怪談短歌

牧田紗矢乃

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047、崖の先

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 崖の先 あなたは私に 呟いた
「ちょっと背中を 押しておくれよ」


 
 背中を押す(物理)お話ですね。
 比較的使いやすいダブルミーニングだと思うので創作のネタにしたことがある方もいるんじゃないかな?

 この話では背中を押してほしいと言われた人物がその後どんな行動を取ったのかについて言及していませんが、怖いのは迷ったり引き留めようとする素振りもなく背中を押してしまうパターンですよね。
 崖の上でそんなことをしたらどうなるのかくらい誰にでも想像がつきそうですし……。
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