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婚約解消
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*茉理*
「レ、、レオン? ……ウハハッ、めずらしいね。レオンが冗談なんて言うの。…あちち」
運ばれて来たカプチーノを慌てて飲み込み、舌をやけどしそうになる。
レオンが私と結婚なんて、どう考えても正気じゃないでしょ。こんな病院のカフェで脅かさないでよね。
だけど、真顔のままのレオンを見て笑顔が引きつる。
「茉理ノコトハズット妹ノヨウニ思ッテイマシタ」
真剣な眼差しのレオンにおびえる。
「茉理だってそうだよ。レオンのことはずっとお兄さんって、、」
レオン、、一体どうしちゃったの?
「去年ゲオルク氏ガ茉理ニ求婚スルト知リ、私ハヒドク動揺シマシタ。ソノ時ニ気ヅイタノデス。ズット茉理ヲ愛シテイタコトニ」
いつも沈着冷静なレオンから、熱いまなざしを向けられ動揺する。
「う、嘘よ! じゃあ、なぜ私とゲオルクを結婚させようとしたの? あんなに嫌がってる私を追い詰めてまで」
それが愛する人に対して出来ることなの?
「……アノ時ハ会社ガ優先デシタ。他ノ企業ニ買収サレル寸前ダッタノデス。ドウシテモ茉理ニハ協力サセル必要ガアリマシタ」
「じゃあ、ワイン工場はもう大丈夫なの? マンシュタイングループの助けはいらないの?」
レオンが私と結婚なんてしたら、ゲオルクからどんな報復を受けるかわからないじゃない。
「マンシュタイングループノ支援ハ必要デスガ、トリアエズ峠ハ越エタマシタ。ソレニ、ゲオルク氏ハ茉理ニ興味ガ無クナッタヨウデス。婚約ハ破棄サレルデショウ」
「ええっ! 本当に⁉︎ ヤッター!! 私の名演技が効いたのね」
あの程度の演技で、こんなに早く悪夢から解放されるなんて夢みたい。
結局、ゲオルクは私のことなど本気で愛していたわけじゃない。いじめて楽しむことが目的だったのよ。
「演技ハマダ終ワッテマセンヨ。コレカラガ大事デス」
「これから?」
レオンは一体なにを企んでいるの?
「絶対ニ結婚スルト粘ルノデス。結婚シテクレナキャ死ヌクライノ大騒ギヲシナクテハイケマセン」
「そ、そんなこと言ってゲオルクがまたその気になったらどうするのよっ! 」
私に興味がなくなったのなら、それで十分じゃない。あんな顔二度と見たくないし、関わりたくもない。
「ゲオルク氏カラ慰謝料ヲ取ラナクテモイイノデスカ? アノ医師ニ一億円ヲ返サナケレバイケナイノデショウ?」
そうか、、そうだった。
「慰謝料なんて取れるかしら? エンゲージリングとマンションをおねだりしてみたの。でも、買ってくれるかどうかわからないわ」
結婚する気がなくなったなら、指輪もマンションも買ってくれるわけがない」
「慰謝料ヲ取ルホウガ確実ト思イマス。デスガ、裁判デハ勝チ目ハアリマセンネ」
「どうして? 一方的に婚約を解消されても、茉理はなにも貰えないの? ひどくない?」
そうよ、散々わたしを苦しめておいて。
「先ニ裏切ッタノハ茉理ノホウデス。妊娠シタカラアノ医師ト結婚スルト嘘ヲツイタデショウ。彼ニハ優秀ナ弁護士ガツイテマス」
「だってママの一存で無理やり婚約させられたのよ。反抗するのが当たり前でしょ」
私はママの借金のカタにされたのだ。
「トニカク裁判デハ勝チ目ハアリマセン」
レオンは表情一つ変えずに淡々と話す。
「じゃあ、どうするの? やっぱり、慰謝料は無理なの?」
無事に別れられるなら慰謝料なんて無くてもいいけど、先生には一億円を返さないと。
「世論ニ訴エルシカ無イト思イマス。SNSヤメディアヲ利用シテ、ゲオルク氏ヲ告発スノデス」
「告発って? 」
そんなこと簡単に出来るはずない。
「茉理ノツィッターノフォロワー数ハ?」
「え? 私の? 3200人くらいはいるよ。凄いでしょ」
ちょっと自慢げにドヤ顔で微笑んだけれど。
「ソレデハ話ニナリマセンネ。マタアトデ考エマショウ。モウ戻ラナイトイケマセン」
レオンはそう言うと、コーヒーの伝票をつかんで立ち上がった。
なにもかも中途半端な話だったけれど、仕方なく立ち上がり、レオンの後について行った。
さっきのプロポーズの話って、なんだったの?
