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女の子は、かぞくに 気づかれないように、そーっと家をぬけ出しました。
光がおちた森の方へ、そろりそろり歩いていきます。
「あ!何か光ってる!」
うすぐらーい道のとちゅうにひとつ、ポッカリとアカりがついていました。
そこには1本の、大人が口につけるクレヨンがありました。
「こんばんは、おじょうさん」なんと!クレヨンが女の子に話しかけてきました。
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