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第2章 仮想世界閉じ込め

ショートカットin100層

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三層に向かう階段を見つけて上がる俺とミコト

「台助さんは現実では何してるんですか?」

「俺、俺は高校生だよ」

「高校生ですか、今私高校一年なんです」

「おっ年も近いね俺は三年生今年で卒業かな」

「じゃ二人の時は台助先輩って呼びますね」

巫女鳥が微笑む

「やめてそれだけはまじではずいから」

「へへ冗談ですよ先輩」

「うぁぁあ」

(尊すぎる可愛いずきる何なんだこの生物は)

「行きますよ先輩」

「うっ技といってるだろ」

そんな茶番もありながら三層に到着した俺ら二人

「ここが三層かなんだか少し寒いな」

ミコトがバックをごそごそしてコートを出した。

「はいどうぞ」

「ありがとう」

もらったコートを着て前へと進む

五分ほど歩くと三本の分かれ道に当たった。

「どうします右、左、それとも真ん中ですか?」

「ここは右にしよう」

「はい(えぇぇ嘘でしょう危険すぎるよ~)」

ちなみに左はお花畑、真ん中は普通の道、右はもう存在を表すのが危険なくらいもうやばい

右に進む

道は難所が続き、毒、底なし沼、おばけなど盛り沢山だった。

すると

「ぐあぅ」

「ちびファングだけど」

ステータス

ちびファング(暴走)

レベル56

攻撃 130

「やばい攻撃力が異常に高い」

「ここは私が」

「ミコト大丈夫なの?」

「台助さんは規格外過ぎますが一応、私コロシアムのランカーだったんですよ」

「えっ初耳」

「言ってませんからね」

ミコトはランカーでかなり上位の方だった。

「見せますよ私の技」

ミコトは鞘から赤い桜の模様が付いた美しい刀身を持つ刀を出した。

「無双天満流 覇王閃」

雷と赤い桜の如く素早い一閃が走り首をもぎ取る。

(カチャ)

ミコトは鞘に刀を納める。

「すっすごいよミコト」

「そんなこと無いです家族がやってる流派なだけなので」

「現実であんなの出んの」

「いえそれはこのゲームだけでしか威力は上がりません元々真剣ですし」

「そうなの」

このゲームにはインターネットに接続していて全ての文献、伝説、神話が繋がっていて作られるクエストなんかもある。

そのなかで現実の流派の技も使える

例えばミコトの無双天満流がその一つだ。

「俺も流派入ってるんだけどね」

「台助さんも何の流派ですか?」

「紫王雷同流何だけど」

「紫王雷同流?聞いたこと無いですね」

「うちのひいじいさんが作った流派なんだけど」

「小さい時祖父に叩き込まれたんだよね」

「そうなんですか私にもその流派教えてください」

「いいけどきついよ、あと俺もそっちの流派教えて欲しいいいか」

「いいですよ二つの流派を混ぜるのもいいですね」
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