怪談短歌

牧田紗矢乃

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003、あし音の……

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 あし音の 迫り来たるを 知りつつも
 為す術もなく ひとり震える



「足音」と「悪し音」で掛けてみました。

 短歌上級者の方々はこういうことを軽々とやっているイメージなので私も……! と挑戦してみましたが実際にやってみるとすごく難しいですね。
 なかなか強引に掛けてしまったせいで「悪し音」ってなんだよ! ってセルフつっこみが止まりません。

 ポルターガイスト的な音でしょうか。
 それともすすり泣きのようなものでしょうか。

 もっと自然に掛け言葉を混ぜ込めるように修業を積まねば。
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