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二人のクリスマス
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遼介
12月20日
クリスマスはホテルのレストランで食事でもしたかったけれど、すでに遅すぎて予約が取れなかった。
有紀に謝ると、「いいよ、レストランなんて。ケーキ買ってアパートで食べよう。その方が楽しいし」
と言ってくれた。
俺もそう思うけれど、本当にそれで良かったのかな。
ボーナスだけでは足りなくて、定期預金を解約してエンゲージリングを買った。
気に入ってくれるだろうか?
まさか、断られないよな。
だけど、すぐに結婚はしてくれないかもしれない。
できればすぐにでもしたいけれど、有紀はまだ若いからな。
たった一ヶ月でこんな気持ちになるなんて自分でも信じられないけれど、今では有紀とはこうなることが当たり前のような気もしている。
いつも一緒にいるということが、あまりにも自然で。
有紀
12月24日
クリスマスイブの今日、お天気は晴れ。
前日に降り積もった雪で、外はきれいに雪化粧されていた。
日勤の日だったので、佐野さんに病院まで迎えに来てもらった。
途中、ケーキとフライドチキン、サラダやお寿司などを買った。
昨日は祝日で佐野さんはお休みだったし、私も代休だったから、アパートの部屋を少しだけクリスマスらしく二人で飾りつけした。
百均で買ったものばかりだけれど、それなりにクリスマスっぽくなった。
厚紙でできたピカピカの三角帽を買おうとしたら
「俺はそんなもん被らないぞ」と言われた。
佐野さんなら似合って可愛いのに。
一緒に三角帽を被って写真を撮りたかったな、残念。
仕方なく帽子はあきらめて、クラッカーを取ってカゴに入れた。
小さなテーブルに買って来たお料理を並べた。
全部は並べられなくて、先に食べるものだけを置いた。
佐野さんにタクシーで帰るから好きなの飲んでいいよと言ったけれど、送りたいからと言って全部ノンアルコールの飲み物にしてくれた。
スパークリングのグレープジュースで乾杯した。
「メリークリスマス!」
ふたりでクラッカーを鳴らす。
余していても仕方がないので、五個入りのクラッカーを全部鳴らしたら、部屋が火薬の匂いでいっぱいになった。
「キリストってすごいね。世界中の人からお誕生日おめでとう!ってお祝いされてるんだもん」
まず、大好きなフライドチキンをつまんだ。
「そうだな、そういえばそんな偉人は他にはいないよな。さすが救い主って言われるだけあるな。サラダから食べた方が痩せるんじゃないのか?」
そう言いながら佐野さんもフライドチキンを食べはじめた。
「ねぇ、キリストって、どうして十字架に架けられちゃったの?」
ふと浮かんだ疑問を投げかけた。
「知らないよ、そんなの。興味あんのかよ?」
「別にないけど。なんとなくどうしてかなって思って。今度、谷さんに会った時に聞いてみよう。あっ、・・・ごめん」
佐野さんの顔が引きつった。
不穏な空気の中でふたり無言でチキンを食べる。
どうしよう、怒らせちゃったかな。
息苦しいほどの静けさに包まれた。
ーーーまさしくサイレントナイト。
「あっ、忘れてた。BGMがないじゃん」
慌ててダウンロードしていたクリスマスソングを流す。
ワム!の ” ラストクリスマス ”が流れ出した。
佐野さんはまだ、不機嫌な顔をしていた。
痛くプライドを傷つけてしまったのかもしれない。
どうしてあんなこと言っちゃったんだろ。自分の軽率さを悔やむ。
沈黙が息苦しいけれど無理にはしゃぐのも気にさわるだろうと思い、黙りこむ。
ジャクソン5の ” サンタがママにキスをした ” が流れた。
「この曲、大好き。マイケルってやっぱり天才だよね~ 子供のときからこんなに歌が上手だったなんてね」
佐野さんの顔を恐る恐るのぞき見た。
さっきのように怒っているようには見えないけれど、悲しそうに見えて、その方が辛くて胸が痛くなる。
せっかくの二人ではじめてのクリスマスイブなのに。
「あ、そうだ。ケーキも食べないといけないんだよ。あまり食べすぎると入らなくなっちゃう」
チキンの入った箱をよけ、冷蔵庫からケーキの箱を取り出して置いた。
佐野さんもいつまでも不機嫌でいるのも大人気ないと思ったのか、自分で箱からケーキを取り出した。
