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第二部 エリミア編
21 パートナー
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ガルク達四人の結果は、全員飛び級テスト合格してた。ガルクが12教科。シュリオンが10教科。フェーナが14教科。フィオルも14教科を受かっていた
「ギリギリだったー!」
シュリオンは安堵してるが、ガルクとフィオルは焦ってた。フェルムスに入るのに50教科で成績を残すのなんて、今の二人には無理だと自覚していたから
「フェーナ!約束通りにデートな」
「約束だから、仕方ないわね。デートどこに行く?」
「学校からは、俺達四人は長期休みも出れないしな。どうするか~」
「パーティーのパートナーは?」
「それくらいしか、ないよな」
フィオルがガルクをつついた
「僕、パーティー初めてなんですけど」
20年生からパーティーに出れるが、今年から21年生に飛び級してきたフィオルは、去年まで19年生だったので、出れていなかった
「パーティーって、2日間行われるんですよね?」
「そうだけど。上級生メインだよ。僕らくらいの学年は、端にいるだけ」
その時、シュリオンとフェーナが話に介入してきた
「だけど、俺らは特別」
「去年。私達は、真ん中で踊ったわ」
「唯一王と元老院の子供達だから」
フィオルが少し引いた
「勘違いしないでね。私達が望んだことではないわ。上級生達が勝手に譲ったの」
「俺達も踊りたくないのに、踊らせれて困ったんだ」
「しかも、フェーナが二人と踊るの嫌がったから、双子で踊るという醜態」
「だから、今年はフェーナといけてよかった!」
「そうだったんですね。パートナーは誰でもいいんですか?」
「あぁ。去年初めて俺達も出たけど、凄かったよ」
「男女で踊るのが大半。同姓もいる。酷いのだと、記憶と踊ったり。動物もいたな」
「先生達もいたわよ」
「そうだった」
「誰か相手を見つけないと」
フィオルがボソッと言うが、これには双子の反感をかった
「お前には、いくらでもいるだろ!飛び級してきた可愛い弟みたいな雰囲気だし。律儀で優しい女子達からの人気者」
「僕らなんか、女子達から喋りかけてもらうことなんか、ほぼないぞ」
「それに、だいたい敬語。壁を感じる」
「一人、ここに例外いるが」
双子がフェーナを見た
「私?」
「こう見えても、僕ら王子なんだよ」
「もちろん、ご承知よ」
「だから、他の女子達より、フェーナは特別なんだ」
シュリオンとガルクは気づいていないようなので、フィオルが二人に教えた
「二人が王子なのもありますが。恐らく、女子生徒が二人に喋りかけないのは、フェーナのせいだと思います」
「私?」
さっきと同じトーンでいう
「フェーナさんが、その、何て言うか・・・」
「何よ!ちゃんといいなさいよ!」
「それです。ちょっと、というか普通に怖いです。女子達が二人に近づけないのは、フェーナという女帝がいるからだと」
「フィオル」
「何でしょう?」
「馬鹿にしてんの?」
それを見てた、ガルクとシュリオンは笑った
「ギリギリだったー!」
シュリオンは安堵してるが、ガルクとフィオルは焦ってた。フェルムスに入るのに50教科で成績を残すのなんて、今の二人には無理だと自覚していたから
「フェーナ!約束通りにデートな」
「約束だから、仕方ないわね。デートどこに行く?」
「学校からは、俺達四人は長期休みも出れないしな。どうするか~」
「パーティーのパートナーは?」
「それくらいしか、ないよな」
フィオルがガルクをつついた
「僕、パーティー初めてなんですけど」
20年生からパーティーに出れるが、今年から21年生に飛び級してきたフィオルは、去年まで19年生だったので、出れていなかった
「パーティーって、2日間行われるんですよね?」
「そうだけど。上級生メインだよ。僕らくらいの学年は、端にいるだけ」
その時、シュリオンとフェーナが話に介入してきた
「だけど、俺らは特別」
「去年。私達は、真ん中で踊ったわ」
「唯一王と元老院の子供達だから」
フィオルが少し引いた
「勘違いしないでね。私達が望んだことではないわ。上級生達が勝手に譲ったの」
「俺達も踊りたくないのに、踊らせれて困ったんだ」
「しかも、フェーナが二人と踊るの嫌がったから、双子で踊るという醜態」
「だから、今年はフェーナといけてよかった!」
「そうだったんですね。パートナーは誰でもいいんですか?」
「あぁ。去年初めて俺達も出たけど、凄かったよ」
「男女で踊るのが大半。同姓もいる。酷いのだと、記憶と踊ったり。動物もいたな」
「先生達もいたわよ」
「そうだった」
「誰か相手を見つけないと」
フィオルがボソッと言うが、これには双子の反感をかった
「お前には、いくらでもいるだろ!飛び級してきた可愛い弟みたいな雰囲気だし。律儀で優しい女子達からの人気者」
「僕らなんか、女子達から喋りかけてもらうことなんか、ほぼないぞ」
「それに、だいたい敬語。壁を感じる」
「一人、ここに例外いるが」
双子がフェーナを見た
「私?」
「こう見えても、僕ら王子なんだよ」
「もちろん、ご承知よ」
「だから、他の女子達より、フェーナは特別なんだ」
シュリオンとガルクは気づいていないようなので、フィオルが二人に教えた
「二人が王子なのもありますが。恐らく、女子生徒が二人に喋りかけないのは、フェーナのせいだと思います」
「私?」
さっきと同じトーンでいう
「フェーナさんが、その、何て言うか・・・」
「何よ!ちゃんといいなさいよ!」
「それです。ちょっと、というか普通に怖いです。女子達が二人に近づけないのは、フェーナという女帝がいるからだと」
「フィオル」
「何でしょう?」
「馬鹿にしてんの?」
それを見てた、ガルクとシュリオンは笑った
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