ソフトテニスを辞めた俺をちびっ子先輩がほっといてくれない

 何不自由なく生きてきた大学四年生の進藤彰は、胸にポッカリと穴が開いた感覚を抱えていた。
 彰は高校二年生の時に好きだった人を失い、それによって虚無感に襲われていたのだ。
 そんな彰の前に幻想的な雰囲気を纏う不思議な少女が現れた。

 少女は彰に問う。

『時を戻せると言ったら、お主はいったい何をする?』

 不思議な少女との出会いで過去に戻った彰。
 戸惑いを胸に抱えながらも、彼は好きだった人を助けるためにもう一度人生をやり直す事にした。

 ――後に彰は知る。
 どうして自分の前に不思議な少女が現れ、自分は過去に戻る事が出来たのかを。
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