「そういえばライターとかマッチってあったかな?」
ケーキのロウソクを取り出した佐野さんが、立ち上がってキッチンの引き出しを探した。
「あれ? ないな、困ったな」
「ガスコンロの火を使ったら?」
「そうか、頭がいいな」
「フフッ、生活の知恵があるって言って」
ロウソクを佐野さんに渡した。
佐野さんがガスコンロから火を灯したローソクを、消えないようにゆっくりとケーキに挿した。
「あちっ! 」
垂れて流れたロウが指についたらしい。
「うははっ、大丈夫?」
小さなケーキの五本のローソクに火を灯す。
佐野さんが部屋の電気を消してラグに座っている私のとなりに座った。
「なんか、すごーく幸せ」
ローソクの灯りを見つめながら、佐野さんの肩に頭を傾けた。佐野さんが私の肩に手をまわして優しく見つめた。
「有紀・・・」
今度は慌てることなく静かに目を閉じた。
佐野さんの唇がかるく触れてはなれた。
「有紀、これ」
佐野さんがポケットからリボンのついた小さな箱を差し出した。
「あ、クリスマスプレゼント? ありがとう! いま開けてもいい?」
「・・・うん」
「うわー、これってもしかしてジュエリー? なんかドキドキする。私のプレゼントって、ずっと食べ物ばっかりだったんだもん」
リボンをほどいて、ケースをあけた。
ロウソクの灯りに照らされてダイヤが虹色に煌めいた。
「えっ、これって?」
どう見てもカジュアルな指輪には見えなかった。
「有紀、結婚してくれないかな? ずっとそばにいて欲しい。俺、本当に有紀が好きだ。おまえでよかったって思ってる」
「佐野さん・・・」
こんな嬉しいこと言ってもらえるなんて思ってもみなくて涙が込みあげる。
「すぐにじゃなくてもいいよ、俺はすぐしたいけど有紀に合わせるから」
「本当に私でいいの? 私、・・・彩矢のかわりになれる?」
「俺、有紀がいいんだ。有紀じゃないとダメなんだ。おまえのいない人生なんてもう考えられないよ」
感動で胸がいっぱいになる。
「……… 」
幸せすぎて涙がとまらない。
彩矢の半分も愛されてるなんて思ってなかったのに。
佐野さんが指輪を取って指にはめてくれる。
小さくて入らなかったらどうしょうと思いながらも意外とスンナリと入り、サイズはぴったりだった。
佐野さんがそっと抱きしめてくれた。
暖かな胸に顔をうずめる。
なんて甘い香り。
甘くて、本当に甘くて、、こげ……焦げ臭い?、、えっ!
「あーーーっ、ケーキ焦げてる!」
小さなロウソクが燃え尽きて、ケーキのクリームが溶けていた。佐野さんが慌てて息を吹きかけて火を消した。
「うは、あははははははーっ」
涙をふきながら笑いころげた。
「あーあ、これってもう食べられないよな?」
佐野さんが部屋の電気をつけて、クリームが溶けたケーキを持ちあげた。
「冷蔵庫に入れておこうよ。あとで食べられるかもよ。そうだ、私からもプレゼントがあるよ」
部屋の隅に置いていた大きな紙袋を渡した。
佐野さんがギフトボックスを開けて中からセーターを取りだした。
ギョッとした顔で真っ赤なセーターを見つめている。
「可愛いでしょ~ メンズノンノのモデルが着ていたのと同じセーターなの。佐野さんに似合うと思って」
「ちょっと派手すぎだろ。俺、着れないよ、こんなの」
「これくらい派手な方が似合うよ。いつも地味すぎなんだもん」
「悪いけど無理だな」
すげなく断るとセーターを箱に戻し、フタを閉めた。
「ひどい! じゃあ、これだっていらない!」
指輪の入ったケースを佐野さんに押しつけた。
「有紀、ごめん。わかったよ、着るよ、着るから」
返された指輪のケースを持って、オロオロと困り果てた顔をしている。
「本当? じゃあ、返して指輪。うははっ」
佐野さんの手から指輪を奪い取った。
「騙したな。もう絶対に許さないからな!」
ラグの上にねじ伏せられた。
「わーっ! きゃあー!」
12月20日
クリスマスはホテルのレストランで食事でもしたかったけれど、すでに遅すぎて予約が取れなかった。
有紀に謝ると、「いいよ、レストランなんて。ケーキ買ってアパートで食べよう。その方が楽しいし」
と言ってくれた。
俺もそう思うけれど、本当にそれで良かったのかな。
ボーナスだけでは足りなくて、定期預金を解約してエンゲージリングを買った。
気に入ってくれるだろうか?
