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第1章 能力覚醒編
第1話 いつもの日々と壊れゆく日常
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俺は黒木 相真、1週間前に中学校卒業したばかりの普通の15歳。
父親は10年以上前に殉職しており、母親は職場近くに住んでいるので、実質今は1人暮らしだ。
まぁそんなことはさて置き、俺は今日珍しく買い物に出かけている。
何故ほとんど外に出ることのない俺がこんな朝から買い物なんて言っているかというとーー
「ちょっと!聞いてるの相真!」
「ハイ、聞いてます」
「ハハ、そう怒るなよ結梨」
この2人に半ば強制的に連れてこられたって感じだ。
「幼馴染との約束を忘れるんじゃないわよ」
明らかに不満げな表情を浮かべて怒る少女は星那 結梨、小学校からの付き合いのいわゆる幼馴染ってやつだ。サバサバした性格だが、周りを引っ張っていくタイプでもあり昔から学級委員長をよくやっていた。黒髪のショートカットでかなりの美少女でスタイルもいい為、中学時代はかなりモテていた。
(まぁ本人は恋愛にはほとんど興味無いらしいが)
「まあまあ結梨許してやれって。無理やり誘ったのは私達だろ」
苦笑しながら結梨を宥めているもう1人の少女が夕霧 朱音、結梨程では無いが付き合いもかなり長い。ボーイッシュでノリが良く男女両方に人気があるタイプだ。茶髪のロングヘアで結梨同様かなりの美少女だ。
(ていうか無理やり連れて来た自覚はあったんだな)
「お前らは何で俺を誘ったんだ?女友達と行けば良かったんじゃ無いのか?」
「だってあんたと高校一緒だし」
「それにこの3人でいるのが一番楽だしな」
「ふーん」
(まぁ確かに付き合い長いしな、結局俺も楽しいからいいんだが)
そんな特に意味の無い会話をしながら俺達は買い物に向かう。
この2人とくだらない会話で笑い合う、そんな日常がずっと続くとこの時の俺はそう思っていた。
「あー疲れた」
高校準備の為バックや制服を買いに行ったのだが、結構な時間歩いたので普段ほとんど外に出ない身としてはかなり疲れた。
「引きこもりには流石にしんどい」
「疲れたって大した距離じゃないでしょ。てかこういう時だけ引きこもりだって認めてるんじゃないわよ」
結梨が呆れた様な表情で言って来る。そんな事言われても実際疲れたんだからしょうがない。
「相真君は本当に体力無いな~、運動神経は結構良いのに」
余裕そうな表顔して小馬鹿にして来るのがにくたらしいが、実際のことだからな何も言えない、ぐぬぬ。
「腹減ったし飯でも食い行かないか?」
「そうね、そろそろお昼食べたいわ」
「あ、じゃあ私うどん食べたい」
「美味いうどん屋知ってるのか?」
「フフ、うどんマスター朱音様に任せなさい」
うどんマスターって・・・・・・そういえば朱音はうどんが大好物だったな。
「じゃあ朱音、そのお店に案内してくれる?」
「オッケー任せろ」
「飯も食ったしそろそろ帰らないか」
あの後朱音に案内されたうどん屋に行き、昼食を済まして今に至る。
「そうね、買いたい物は買ったしそろそろ帰るとしますか」
「帰ってゲームでもしようかなね」
「あんた引きこもってばっかいないで、たまには外でなさいよ」
「嫌々、俺全然引きこもってなんかいませんしー」
「ちょっと前に引きこもりだって言ってなかったか?」
「ハハハ、チョットヨクワカラナイナー」
そんな風にだべっていたその時ーー
「キャーーー!」
何処からか聞こえて来た女性の悲鳴、休日の昼間だと言うのに何故悲鳴が?その答えは瞬時に理解出来た。
道の真ん中に立っている黒いフードを被った男性、その男の手にはサバイバルナイフが握られていた。
父親は10年以上前に殉職しており、母親は職場近くに住んでいるので、実質今は1人暮らしだ。
まぁそんなことはさて置き、俺は今日珍しく買い物に出かけている。
何故ほとんど外に出ることのない俺がこんな朝から買い物なんて言っているかというとーー
「ちょっと!聞いてるの相真!」
「ハイ、聞いてます」
「ハハ、そう怒るなよ結梨」
この2人に半ば強制的に連れてこられたって感じだ。
「幼馴染との約束を忘れるんじゃないわよ」
明らかに不満げな表情を浮かべて怒る少女は星那 結梨、小学校からの付き合いのいわゆる幼馴染ってやつだ。サバサバした性格だが、周りを引っ張っていくタイプでもあり昔から学級委員長をよくやっていた。黒髪のショートカットでかなりの美少女でスタイルもいい為、中学時代はかなりモテていた。
(まぁ本人は恋愛にはほとんど興味無いらしいが)
「まあまあ結梨許してやれって。無理やり誘ったのは私達だろ」
苦笑しながら結梨を宥めているもう1人の少女が夕霧 朱音、結梨程では無いが付き合いもかなり長い。ボーイッシュでノリが良く男女両方に人気があるタイプだ。茶髪のロングヘアで結梨同様かなりの美少女だ。
(ていうか無理やり連れて来た自覚はあったんだな)
「お前らは何で俺を誘ったんだ?女友達と行けば良かったんじゃ無いのか?」
「だってあんたと高校一緒だし」
「それにこの3人でいるのが一番楽だしな」
「ふーん」
(まぁ確かに付き合い長いしな、結局俺も楽しいからいいんだが)
そんな特に意味の無い会話をしながら俺達は買い物に向かう。
この2人とくだらない会話で笑い合う、そんな日常がずっと続くとこの時の俺はそう思っていた。
「あー疲れた」
高校準備の為バックや制服を買いに行ったのだが、結構な時間歩いたので普段ほとんど外に出ない身としてはかなり疲れた。
「引きこもりには流石にしんどい」
「疲れたって大した距離じゃないでしょ。てかこういう時だけ引きこもりだって認めてるんじゃないわよ」
結梨が呆れた様な表情で言って来る。そんな事言われても実際疲れたんだからしょうがない。
「相真君は本当に体力無いな~、運動神経は結構良いのに」
余裕そうな表顔して小馬鹿にして来るのがにくたらしいが、実際のことだからな何も言えない、ぐぬぬ。
「腹減ったし飯でも食い行かないか?」
「そうね、そろそろお昼食べたいわ」
「あ、じゃあ私うどん食べたい」
「美味いうどん屋知ってるのか?」
「フフ、うどんマスター朱音様に任せなさい」
うどんマスターって・・・・・・そういえば朱音はうどんが大好物だったな。
「じゃあ朱音、そのお店に案内してくれる?」
「オッケー任せろ」
「飯も食ったしそろそろ帰らないか」
あの後朱音に案内されたうどん屋に行き、昼食を済まして今に至る。
「そうね、買いたい物は買ったしそろそろ帰るとしますか」
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「あんた引きこもってばっかいないで、たまには外でなさいよ」
「嫌々、俺全然引きこもってなんかいませんしー」
「ちょっと前に引きこもりだって言ってなかったか?」
「ハハハ、チョットヨクワカラナイナー」
そんな風にだべっていたその時ーー
「キャーーー!」
何処からか聞こえて来た女性の悲鳴、休日の昼間だと言うのに何故悲鳴が?その答えは瞬時に理解出来た。
道の真ん中に立っている黒いフードを被った男性、その男の手にはサバイバルナイフが握られていた。
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