ゲオルクは本当にもう、私と結婚する気は無くなったんだろうか?
半信半疑な気持ちでジュエリーのカタログを手に、ゲオルクの部屋を訪れた。
「ゲオルクさん、具合はどう? 気分は良くなった?」
退院すると言っていただけあって、ゲオルクはスーツケースに物をつめていた。
「具合ハヨクナッタノデ、ソロソロ仕事ニ取リ掛カリマス。茉理ハ病ミ上ガリダカラ、ユックリシテイナサイ」
「 ゲオルクさんがいなくなるなら、茉理も退院する。あのね、さっき話してたエンゲージリングなんだけど、茉理これがいいな。ゲオルクさん、買ってくれる?」
ゲオルクのそばに行き、ハリー・ウインストンのカタログを開いた。
ゲオルクはカタログには目もくれず、冷たく言い放つ。
「茉理、婚約ハ解消シマス。君モソノホウガ嬉シイデショ。自由ニシテアゲマス」
やはり、レオンの言っていたことは本当だった。こんな人に好かれて嬉しいわけはないけれど、冷たくあしらわれると、それはそれで腹立たしい。
どこまでも人をバカにしてるわ。
「どうしたの?急に。茉理のことが嫌いになったの?」
「君ハマダ若イ。結婚ハ焦ラナクテモイイデショウ」
なにがまだ若いよ!
私の気持ちを無視して、焦って結婚しようとしていたのはあなたじゃない!!
「そんなの困るわ。私たちの婚約はもうみんなに知られているのよ。大富豪の奥様になれるなんて凄いねって茉理、お友達から羨ましがられていたんだから」
私とゲオルクの婚約は、日本で知ってる人はほとんどいないけれど、ドイツではかなり有名な話だ。
「君ハ僕ノコトヲ嫌ッテイタデショウ。愛ノナイ結婚ハ上手クイキマセン。婚約ハ解消デス」
なにが愛のない結婚よ!
そんなもの初めからなかったじゃない。それなのに無理やり結婚しようとしていたくせに。
「ひどい! そんなのあんまりよ! こんなみじめな捨てられ方ってないじゃない。私は人生をメチャクチャにされた。うわぁーん!!」
レオンに言われたとおり、特別室のソファに突っ伏して、大袈裟に泣き叫んだ。
「一体ドウシタト言ウノデス? 君ハ僕トノ結婚カラ逃ゲテイタジャナイデスカ」
「気が変わったって言ったでしょう。ああ、恥ずかしくてお友達にも合わせる顔がないわ。もう死んだほうがマシよ! 結婚してくれないなら茉理は死ぬから!」
「僕ハ純粋無垢ナ茉理ガ好キダッタノデス。今ノ君ハ贅沢ニ目ガクランダ打算的ナ女デス」
少しの同情も見せずにゲオルクは、泣きじゃくったフリをしている私を、冷たい視線で見下ろしていた。
「エンゲージリングが欲しいって言っただけじゃない。それがそんなに打算的なことなの? 」
ゆやれる
「マンションノ購入モデス。金ガ目当テノ女ニハ、ウンザリダ」
過去の苦い経験でも思い出したのか、吐き捨てるようにゲオルクはつぶやいた。
これで婚約解消は決定的だ。
問題はこれからだわ。
「無理やり婚約解消するなら慰謝料をもらいます! 一億円支払ってください!」
「イイデスヨ。ソノ代ワリ、君ノ母上ニ貸シタ三億円ヲ支払ッテモライマス」
「……… 」
勝ち誇ったようにゲオルクは言った。
やっぱり、慰謝料なんて無理だわ。
「レ、、レオン? ……ウハハッ、めずらしいね。レオンが冗談なんて言うの。…あちち」
運ばれて来たカプチーノを慌てて飲み込み、舌をやけどしそうになる。
レオンが私と結婚なんて、どう考えても正気じゃないでしょ。こんな病院のカフェで脅かさないでよね。
だけど、真顔のままのレオンを見て笑顔が引きつる。
「茉理ノコトハズット妹ノヨウニ思ッテイマシタ」
真剣な眼差しのレオンにおびえる。
「茉理だってそうだよ。レオンのことはずっとお兄さんって、、」
レオン、、一体どうしちゃったの?
