ぬなよ。いざとなったら無理矢理思い出させて、もうここに天界に縛りつけるからな。

 僕の嫁でもヘルメスの嫁でもどっちでも良いんだから。
 なんだよ。ビックリした気(目)で通り抜けて行っただけで、全然 僕らの事無視してんじゃん。

 ヘルメスも心配して迎えに行ったのに、会えなくて帰ってきたから心配してたんだよ!

 コレー!そろそろこっちに帰っておいでよ。 どこまで行くんだよ?本気でヤバいぞ。飛び散って死んでしまうぞ。おーい!
 「アポロン様、追いかけるのはダメですよ。ハデス様が動くと、この天界もどうなるか未知数です。危険はお避けください。なんならご命令ください。疾風の私ヘルメスが追いますから。」

 



 ~遥か闇の底と言われるタルタロスでの目撃談~

「め、め、目が! アァーー」
「ま、ま、まぶしい~ たすけてくれ~なんだこの強烈な光は!ウォー」
「救済の光では無いのか?我々が許される時では無いのか? 光が通り抜けてゆくー! ウッ!」





~地上界の目撃談~

デーメテール側近のニンフ達は、
「コレー様~此処ですよ。どうかお戻りくださいませ。」

ある農夫は、
「コレー様って、デーメテール様の行方不明の娘様かい? 早くこの土地をこの状況から冬から救ってくだされ」





~関係者の目撃談~

ご親族だとおっしゃるH様は
「おや?あの子こんな派手な覚醒して。まぁ慎みがないのかしらねえ。まぁ母親似なんでしょうね」


ご心痛のお母様は、
「え? コレーなの? 早く帰って来なさーい」


ご心痛のお父様は、
「大変だ!兄さん! あの子を捕まえてください。下手すると地上の人間族は絶滅しますから。天界王の全知全能神として、いや 娘を助ける」



~ハデスの側近達の目撃談~

「おや?覚醒されたか?」
「お嬢さん、確か名前もらいに行ったんだよなぁ?覚醒したって事は真名にしたのか?」
「うわー、絶対この後大変になるよなぁ。しばらく忙しいだろうなぁ」
「あんまり遠くまで追いかけっこしないでね。」
「まぁ、ハデス様があの人を見失うはずがないでしょうから、心配はしておりません。」


「 絶対。私、忘れられてるよね?
 ずっと、この部屋に一緒にいるんだけど。」(目撃談 側近のHさんの証言)




~海洋界のある女性の目撃談~

「あの子…私を、知ったのね」





~お代官と越後屋の目撃談~

「随分と遠くまで行ってるようですが、大丈夫でしょうか?」
「死ぬ事はない。あの者が運命の女を逃すはずがないわ。少し地下の者が騒ぐだろうが、まだまだその時期では無いな。しかし、目を逸らすにはいいチャンスだろう。」
「それにしても凄まじい力ですな。二人揃うとどうなるか?これは薮蛇だったのではないですか?」
「フッ。パンドラの箱は愚かな人間の女が開けるのだ。我らの為にな」




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