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第二部 エリミア編
11 勉強会
しおりを挟む「フィオル。ずっと正座してたの?!」
「何をすればいいか、分からなかった。フ、フェーナ」
呼び捨てがなれてないらしく、いろいろとぎこちない
「じゃあ、勉強しましょう。四人が共通して、専攻してる教科は、能力制御術。移動術訓練。対人戦闘訓練。古代学。生物学ね。生物学と古代学は、筆記が難しいから、それにしましょう」
生物学と古代学に、四人は頭を悩まされていた
「飛び級テストって、難しかった?」
「えぇ。もちろんよ」
「僕も、毎日勉強して、やっと合格しました」
「凄いな!二人とも。ところで、生物学のさ。能力継承についての所、何だっけ?」
シュリオンは、二人に聞いた
「あなた、そこ授業で四回はやったわよ!」
「フ、フェーナさん。落ち着いてください」
フィオルは、フェーナのいつもの調子についていけてない
「ガルクさん」
「俺、シュリオン」
「失礼しました。シュリオンさん。能力継承ですね。それは、4つの分類さえ覚えれば、大丈夫だと思います」
シュリオンは、前のめりになった。その間、ガルクはフェーナと古代学をやっている
「両親どちらかの能力と、まったく同じ能力を継承するのを純能力継承。両親どちらかの能力と、似たような能力を類似能力継承。両親の能力の複合型を混沌能力継承。両親どちらにも属さないのを反能力継承です」
「ムズッ!」
「他にも、継承は数種類ありますが、この4つさえ覚えとけば大丈夫です。世の中、この4つの人が大半なので」
「僕は、純能力継承か。ガルクが類似能力継承。双子でも違うのか」
「いまだに解明されてないらしいですよ」
その時、古代学を勉強していたガルクとフェーナが話に入ってきた
「今、予習で古代の人達が関係を持った惑星について学んでたんだけど、そこの人間は能力持ってる人がいないらしいよ」
「へぇ~。何て星?」
「地球?」
「地球?変な名前」
「文明を与えたって。そこの人々は神として崇めたらしい」
「何で、関係が途切れたの?」
「そこの惑星が、遠いらしい。ただ、エリミアが把握してる星で。知的生物がいるのは、地球だけだって」
「いずれ、行ってみたいですね」
フィオルがそう言った
勉強会が終わり、出された宿題とかもそれなりに進められた。フィオルは、泊まらず。ガルクとシュリオンを残して、帰宅した
「フィオル君って、面白いよね」
「あぁ。将来、一緒に星のために働きたい」
「僕もだ。夢は何だろう?フェルムスかな?」
「フェルムスになりたいなら、50科目で、最高評価の成績をもらわないといけないからな。フィオルでも無理だろ」
「50科目って、時間割り組めなくない?」
「だから、ある授業中に、違う授業を2、3個受けるのよ」
絶対になれないと、ガルクは思った
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