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第二部 エリミア編
98 終止符
しおりを挟む「だから、信用できないって言ったわよね?私はあなたに!」
スミはガルクに向かって言った
「スミには最初から信頼されてないんだな。私は・・・」
スミとリッゾルは、勝手に動きだし、隣同士で部屋の隅で停まった
「さて、メンバーは揃った。あとは、ガルクとシュリオンの決着をつければいい」
「あんたの立ち位置は?」
シュリオンはアイリンに言った
「立ち位置?別にないさ。兄弟の大切な時間に介入するつもりはないからね」
ガルクは口笛を吹いた。その瞬間に、アクトはアイリンに襲い掛かり、ガルクはペネットを拾い剣に形を変えた
「アイリン!」
アクトと共にガルクはアイリンに襲い掛かったが、あっけなかった
「勝てるわけないだろ?」
アイリンはそう言い残すとその場にバタンと倒れた。そして、ガルクに憑依をしていた
「アクト!動くな!」
倒れてるアイリンに攻撃しようとしていたアクトをガルクになったアイリンは止めた
「私の体に少しでも触れれば、こいつは殺す!」
アイリンはガルクの体で、剣に形を変えてるペネットを首に当てた
「アクト。ご主人様の命だ。分かるか?」
アクトはアイリンの体から離れ、スミとリッゾルの所に翔んだ
「よろしい。では、シュリオン。こいつを拘束するか」
「殺さないのか?」
「殺す?死んで償うのは許さない!生きたまま罪は償ってもらう。どんな生き地獄がいいかな~」
「アイリン。殺すべきだ!」
シュリオンはムキになってる
「どうして人は冷静を保てないのだろうか?それは、兄としての望みか?」
「いや、世界の王としての望みだ」
「はい、はい、分かりましたよ唯一王。けど、反乱に参加した全員を殺すのは、さすがに労力がいる。それに、エリミア中が死体の臭いで臭くなる。だから、捕まえた捕虜達は生物は生きられるが、全く文明がない、辺境の惑星に飛ばすのはどうだ?」
シュリオンは少し考えた
「いいだろう。そして、犯罪者同士仲良く暮らしてもらおうか」
「ありがとうございます」
「ところでアイリン。さすが、クルトナ家だよな」
「先祖が良かったのでしょう」
シュリオンとガルクのアイリンは笑った。シュリオンは拘束器具をガルクにつけ、ペネットを取り上げた。拘束器具を取り付けられたガルクからアイリンは自分の体に戻った
「リッゾル。スミ。仲間が増えて良かったな」
「アイリン!お願い。助けて!友達でしょ?」
「スミ。見苦しぞ」
アイリンはスミの近くにやって来て、殴った。スミは、それ以上喋らなかったが、体が震えていた
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