幼馴染みに殺される！？

三十話 深夜帰宅は怒らせるだけ

　結局、本来の目的である女の子達に慰めてもらうことはできなかった。だが、最高級のシャンパンを奢ってもらえた。しかし、お義父さんと飲んでいたため、緊迫感から味なんか分からなかった



　家に着いたのは、深夜の二時でした。家に入ると、リビングの方から、うっすら明かりがもれていた

「あいつ。起きてるのか？」
　
　リビングに入ると、ロウソクがたくさん並べられていた

「何の儀式だよ！」

　しかし、ダイニングテーブルの上に置いてあったものが、怖かった。僕の顔写真が貼られている藁人形が、串刺しにされていた

「ヤバい」

「お帰りなさい」

　背後から急に声をかけられた。怖すぎて、チビりそう。後ろを振り向くと、妻が着物姿で包丁を手に立っていた

「こんな時間まで何してたの？」

「朝、言っただろ。クラブ行くって」

「女の子達に可愛がられて、楽しかったでしょうね」

　妻は、包丁をダイニングテーブルに突き刺した