幼馴染みに殺される！？

百一話 捨てるプライド

　最高の夫を演じることが重要なんだ。プライドは捨てろ！

「奥さん。優しくていいな～」

「僕も結婚するなら、奥さんみたいな人がいいです！」

　妻の価値を上げただけになってしまった

「社長には、もったいないですね」

　男性社員だけじゃなく、女性社員まで、妻に好感を持ってしまった。普通の夫なら、喜ばしい事なのだろうが、嫉妬心しかない。その後の、バーベキューの内容は、もはや覚えていない



　疲れた体で車を運転しながら、家に戻ってきた

「ただいま」

　疲れすぎたので、ゆっくりと休もうと、夕方過ぎくらいからリビングのソファで就寝していた。しかし、寝始めて、少し経ったら携帯電話の着信音で起きることになってしまった

「うるさいな～。誰だよ！」

　表示を見たら、花恋さんだった