まさか、断られないよな。
だけど、すぐに結婚はしてくれないかもしれない。
できればすぐにでもしたいけれど、有紀はまだ若いからな。
たった一ヶ月でこんな気持ちになるなんて自分でも信じられないけれど、今では有紀とはこうなることが当たり前のような気もしている。
いつも一緒にいるということが、あまりにも自然で。
有紀
12月24日
クリスマスイブの今日、お天気は晴れ。
前日に降り積もった雪で、外はきれいに雪化粧されていた。
日勤の日だったので、佐野さんに病院まで迎えに来てもらった。
途中、ケーキとフライドチキン、サラダやお寿司などを買った。
昨日は祝日で佐野さんはお休みだったし、私も代休だったから、アパートの部屋を少しだけクリスマスらしく二人で飾りつけした。
百均で買ったものばかりだけれど、それなりにクリスマスっぽくなった。
厚紙でできたピカピカの三角帽を買おうとしたら
「俺はそんなもん被らないぞ」と言われた。
佐野さんなら似合って可愛いのに。
一緒に三角帽を被って写真を撮りたかったな、残念。
仕方なく帽子はあきらめて、クラッカーを取ってカゴに入れた。
小さなテーブルに買って来たお料理を並べた。
全部は並べられなくて、先に食べるものだけを置いた。
佐野さんにタクシーで帰るから好きなの飲んでいいよと言ったけれど、送りたいからと言って全部ノンアルコールの飲み物にしてくれた。
スパークリングのグレープジュースで乾杯した。
「メリークリスマス!」
ふたりでクラッカーを鳴らす。
余していても仕方がないので、五個入りのクラッカーを全部鳴らしたら、部屋が火薬の匂いでいっぱいになった。
「キリストってすごいね。世界中の人からお誕生日おめでとう!ってお祝いされてるんだもん」
まず、大好きなフライドチキンをつまんだ。
「そうだな、そういえばそんな偉人は他にはいないよな。さすが救い主って言われるだけあるな。サラダから食べた方が痩せるんじゃないのか?」
そう言いながら佐野さんもフライドチキンを食べはじめた。
「ねぇ、キリストって、どうして十字架に架けられちゃったの?」
ふと浮かんだ疑問を投げかけた。
「知らないよ、そんなの。興味あんのかよ?」
「別にないけど。なんとなくどうしてかなって思って。今度、谷さんに会った時に聞いてみよう。あっ、・・・ごめん」
佐野さんの顔が引きつった。
不穏な空気の中でふたり無言でチキンを食べる。
どうしよう、怒らせちゃったかな。
息苦しいほどの静けさに包まれた。
ーーーまさしくサイレントナイト。
「あっ、忘れてた。BGMがないじゃん」
慌ててダウンロードしていたクリスマスソングを流す。
ワム!の ” ラストクリスマス ”が流れ出した。
佐野さんはまだ、不機嫌な顔をしていた。
痛くプライドを傷つけてしまったのかもしれない。
どうしてあんなこと言っちゃったんだろ。自分の軽率さを悔やむ。
沈黙が息苦しいけれど無理にはしゃぐのも気にさわるだろうと思い、黙りこむ。
ジャクソン5の ” サンタがママにキスをした ” が流れた。
「この曲、大好き。マイケルってやっぱり天才だよね~ 子供のときからこんなに歌が上手だったなんてね」
佐野さんの顔を恐る恐るのぞき見た。
さっきのように怒っているようには見えないけれど、悲しそうに見えて、その方が辛くて胸が痛くなる。
せっかくの二人ではじめてのクリスマスイブなのに。
「あ、そうだ。ケーキも食べないといけないんだよ。あまり食べすぎると入らなくなっちゃう」
チキンの入った箱をよけ、冷蔵庫からケーキの箱を取り出して置いた。
佐野さんもいつまでも不機嫌でいるのも大人気ないと思ったのか、自分で箱からケーキを取り出した。
「そういえばライターとかマッチってあったかな?」
