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第二部 エリミア編
2 リンドルズ学校
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シュリオンとガルクの通う学校。リンドルズ学校は、星の中でも、エリートの学校で、卒業すれば将来を約束されている。ただ、進級するテストが難しすぎるため、留年生や中退する人が多い。全50学年あり、飛び級制度もあるが。平均的に卒業するまで、60年はかかる
シュリオンとガルクは、現在21年生で、留年はまだしてない。また、父のガルーダの旧友である元老院の娘。フェーナは、一歳下だが、飛び級で同級生だった
「フェーナ。休みはどうだった?」
「暇してたよ。あなた達は?」
シュリオンの質問に速攻で返したフェーナは、二人に聞いた
「シュリオンが馬鹿やって、ガルクが巻き添えくらってたのね」
二人が答える前に、フェーナは言った
「考えを読まないでくれない?」
「読んでないわよ。シュリオンと違って、能力使ってはいけないこと知ってるもの」
「やっぱ、能力使ってるじゃん!」
フェーナはテヘッとした
リンドルズ学校は、どこの大陸にも属さない孤島にある。だから、各大陸出身の生徒がいる。ここは、変わった学校で、いろいろな事を学べる。能力制御術や猛獣調教の授業。食糧危機のため、農業や漁業。さらには、政治や宇宙について。20年生から自分で専攻して、世の中にある知識のほとんどを学ぶことができる
「フェーナ。専攻どうする?」
ガルク達三人は、100を越える授業の中から、専攻するのを10個以上を選ぶのに必死だった
「エリミア史って何?」
「エリミアの歴史を学ぶんだろ?」
「何年分学ぶのよ。各大陸ごとの歴史の授業もあるのに、わざわざエリミア史専攻する人いるの?」
「先輩達が、授業はつまらないけど、進級テスト楽だって」
「なるほど。数占いは?」
「数字で占いするんだろ。占い興味ある?」
「こう見えても、私は女の子よ。けど、取らないわ。進級テストが占いって何?」
結局。100を越える授業の中から、ちゃんと選んだのは、能力制御術。薬草学。移動術訓練。対人戦闘訓練。リーダー性強化授業。天文学の六個だった。後の四個は、三人が適当にクジで選んだ。結果は、古代学。生物学。猛獣狩猟授業。エリミア史だった
「エリミア史・・・」
「過去から何も学べなかった種族なのに、今さら次の世代が何を学ぶんだろう」
「適当にやりましょう!」
「留年したら、親に軽蔑されそうだな」
「卒業してからの進路を決める大事な時期は、45年生からだから大丈夫よ」
明日から、始まる授業に備えて、全校生徒は、寮で休むことになった
シュリオンとガルクは、現在21年生で、留年はまだしてない。また、父のガルーダの旧友である元老院の娘。フェーナは、一歳下だが、飛び級で同級生だった
「フェーナ。休みはどうだった?」
「暇してたよ。あなた達は?」
シュリオンの質問に速攻で返したフェーナは、二人に聞いた
「シュリオンが馬鹿やって、ガルクが巻き添えくらってたのね」
二人が答える前に、フェーナは言った
「考えを読まないでくれない?」
「読んでないわよ。シュリオンと違って、能力使ってはいけないこと知ってるもの」
「やっぱ、能力使ってるじゃん!」
フェーナはテヘッとした
リンドルズ学校は、どこの大陸にも属さない孤島にある。だから、各大陸出身の生徒がいる。ここは、変わった学校で、いろいろな事を学べる。能力制御術や猛獣調教の授業。食糧危機のため、農業や漁業。さらには、政治や宇宙について。20年生から自分で専攻して、世の中にある知識のほとんどを学ぶことができる
「フェーナ。専攻どうする?」
ガルク達三人は、100を越える授業の中から、専攻するのを10個以上を選ぶのに必死だった
「エリミア史って何?」
「エリミアの歴史を学ぶんだろ?」
「何年分学ぶのよ。各大陸ごとの歴史の授業もあるのに、わざわざエリミア史専攻する人いるの?」
「先輩達が、授業はつまらないけど、進級テスト楽だって」
「なるほど。数占いは?」
「数字で占いするんだろ。占い興味ある?」
「こう見えても、私は女の子よ。けど、取らないわ。進級テストが占いって何?」
結局。100を越える授業の中から、ちゃんと選んだのは、能力制御術。薬草学。移動術訓練。対人戦闘訓練。リーダー性強化授業。天文学の六個だった。後の四個は、三人が適当にクジで選んだ。結果は、古代学。生物学。猛獣狩猟授業。エリミア史だった
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「適当にやりましょう!」
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