「去年ゲオルク氏ガ茉理ニ求婚スルト知リ、私ハヒドク動揺シマシタ。ソノ時ニ気ヅイタノデス。ズット茉理ヲ愛シテイタコトニ」
いつも沈着冷静なレオンから、熱いまなざしを向けられ動揺する。
「う、嘘よ! じゃあ、なぜ私とゲオルクを結婚させようとしたの? あんなに嫌がってる私を追い詰めてまで」
それが愛する人に対して出来ることなの?
「……アノ時ハ会社ガ優先デシタ。他ノ企業ニ買収サレル寸前ダッタノデス。ドウシテモ茉理ニハ協力サセル必要ガアリマシタ」
「じゃあ、ワイン工場はもう大丈夫なの? マンシュタイングループの助けはいらないの?」
レオンが私と結婚なんてしたら、ゲオルクからどんな報復を受けるかわからないじゃない。
「マンシュタイングループノ支援ハ必要デスガ、トリアエズ峠ハ越エタマシタ。ソレニ、ゲオルク氏ハ茉理ニ興味ガ無クナッタヨウデス。婚約ハ破棄サレルデショウ」
「ええっ! 本当に⁉︎ ヤッター!! 私の名演技が効いたのね」
あの程度の演技で、こんなに早く悪夢から解放されるなんて夢みたい。
結局、ゲオルクは私のことなど本気で愛していたわけじゃない。いじめて楽しむことが目的だったのよ。
「演技ハマダ終ワッテマセンヨ。コレカラガ大事デス」
「これから?」
レオンは一体なにを企んでいるの?
「絶対ニ結婚スルト粘ルノデス。結婚シテクレナキャ死ヌクライノ大騒ギヲシナクテハイケマセン」
「そ、そんなこと言ってゲオルクがまたその気になったらどうするのよっ! 」
私に興味がなくなったのなら、それで十分じゃない。あんな顔二度と見たくないし、関わりたくもない。
「ゲオルク氏カラ慰謝料ヲ取ラナクテモイイノデスカ? アノ医師ニ一億円ヲ返サナケレバイケナイノデショウ?」
そうか、、そうだった。
「慰謝料なんて取れるかしら? エンゲージリングとマンションをおねだりしてみたの。でも、買ってくれるかどうかわからないわ」
結婚する気がなくなったなら、指輪もマンションも買ってくれるわけがない」
「慰謝料ヲ取ルホウガ確実ト思イマス。デスガ、裁判デハ勝チ目ハアリマセンネ」
「どうして? 一方的に婚約を解消されても、茉理はなにも貰えないの? ひどくない?」
そうよ、散々わたしを苦しめておいて。
「先ニ裏切ッタノハ茉理ノホウデス。妊娠シタカラアノ医師ト結婚スルト嘘ヲツイタデショウ。彼ニハ優秀ナ弁護士ガツイテマス」
「だってママの一存で無理やり婚約させられたのよ。反抗するのが当たり前でしょ」
私はママの借金のカタにされたのだ。
「トニカク裁判デハ勝チ目ハアリマセン」
レオンは表情一つ変えずに淡々と話す。
「じゃあ、どうするの? やっぱり、慰謝料は無理なの?」
無事に別れられるなら慰謝料なんて無くてもいいけど、先生には一億円を返さないと。
「世論ニ訴エルシカ無イト思イマス。SNSヤメディアヲ利用シテ、ゲオルク氏ヲ告発スノデス」
「告発って? 」
そんなこと簡単に出来るはずない。
「茉理ノツィッターノフォロワー数ハ?」
「え? 私の? 3200人くらいはいるよ。凄いでしょ」
ちょっと自慢げにドヤ顔で微笑んだけれど。
「ソレデハ話ニナリマセンネ。マタアトデ考エマショウ。モウ戻ラナイトイケマセン」
レオンはそう言うと、コーヒーの伝票をつかんで立ち上がった。
なにもかも中途半端な話だったけれど、仕方なく立ち上がり、レオンの後について行った。
さっきのプロポーズの話って、なんだったの?