ケーキのロウソクを取り出した佐野さんが、立ち上がってキッチンの引き出しを探した。
「あれ? ないな、困ったな」
「ガスコンロの火を使ったら?」
「そうか、頭がいいな」
「フフッ、生活の知恵があるって言って」
ロウソクを佐野さんに渡した。
佐野さんがガスコンロから火を灯したローソクを、消えないようにゆっくりとケーキに挿した。
「あちっ! 」
垂れて流れたロウが指についたらしい。
「うははっ、大丈夫?」
小さなケーキの五本のローソクに火を灯す。
佐野さんが部屋の電気を消してラグに座っている私のとなりに座った。
「なんか、すごーく幸せ」
ローソクの灯りを見つめながら、佐野さんの肩に頭を傾けた。佐野さんが私の肩に手をまわして優しく見つめた。
「有紀・・・」
今度は慌てることなく静かに目を閉じた。
佐野さんの唇がかるく触れてはなれた。
「有紀、これ」
佐野さんがポケットからリボンのついた小さな箱を差し出した。
「あ、クリスマスプレゼント? ありがとう! いま開けてもいい?」
「・・・うん」
「うわー、これってもしかしてジュエリー? なんかドキドキする。私のプレゼントって、ずっと食べ物ばっかりだったんだもん」
リボンをほどいて、ケースをあけた。
ロウソクの灯りに照らされてダイヤが虹色に煌めいた。
「えっ、これって?」
どう見てもカジュアルな指輪には見えなかった。
「有紀、結婚してくれないかな? ずっとそばにいて欲しい。俺、本当に有紀が好きだ。おまえでよかったって思ってる」
「佐野さん・・・」
こんな嬉しいこと言ってもらえるなんて思ってもみなくて涙が込みあげる。
「すぐにじゃなくてもいいよ、俺はすぐしたいけど有紀に合わせるから」
「本当に私でいいの? 私、・・・彩矢のかわりになれる?」
「俺、有紀がいいんだ。有紀じゃないとダメなんだ。おまえのいない人生なんてもう考えられないよ」
感動で胸がいっぱいになる。
「……… 」
幸せすぎて涙がとまらない。
彩矢の半分も愛されてるなんて思ってなかったのに。
佐野さんが指輪を取って指にはめてくれる。
小さくて入らなかったらどうしょうと思いながらも意外とスンナリと入り、サイズはぴったりだった。
佐野さんがそっと抱きしめてくれた。
暖かな胸に顔をうずめる。
なんて甘い香り。
甘くて、本当に甘くて、、こげ……焦げ臭い?、、えっ!
「あーーーっ、ケーキ焦げてる!」
小さなロウソクが燃え尽きて、ケーキのクリームが溶けていた。佐野さんが慌てて息を吹きかけて火を消した。
「うは、あははははははーっ」
涙をふきながら笑いころげた。
「あーあ、これってもう食べられないよな?」
佐野さんが部屋の電気をつけて、クリームが溶けたケーキを持ちあげた。
「冷蔵庫に入れておこうよ。あとで食べられるかもよ。そうだ、私からもプレゼントがあるよ」
部屋の隅に置いていた大きな紙袋を渡した。
佐野さんがギフトボックスを開けて中からセーターを取りだした。
ギョッとした顔で真っ赤なセーターを見つめている。
「可愛いでしょ~ メンズノンノのモデルが着ていたのと同じセーターなの。佐野さんに似合うと思って」
「ちょっと派手すぎだろ。俺、着れないよ、こんなの」
「これくらい派手な方が似合うよ。いつも地味すぎなんだもん」
「悪いけど無理だな」
すげなく断るとセーターを箱に戻し、フタを閉めた。
「ひどい! じゃあ、これだっていらない!」
指輪の入ったケースを佐野さんに押しつけた。
「有紀、ごめん。わかったよ、着るよ、着るから」
返された指輪のケースを持って、オロオロと困り果てた顔をしている。
「本当? じゃあ、返して指輪。うははっ」
佐野さんの手から指輪を奪い取った。
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