ゲオルクは本当にもう、私と結婚する気は無くなったんだろうか?
半信半疑な気持ちでジュエリーのカタログを手に、ゲオルクの部屋を訪れた。
「ゲオルクさん、具合はどう? 気分は良くなった?」
退院すると言っていただけあって、ゲオルクはスーツケースに物をつめていた。
「具合ハヨクナッタノデ、ソロソロ仕事ニ取リ掛カリマス。茉理ハ病ミ上ガリダカラ、ユックリシテイナサイ」
「 ゲオルクさんがいなくなるなら、茉理も退院する。あのね、さっき話してたエンゲージリングなんだけど、茉理これがいいな。ゲオルクさん、買ってくれる?」
ゲオルクのそばに行き、ハリー・ウインストンのカタログを開いた。
ゲオルクはカタログには目もくれず、冷たく言い放つ。
「茉理、婚約ハ解消シマス。君モソノホウガ嬉シイデショ。自由ニシテアゲマス」
やはり、レオンの言っていたことは本当だった。こんな人に好かれて嬉しいわけはないけれど、冷たくあしらわれると、それはそれで腹立たしい。
どこまでも人をバカにしてるわ。
「どうしたの?急に。茉理のことが嫌いになったの?」
「君ハマダ若イ。結婚ハ焦ラナクテモイイデショウ」
なにがまだ若いよ!
私の気持ちを無視して、焦って結婚しようとしていたのはあなたじゃない!!
「そんなの困るわ。私たちの婚約はもうみんなに知られているのよ。大富豪の奥様になれるなんて凄いねって茉理、お友達から羨ましがられていたんだから」
私とゲオルクの婚約は、日本で知ってる人はほとんどいないけれど、ドイツではかなり有名な話だ。
「君ハ僕ノコトヲ嫌ッテイタデショウ。愛ノナイ結婚ハ上手クイキマセン。婚約ハ解消デス」
なにが愛のない結婚よ!
そんなもの初めからなかったじゃない。それなのに無理やり結婚しようとしていたくせに。
「ひどい! そんなのあんまりよ! こんなみじめな捨てられ方ってないじゃない。私は人生をメチャクチャにされた。うわぁーん!!」
レオンに言われたとおり、特別室のソファに突っ伏して、大袈裟に泣き叫んだ。
「一体ドウシタト言ウノデス? 君ハ僕トノ結婚カラ逃ゲテイタジャナイデスカ」
「気が変わったって言ったでしょう。ああ、恥ずかしくてお友達にも合わせる顔がないわ。もう死んだほうがマシよ! 結婚してくれないなら茉理は死ぬから!」
「僕ハ純粋無垢ナ茉理ガ好キダッタノデス。今ノ君ハ贅沢ニ目ガクランダ打算的ナ女デス」
少しの同情も見せずにゲオルクは、泣きじゃくったフリをしている私を、冷たい視線で見下ろしていた。
「エンゲージリングが欲しいって言っただけじゃない。それがそんなに打算的なことなの? 」
ゆやれる
「マンションノ購入モデス。金ガ目当テノ女ニハ、ウンザリダ」
過去の苦い経験でも思い出したのか、吐き捨てるようにゲオルクはつぶやいた。
これで婚約解消は決定的だ。
問題はこれからだわ。
「無理やり婚約解消するなら慰謝料をもらいます! 一億円支払ってください!」
「イイデスヨ。ソノ代ワリ、君ノ母上ニ貸シタ三億円ヲ支払ッテモライマス」
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